MENSAの思考

“ワークライフバランス”の終焉

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

筑波大学の学長補佐である

落合陽一氏がこんなことを言っていました。

 

「ワークライフバランスの時代は終わる

これからはワークアズライフだ」と。

 

これについて自分なりに

意味を考えてみました。

 

もともと”ワークライフバランス”

には、「仕事・睡眠・余暇を

バランスよくとろう」という

考えが根本にあります。

 

ですが、

“ワークアズライフ”というのは、

「睡眠以外はすべて仕事であり、

人生としての仕事をしよう」

という考えが根本にあります。

 

僕は完全に賛成派なのですが、、、

それよりもまず、

“ワークライフバランス”という

言葉自体に、大きな問題が

あったと考えています。

 

“ワークライフバランス”

にはある前提があります。

 

それは、

「仕事=ストレスの溜まるもの」

というものです。

 

そうでなければ「睡眠が必要だ」は

わかりますが、「余暇が必要だ」

という話にはなりません。

 

この言葉が流行った結果、

「仕事=ストレスの溜まるもの」

という意識が強くなって

しまったと感じています。

(鬱病という病気ができたら、

鬱病患者が増えたというのと

同じ感じです。)

 

逆に、”ワークアズライフ”は

「余暇」をなくすことになります。

 

つまり、自分の本当にしたいこと

(”ワークライフバランス”で

言えば余暇のこと)が仕事になる

ということです。

 

たとえば、

「余暇に海外旅行に

行くことが趣味です」

と言っている人が

いたとします。

 

“ワークライフバランス”の世界

において、この人は海外旅行に

行くためのお金を稼ぐために、

仕方なく仕事をしているわけです。

 

ですが、

“ワークアズライフ”の世界では、

「海外旅行が好きだから、

海外を飛び回れる仕事に就こう」

ということになります。

 

一昔前では、遊んでいるだけで

お金になることはほとんど

ありませんでした。

 

ですが、今は違います。

 

YouTuberなんて良い例です。

 

皆で楽しくアスレチックで

鬼ごっこをしたり、

自分の好きな料理の動画を

アップしてお金を稼いでいる

人がいます。

 

「余暇」のために仕事を仕方なく

作業的にやるようでは、AIで業務が

効率化されていく世界の中では

不必要な人間になってしまうでしょう。

 

そしてその時代はもう目の前まで

来ていると言われています。

 

今、自分の仕事を楽しめていますか?

 

身体の疲れ以外で、休みが欲しいと

思い始めたら、今の仕事そのものを

見直す必要があるかもしれません。

 

桐生 将人