人事労務

年末調整はもう終わりましたか?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

2021年に入ってもう半月以上

経ちました。

 

これくらいの時期になると、

多くの経営者が焦り始めるのが、

「年末調整」です。

 

「年末調整」は、社員の立場だと

給料のときに還付金をもらうだけ

というイメージが強いと思います。

 

ですが、経営者の立場だと、

 

・書類を集めて税金を計算

・還付金(または追加徴収)を支払う

・税務署に届出

・市役所に届出

 

という手続きが必要になります。

 

これが結構面倒なのですよね…。

 

この年末調整業務を自社で行う

経営者の方もいれば、外注して

いる経営者の方もいると思います。

 

で、そういう”外注しない経営者

の方”からよく聞く意見の一つが、

「値段が高すぎる」ということです。

 

年末調整の料金の相場は、

大体「1人あたり3,000円」

といった感じです。

 

こういった金額を提示すると、

経費感覚の鋭い経営者の方は、

以下のようなことを考えます。

 

「え?社員ならわかるけど、

あのアルバイトの人も3,000円

かかるの?

ただ源泉徴収票の紙をぺらっと

出すだけなのに?」

 

で…結果的に、”割りに合わない

投資”だと判断して、自分で年末

調整業務を行うことを選択する

わけです。

 

その気持ちはめちゃくちゃ

わかります。

 

ですが、ここで一つ着眼点を

変えてみてください。

 

着眼点は、

「労力」ではなく

「認知資源」です。

 

たしかに、アルバイト1人の

年末調整をするために3,000円

を払うのは、労力的に釣り合わ

ないかもしれません。

 

ですが、そのお金を節約する

ことで”払うことになる代償”

もあります。

 

それは、

「いつまでにこれをやって、

いつまでにこの資料を作って、

いつまでに郵送して…」

というような複数のタスクが

残ってしまい、数ヶ月以上に

わたって、脳の認知資源を

消耗され続けることになる

ということです。

(年末調整業務は、11月〜1月

くらいまでの長期に渡って対応

する業務なので最悪です^^;)

 

経営者は毎日いくつもの決断を

しなければなりません。

 

そして、その決断できる数は、

脳の認知資源によって制限される

と言われています。

 

であれば、

経営者にとって重要なのは、

「労力を減らす」ではなく、

「認知資源の消耗を減らす」

ということだといえます。

 

こう考えると、

「年末調整」というタスクから

解放されるために、1人3,000円

の投資をすることは決して高く

ないと思います。

 

桐生は、知識向上や法改正の

キャッチアップのために、

自社の年末調整や源泉税の納付、

会計の記帳といったあらゆる

実務を自分で行うことにして

います。

 

ですが、あなたがそういう

目的を持っていないのであれば、

お金を節約するために抱えている

タスクはサッサと手放すことを

オススメします。

 

自社を伸ばす分野に、

全力で脳の認知資源を

活用できるように、、、

 

今年は自社の外注方法を

見直してみてはいかが

でしょうか^^

 

桐生 将人

 

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