※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
同じことを学んでも
成長する人と成長しない人が
います。
そもそも同じ学校で学んで、
同じ職場にいたとしても、
成果に差が出るのはなぜか。
その違いを生む理由の1つは
「物事の捉え方が違うから」です。
ということで、今回は、
学んでも成長しない人
の物事の捉え方と、
成長できる人の物事の捉え方を
お伝えします。
早速、一緒に考えていきましょう。
AさんとBさんは、非常に流行って
いるレストランで食事をすること
になりました。
シェフの知り合いからの
紹介ということもあって、
オーナーシェフが直々に担当を
してくれることになりました。
Aさんはこの日をとても楽しみに
していました。
それは、Aさんが自分のレストラン
を開くことを志していたからです。
そして、当日になって、
Aさんはシェフから料理を学ぼうと
必死に目の前で作られる料理に
集中しました。
ですが、時間が経つにつれて、
Aさんの顔はだんだんと曇って
いきました。
それは、このシェフの技術は
それほど大したこともなく、
味も一流とはいえないレベル
だと思ったからでした。
そして、Aさんは途中から、
料理を見ることをやめて
しまいました。
Bさんはそもそも料理とはまったく
無関係のビジネスに携わっていて、
料理をすることにもまったく興味が
ありませんでした。
なので、オーナーシェフが説明する
料理の名前や種類ぐらいは学んで
いくか…という程度で考えていました。
さて、この話を聞いて、
どう思いましたか？
結論から言えば、
このAさんとBさんはどちらも
「学んでも成長しない人の特徴」
を持っています。
では、どこに問題があったのか？
順々にお話していきますね。
そもそも学んでも成長しない人は、
「学びを得られていない」か
「学びが浅い」のです。
今回の話では、内容は違えど、
AさんもBさんも「料理」を学ぼう
としていました。
Aさんは料理の作り方的な部分、
Bさんは料理の知識的な部分です。
ここで、共通するのは、
AさんもBさんも
「このシェフは料理人であり、
学べることは料理だけである」
と捉えているということです。
ですが、この「料理人」を
もう少し抽象的に捉えてみた
とします。
たとえば、「料理人」という
ところからもう少し抽象的に
捉えると「経営者」とも捉える
ことができます。
そして、「経営者」と捉えると
色んな学ぶ要素が見えてきます。
たとえば、
・どのようにマーケティング
しているのだろうか？
・常連客への対応はどうか？
・新規客への対応はどうか？
・どのように料理の説明をするか？
・予約時の対応はどうか？
・リピートのための戦略は？
・従業員の数はどう考えているか？
・アルバイトの教育はどうか？
といったことです。
つまり、物事を抽象的に捉えることで、
一見すると無関係なことからも、
あらゆる学びを得られるようになる
ということです。
今回の事例で、Aさんは、
料理だけに着目した結果、
学びをストップして
しまいました。
ですが、「経営者」として
捉えていれば、
技術が低くても流行っている
お店の秘密が見えてきたかも
しれません。
そして、Bさんも、
業種が違うだけで自分の
ビジネスへの学びとは
切り離して考えてしまい
ました。
ですが、「経営者」として
捉えていれば、マネジメント、
マニュアル化、マーケティング
といったあらゆる学びを得られた
かもしれません。
つまり、
「学んでも成長できない人の特徴」
というのは、
「物事を具体的にしか捉えない人」
ということです。
成長する人は、物事を抽象化して
捉えます。
そして、自分を共通する次元に
持っていくことで多くの学びを
得るのです。
そもそも抽象化していけば、
相手が人であれば「人」という
次元で共通しますからね。
「何からでも学びを得る、
貪欲に多くの学びを得る」
そういうことができる人間が
成長できるのです。
桐生 将人
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