※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人（きりゅうまさと）です。
最近結構な頻度で「お金」に
関する情報を調べていたので、
Googleに出てくるおすすめ記事が
お金の話だらけになってしまい
ました…＾＾；
で、その中で気になった話が
あったので今回はそれについて
お伝えしたいと思います。
それは、
「お金を追っていたら稼げない」
という話です。
こういった言葉を検索すると、
かなりたくさんの記事が
出てきます。
色んな理由を主張している
人がいるわけですが、
「お金を追っていたら
稼げない」と考えている
人は多いようです。
たとえば、お金とは
「ありがとう」の総量であるから、
お金を稼ぎたいなら、お金を追う
のではなく「ありがとう」を
集めることに集中しろといった
話がありました。
ですが、これって本当なの
でしょうか？
たとえば、あなたが八百屋
だったとします。
「ありがとう」を言ってもら
える方法は何がありますか？
たとえば、
「無料で全商品を配る」
なんてことはどうでしょう？
きっと「え！いいの！
ありがとうございます！」
なんて感じの最上級の
「ありがとう」がもらえる
かもしれません。
では、逆に、周辺相場と
何ら変わらない値段で
野菜を売ったとしたら
どうでしょう？
もちろん「ありがとう」
と言ってくれる人もいる
と思いますが、少なくとも
前者のパターンよりも
「ありがとう」と言われる
ことは少なくなるでしょう。
なぜかといえば、
前者のパターンでは
顧客はモノに対して
何も支払っていませんが、
後者のパターンでは
顧客はモノに対する正当な
対価（お金）をすでに
支払っているからです。
だから、後者のパターンでは
「感謝までする必要はない」
と考える人もそれなりにいる
ことが想像できます。
では、結果として、
この2つのパターンのどちらが
お金を稼げているでしょうか？
当たり前ですが、
後者ですよね。
ということで、
「お金を稼ぎたいなら、
お金を追わないで、ありがとう
を集めることに集中しろ」
という話には簡単に反証が
成立してしまうわけです。
では、
「お金を稼ぎたいなら、
お金を追う方が正しいのか？」
というとそれも違います。
おそらくこちらの話も
簡単に反証が成立して
しまうでしょう。
重要なのは、
「どちらの主張もすべてに
当てはまる話ではない」
ということです。
問題なのは、
その人の”ステージ”です。
たとえば、こういった
「お金を追わない方がお金を
稼げる」という話があてはまる
可能性があるのは、そこそこ
稼げている人です。
目先の利益にとらわれず、
より価値が高く、革新的な
ビジネスの発想をするうえで、
この考え方は役立つからです。
ですが、それは同時に
「目先の利益が必要な人」
には当てはまらないという
ことでもあります。
もし、明日を暮らしていく
お金すらもない状態の人が
ひたすら他人の「ありがとう」
を集めても、お金を稼げない
まま倒産していくだけです。
つまり、まだ稼げていない人
にとって重要なのは「真剣に
お金を追う」ということです。
「どうやったらお金を
払ってもらえるのか」
「どうやったらもっと
お金をもらえるのか」
それを真剣に考えないと
いけないのです。
そもそもこういう記事が
流行るのは、多くの人に
とって「耳障りが良い」
からです。
稼げていない人にとって、
「お金を追わないで
ありがとうを集めよう」
といった話の方が気持ちが
楽になると思います。
お金を稼げていない人が、
お金を追うということは
結構苦痛なことだと思います。
だからこそ、
「お金を追わない方が良い」
という話を信じたいと思って
しまうのは自然です。
ですが、そんなにビジネスの
世界は甘くないって話です。
人は、自分にとって耳障りの
良い言葉を無意識に探しがちで
しかも信じがちです。
耳障りの良い言葉を聞いたとき
こそ、疑ってみると良いですよ＾＾
桐生も最近、耳障りの良い言葉
を疑い、聞きたくないような言葉
に向き合うことを意識しています。
つらいですが、学びは多いです…！
桐生 将人
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