MENSAの思考

モノだからこそ生まれる価値とは?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日、落合陽一氏の動画を

なんとなく見ていたのですが…

 

桐生が最近考えていることを

さらに深めてくれる内容を

話していたので、今回はその

話題を取り上げます。

 

動画の中で、落合陽一氏は

以下のようなことを話して

いました。

 

///////////////////////

質量のあるものは壊れる

質量のないものは忘れる

///////////////////////

 

これがそのまま桐生が

思っていることではないの

ですが、考えていることは

かなり近いと思います。

 

最近、桐生が興味のある

価値観といえば「熟成」

という価値観です。

 

具体的には、モノは”熟成”

により新たな価値が生まれて

いくという考え方です。

 

で、落合陽一氏の今回の話で

その価値をさらに確信すること

になりました。

 

なぜなら、

モノは質量があるからこそ

“朽ちていける”のであり、

モノだからこそ”熟成”の

価値を享受できると考えた

からです。

 

昔は映画データ等もDVDやVHS

といったモノによって保存を

されていました。

 

ですが、今やクラウドデータ等

によって非物質化しています。

 

その結果、”朽ちていく”という

ことがほぼなくなったわけです。

(逆に、データのような

質量のないものは、モノと

違って壊れることはないが、

どこにいったかを忘れられて

しまうと落合陽一氏は指摘

しています)

 

では、今の時代において、

“朽ちていける”ものとは

何かというと、、、

 

物質であるモノしかない

ということです。

 

逆に言えば、モノにとって

“朽ちていける”ということは

特有の価値であり、

ピカピカの状態で保ち続ける

ということは、モノの特権を

手放しているとも言えます。

 

もちろんモノを大切にすること

は悪いことではありません。

 

ですが、大切にしすぎて

使わないのであれば、

モノ特有の価値を享受する

ことはできないってこと

ですね。

 

今回のブログを書いている

ときに思い出したのですが、

桐生が最初に”朽ちていける”

という価値観に触れたのは

大学生の頃でした。

 

当時、桐生は服が大好き

だったのですが、

その中でも特に好きだった

ブランドの1つに

「Rick Owens」という

ブランドがありました。

 

そのブランドのデザイナーは、

すごく繊細な生地の服を作る

のですが、、、

 

こんなことを言っていました。

(当時の記憶では…)

 

「自分の服はクリーニング

とかに出して大切に着るの

ではなく、ガンガン着まくって、

洗濯機とかで洗ったりして、

穴が空いたり、破れたりして、

朽ちていくのが美しいのだ」

 

…そんなことを言われても、

当時は大学生ですから、

数万円する服に対してとても

じゃないですが、そんな扱いを

することはできませんでしたね^^;

(というより、そもそも簡単に

買える値段ではなかったです…)

 

ですが、最近になって、

モノの「熟成」という価値を

考えるようになってからは、

ようやくこのデザイナーの

言っていたことが理解できる

ようになってきた気がします。

 

「Rick Owens」は、そこそこ

歴史の長いブランドですが、

当初からこのモノ特有の価値

に気付いていたとすれば

すごい先見の明ですよね。

(だからこそ、LVMHのような

大きなグループに属すること

なく独立系を貫けているのかも

しれません)

 

あなたはモノの有限性や朽ちる

価値に目を向けていますか?

 

「新しいもの好き」の人は

モノ特有の価値を手放して

しまっているかもしれませんよ^^

 

桐生 将人

参考:YouTube『スペシャル対談】落合陽一×森山未來』(チャンネル名:アート専門番組【MEET YOUR ART】、2021年07月31日公開)

 

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