MENSAの思考

節約をして得られるもの、失うもの

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

節約していますか?

 

最近は、生活費をなるべくおさえて、

こつこつインデックス投資をしよう!

みたいな話も多いですよね。

 

それ自体を否定するわけではないの

ですが、それによって失っている

ものがあることに気付いていない人

が多い気がします。

 

当たり前ですが、投資にお金を

回すためには、目の前の欲求を

おさえる必要があります。

 

たとえば、

 

今日の外食はやめて

自炊にしよう…

 

ちょっとした旅行に行くのは

やめて将来に投資しよう…

 

友達と無駄に飲みに行くのは

やめて株式の勉強をしよう…

 

まぁそんな話です。

 

では、たとえば、

あなたが30万円で海外旅行に

行こうと誘われたとします。

 

ですが、この30万円を投資に

回すことを決断して、

 

「海外旅行はもっとお金が

貯まってからにしよう。

この1回を我慢して、

投資でお金が増えれば、

2回行くことができる。」

 

と考えたとします。

 

では、年利3%で運用されたとして、

いつになったら2回行くだけの

お金が貯まるかわかりますか?

 

…正解は「24年後」です。

 

見間違いじゃないですよ。

 

30万円が年利3%で運用されれば、

24年後に60万円になるということです。

 

どうでしょう?

 

これを聞いたら、

「そんなにかかるなら、

今すぐ1回行くほうがいい!」

と思いませんか?

 

つまり、多くの人は、

先延ばしのメリットを享受できる

までにかかる時間を考えていない

ということです。

 

「将来いけばいいや」という

ふわっとした認識だけで、

判断しているということです。

 

で、ここから、

「節約により失うもの」

が見えてきます。

 

それは「経験の機会」です。

 

節約して投資をするということは、

「何かの経験を先延ばしにした」

ということです。

 

そして、その経験は先延ばしに

することで、経験”回数”を増やす

ことができるかもしれません。

 

ですが、あまりにも先延ばしに

しすぎると、一生経験できなく

なることもあります。

 

たとえば、独身のときは、

スカイダイビングができたかも

しれません。

 

ですが、20年経つまでに

環境が変わり、小さな子ども

2人と専業主婦の奥さんを抱え

ていたとしましょう。

 

こうなってしまうと、

命の危険のあるスカイダイビングは

経験できないかもしれません。

 

そして、ようやく子供が自立した頃

には、スカイダイビングをする気力

や体力もなくなっているかもしれません。

 

つまり、「1」の経験の先延ばしは、

「2」か「0」になるということです。

 

ただ、これは年齢にもよります。

 

たとえば、80歳の人に、

「今経験するか?20年後に2回

経験するか?」と聞けば、

ほぼ100%の人が「今」と

答えるでしょう。

 

ですが、

20歳の人に同じ質問をすれば、

「今は仕事が忙しいし、

将来2回行きたい」

と言うかもしれません。

 

重要なのは「タイミング」だと

いうことですね。

 

節約をするということは、

「お金が貯まって将来豊かになる」

というメリットが目に入りがちです。

 

ですが、

「人生を豊かにする経験の機会を

先延ばしにしている(または失う)」

というデメリットがあることを

忘れてはなりません。

 

ごちゃごちゃ悩むのなら、

「やりたいことは今やる」

というのがシンプルな解決策です^^

 

桐生 将人

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

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