マーケティング

顧問ソムリエの悩み

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

桐生にはワインのことを

任せている顧問ソムリエが

います。

 

少人数のワイン会を一緒に

開催したりもしています。

(近いうちにメルマガで案内

するかもしれません…^^)

 

で、そのソムリエの方は、

ブルゴーニュの白ワインに

特化しているので、まさに

桐生にピッタリな提案をして

くれるのですが…

 

最近、その方からある悩み

相談を受けました。

 

それは、自分のラインナップ

にシャンパンを加えるかどうか

ということです。

 

経緯としては、ワイン会をした

ときにシャンパンを用意してみた

ところ、「まずはシャンパンを

飲みたい」という意見が多かった

からというものでした。

 

白ワイン一本に絞っているのが

強みだったわけですが、、、

 

まぁ、シャンパンは一応フランス

のシャンパーニュ地方だし、

色も白いし(謎)ということで、

シャンパンもラインナップに

組み込もうか悩んだわけです。

 

で、色々とアドバイスした結果、

結論としてはどうしたかというと…

 

「やっぱりシャンパンは入れない」

という選択になりました。

 

もちろん、今すぐ顧客の要望に

応えるならシャンパンをラインナップ

に入れた方が良いかもしれません。

 

そして、その方が一時的には

売上が増えるかもしれません。

 

ですが、その代償として、

「白ワイン一本」という

強みを手放すことになります。

 

たとえば、シャンパンを

おすすめするときに、

今すぐシャンパンを加えれば、

以下のようになります。

 

「白ワインとシャンパン専門の

ソムリエがおすすめするシャンパン」

となるわけです。

 

んー…なんかしょぼそうです^^;

 

というより、専門性を謳っているのに、

範囲が広くなると、どっちつかずな

印象を受けます。

 

それなら、引き続き「白ワイン一本」

という強みで勝負をした方が良いと

考えたわけです。

 

そして、”こだわりに時間を掛ける”

ことは新しい強みを生むことになる

とも考えました。

 

たとえば、「白ワイン一本」という

キャッチフレーズでそれなりの知名度

を獲得したとします。

 

その後に、やはりシャンパンを加えたい

と思ったとします。

 

そのときは、先の事例とはまったく

異なるキャッチフレーズが使えます。

 

それは以下のような感じ。

 

「”あの”白ワイン一本で勝負している

ソムリエがおすすめするシャンパン」

 

どうでしょう?

 

こっちはなんかすごそうですよね。

これはワイン以外のビジネスに

おいても、当てはまる話ですね。

 

経営者の方はすぐに儲かる話や

あの手この手を取り入れたくなる

かもしれません。

 

ですが、その結果として、

何の専門性もない「なんでも屋」

になってしまう人が多いです。

 

これと真逆なタイプで、

あえてジッと一つのことに

集中して、時間をかけて、

その分野を極めていくことで、

「”あの”□□の分野で有名な

○○さんが〜」というような

宣伝文句を手に入れて、

着実にビジネスの幅を広げて

いく人もいます。

 

今回の「白ワイン一本」の

選択は、まさに後者の道を

選んだということですね。

 

もし、今、あなたの肩書が、

「〜と〜と〜をやっている○○さん」

のように”あの”がついていないような

状態であれば、ビジネスを広げすぎ

なのかもしれませんよ。

 

これから独立を考えている人も、

サラリーマンから独立するときに、

「”あの”○○さんが独立するなら…」

と言ってもらえるくらい時間を掛けて

から独立した方が独立後もスムーズ

かもしれませんね。

 

桐生 将人

 

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