マネジメント

「自由にさせてあげる」ことが 大切な人を不幸にする

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

先日、カフェで仕事をしていた

ときの話です。

 

お母さんと3歳くらいの子供が

2人でレジに並んでいました。

 

優しそうなお母さんが子供に

「どれを食べる?」と聞いて、

子供が「これ!」と指をさしました。

 

指の先にあったのは、

栄養満点のサラダ…

なんてことはなく、

チョコがたっぷりの

ドーナッツでした。

 

で、『さすがにこれは

お母さんが止めるかな?』

と思ったのですが、

そのまま購入して、

子供は大人サイズの

チョコドーナッツを

1人で平らげていました。

 

この姿を見て、

桐生の頭の中でバババッっと

思考実験がスタートして

しまいました。

 

それはこんな話です。

 

もし、このお母さんが

これからも子供に食べるものを

自由に選択させていたらどうなる

だろう?

 

きっと、子供は毎回砂糖たっぷりの

ドーナッツや不健康な食事を選択して

しまうだろうな。

 

そうしたら、子供はブクブク

太っていって、若年の糖尿病に

なってしまうかもしれない。

 

それで、脚を切断するとか

そんなことになってしまった

としたら、お母さんはどう思う

のだろうか…。

 

「子供に選ばせてあげる」

ということは、本当に子供への

優しさなのだろうか…?

 

こんなことを考えていたら

ある結論に行き着きました。

 

それは、

「自由を与えるという行為は

大切な人を不幸にする」

ということです。

 

今回の話で重要なのは、

この”言葉の意味”です。

 

「自由を与える」というのは、

「そもそもその権利が相手側

にはない」ということです。

 

もし、自由に選ぶ権利を

自分で持っているのなら、

誰かに与えてもらう必要は

ないからです。

 

つまり、

「自由を与える」ということは、

「自由の権利がない相手に

自由の権利をあげる」

という行為だということです。

 

では、なぜ、自由の権利を

持っていないのかというと、

それは責任をとることが

できないからです。

 

自由と責任はトレードオフです。

 

たとえば、会社のルールに従わずに

遅刻や無断欠勤をしていれば、

懲戒になったり、クビになったり

することになるでしょう。

 

ですが、懲戒やクビになって

職がなくなるという責任を負えば

そういう自由は得られるとも

言えます。

 

もう少しポジティブな例で言えば、

独立することで、自分の生活や

人生の大部分の責任を負えば、

自分の好きな時間働いて、

好きなものを買えるという

時間的自由と経済的自由の両方を

手に入れることができるかもしれません。

 

ですが、子供はそういう存在では

ありません。

 

自分では多くの責任を負うことが

できない存在です。

 

つまり、「子供に選ばせてあげる」

という行為は、まさに自由の権利が

ない人に自由の権利を与えてあげる

行為だといえます。

 

では、なぜ、これが問題なのか?

 

それは、自由の権利を持っていない

人の多くは、正しい選択をできる

準備ができていないからです。

 

たとえば、子供でいえば、

脳の発達は、最初は原始的かつ

感覚的な脳が発達していきます。

 

その後に論理的な脳がだんだんと

発達していって、20歳くらいで

完成すると言われています。

 

ということは、冒頭で出てきた

3歳くらいの子供については、

選択を求められたとしても

ほとんど感覚的で原始的な脳に

よって判断をすることになる

わけです。

 

その脳が選択してしまえば、

栄養がどうのこうのとか

長期的な目線とかではなく、

「今一瞬でも幸せになれる

甘くて美味しそうなもの」

を選ぶに決まっていますよね。

 

では、毎回子供がそれを選んで

ブクブク太って不健康になって

いったとします。

 

その責任はどこにあるのか?

 

それは

「自由を委ねた親」とも

言えますし、

「自由な選択をした子供」とも

言えるかもしれません。

 

子供はチョコドーナッツを

食べまくった結果として、

「糖尿病になって脚を切断する」

という責任を負うことになるかも

しれません。

 

ですが、いくら子供自身が

責任を引き受けたとしても、

親にとってはどうでしょう?

 

きっと、

「子供のことを考えて

自由を与えてあげたのに

なんでこんなことに…」

なんてことを思いますよね。

 

つまり、親が自由にさせて

あげたことで子供も不幸になり、

親も不幸になったということです。

 

で、子育てには詳しくないので

これくらいにしたいのですが…

 

なんでこんな話をしたかというと、

「上司と部下の関係」についても

同じだと思ったからです。

 

つまり、親が子供に自由を

与えたことで双方が不幸に

なってしまったように、

上司が部下に自由を与える

行為も双方を不幸にするの

ではないかということです。

 

上司が部下に裁量を与える

ということがありますよね。

 

特に勢いのある経営者は、

「どんどん部下に裁量を与える」

ということをやっているかも

しれません。

 

まぁ、部下といっても、

大体が20歳以上の大人である

ことが多いと思いますので、

子供とは違って、論理的な脳は

できあがっているでしょう。

 

なので、一見すると、

部下に自由を与えたとしても

論理的に考えられるはずだと

思いますよね。

 

ですが、なぜか、

部下に大きな裁量を与えると、

自分の思っていたこととは

ズレたことをしてしまったり、

業務レベルが低下してしまう…

なんてことが起きます。

 

えぇ。桐生がまさにこれを

何度も経験しています…^^;

 

なぜ、こうなってしまうのかと

考えていたのですが、、、

 

その理由は、結局のところ、

生物学的な脳ではなく、

「ビジネス」の世界における

マインドが発展途上だから

なのかもしれません。

 

特に経営者から見れば、

若い部下のビジネスマインドは

発展途上であるケースが多い

でしょう。

 

そんな相手に対して、

「自分の自由にやっていいよ」

「好きなようにやっていいよ」

と言ってしまうのは、

親が子供に自由を与えている

のと同じだということです。

 

「俺が責任を負うからやってみろ」

という言葉は一見すると、男気が

あるように見えます。

 

ですが、結局、いくら責任を

上司が負ってくれたとしても、

それでは相手を不幸にする結果に

行き着いてしまうかもしれません。

 

とはいえ、まったく裁量を

与えられないのも困りますよね。

 

そこで重要なのは、裁量(自由)

を与えるタイミングです。

 

これは桐生の仮説になりますが、

多くの経営者(桐生も)が裁量を

与えてもうまくいかないのは、

責任を負うという”覚悟”や口約束

のもとに、実際に負える責任以上

の自由を”先に”与えてしまうから

かもしれません。

 

本当に責任が負えるかも

わからないのに、

「まずはチャレンジしてみて」

というやつです。

 

なぜ、これが問題になるかというと、

そもそも責任を負ったこともないので

正しい判断ができないのに、その判断

を委ねてしまっているからです。

 

これでは子供に自由を与える行為と一緒です。

 

ちなみに、特に、経営者が

これをやってしまいがちです。

 

それもそのはずで、

“自分がそうだったから”

です。

 

経営者はできるかどうかも

わからないけれど、責任を負う

覚悟をして起業しています。

 

そして、社員を雇用している

ということは、それで一定の

成功をしているわけです。

 

だから、社員に対しても、

自分の成功体験をもとにして

「先に自由を与える」という

ことをしてしまうのです。

 

ですが、もし、子供と同じように

しっかりと向き合って育てるので

あれば、この方法は避けたほうが

良いかもしれません。

 

では、どうするかというと、

責任を負うことが”実際にできる”

ようになるまでは、徹底して

自由を与えないということです。

 

そして、責任を負えるように

なったという結果をもとに、

その範囲で自由を与えていく

ということです。

 

と、、、

偉そうなことを言っていますが、

桐生自身、そんなことがまったく

できていません…。

 

だから今回のブログは

「仮説」や「かもしれません」

なんて言葉が多いわけです^^;

 

桐生自身は、ずっとマネジメントに

苦手意識があったので、基本的に

「放任主義」でした。

 

たからこそ、今回のブログは

「もっとしっかりと向き合って

いかないといけない」

と反省しながら書いていました。

 

まずは、桐生自身が自社の中に

今回の考えや仮説を取り入れながら

マネジメントを実践していきます。

 

また、その実践結果等もシェア

していきますのでお楽しみに^^

 

桐生 将人

 

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

★資格起業ラボ 第3期★

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

資格起業ラボ 第3期が

スタートしました!

第1期はわずか3カ月の

募集としましたが、

すでに成果をあげている

ラボメンバーがどんどん

出てきています^^

 

・入会後1カ月で過去最高額の

顧問料を達成

・入会後1カ月で顧問契約3件獲得

・独立してすぐに月5万円の

顧問契約を獲得

・100万円のコンサル契約獲得

 

あなたも資格起業で

まずは年1000万円を稼いで

経済的自由と時間的自由の

両方を手に入れませんか?

 

↓今すぐチェックしてください↓

※最新の情報はメルマガで配信しています。

登録は下記からお願いいたします。

▼今すぐクリック▼