MENSAの思考

現代にこそ蔓延する「暴力」

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

最近は、学校でちょっと

先生が小突いただけで

「体罰だ」と言われる

時代になりました。

 

なので、

「現代は暴力が蔓延している」

という言葉を聞くと、

すごく違和感を感じる

と思います。

 

ですが、実際に、

ここ10年~20年の間に、

“ある暴力”が増え続けて

いるかもしれません。

 

こんな話があります。

 

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<以下、意訳・引用>

 

・サイバーボールという

オンライン上のフリスビーで、

被験者を含め顔写真が表示

された3人が画面上で円盤を

投げ合う

 

・じつは被験者以外の2人は

コンピューターのアバターで、

2、3分みんなでゲームしたあと

被験者を締め出すよう※に

プログラムされていた

※2人だけでフリスビーを投げ合う

 

・仲間外れにされた被験者は

疎外感や無力感、気分の落ち込み

を覚え、生きる意味さえ薄れるなど、

さまざまな悪影響が観察された

 

・この影響は被験者のパーソナリティ

に左右されず、自分をのけ者にした

メンバーに親近感を覚えているか

どうかにも関係がなかった

 

・このときの被験者の脳画像を撮影

すると、「肉体的な苦痛」によって

活性化する部分が活発になっている

ことが確認された

 

―意訳・引用(p178)『スピリチュアルズ 「わたし」の謎 』 著:橘玲、出版:幻冬舎 (2021/6/23)

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ここからわかるのは、

人は「仲間外れ」にされると

「殴られたり蹴られたり

するのと同じ痛みを味わう」

ということです。

 

つまり、脳からすると、

「仲間外れ」とは「暴力」

に等しいということですね。

 

さらに重要なのは、

「仲間外れ」というものが、

「親しい間柄の中だけの話

ではない」ということです。

 

実験の中にもあったように、

人の脳は、名前も知らない

短時間フリスビーをしただけ

の緩い関係の相手に対しても、

「仲間外れ」の反応をして

しまいました。

 

これらのことから、

「現代に暴力が蔓延している」

可能性が見えてきます。

 

なんとなく実感があるかも

しれませんが、今の時代は

人の繋がりが緩くなっています。

 

実際に、アメリカのある調査では

1985年から20年で親友の数が平均

して2/3に減少し、親友がゼロ人と

答えた人の割合は8%から23%に

なったそうです。

 

緩い関係が多くなったということは、

その分、急にある集団から「仲間外れ」

になる機会が増えたとも考えられます。

 

要は、今の世の中は、

「多くの人が日常的に人間関係で

ボコボコに殴られるようになった」

ということですね。

 

では、そんな世紀末のような

世界をどのように生き抜けば

良いか?

 

それについては長くなって

しまったのでまた後日^^

 

桐生 将人

 

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