こんにちは。
桐生です。
「時間が足りない」
あなたも一度はそのように
感じたことがあると思います。
だからこそ、
世の中には「時間管理術」の
ノウハウが溢れかえっています。
スケジュール管理、タスク管理、
朝活、ポモドーロ…
挙げ始めるとキリがありません。
ですが…
ここには大きな勘違いが
あります。
それは、
「時間は管理できるもの」
という大前提があることです。
ですが、
よく考えると
これはおかしな話です。
時間は誰に対しても
1日24時間です。
増やしたり、
止めたり、
貯めることもできません。
つまり、
時間を管理(コントロール)する
ことなんてできないわけです。
それにもかかわらず、
管理できないものを
管理しようとしても
うまくいくはずも
ありません。
ここに大きな矛盾があるのです。
では、
「時間が足りない」
という悩みを解決するためには、
何を管理すれば良いのか?
その答えは
「行動」です。
『なるほど!
つまり、生産性を上げれば
いいってことですね!
それならもっと行動を
増やすことができますね!』
そう思うかもしれませんが…
実は、この考えも
「時間が足りない」
と感じてしまう原因の一つに
なってしまいます。
どういうことかというと、
「時間が足りないと感じるのは、
キャパオーバーの予定を
詰め込んだ結果だから」
です。
確かに、行動をしなければ
結果は生まれません。
生産性を上げることも
重要なことです。
ですが、ここには
2つの問題があります。
1つ目の問題は、
生産性を上げたとしても、
生産性が上がった分だけ
再び予定を追加してしまう
ことです。
多くの人は、
「忙しいこと」
に慣れすぎています。
なので、
余白ができたときに、
「時間管理に成功した」
とは考えません。
むしろ、
「まだ何かを入れられる」
と考えます。
だから、
時間が空くとすぐに
新しい予定を追加して
しまうのです。
ですが、
これを繰り返していたら、
どれだけ効率化しても
時間はパツパツな状態に
なってしまうので、
時間不足を解決することが
難しいのです。
そして、
もう1つ問題となるのは、
「できると思う量を
見誤ってしまう」
ことにあります。
人間は機械ではありません。
仕事を始めた直後と、
疲労が蓄積した後では、
同じ1時間でも処理できる
量が違います。
人の生産性は、
固定された数字では
ありません。
それにもかかわらず、
多くの人は、
「2倍の時間を働くなら、
今の生産性のまま、
2倍の仕事ができる」
というような前提で予定を
組んでしまいます。
結果として、
どれだけ生産性を上げても
容量オーバーの予定を
詰め込んでしまうので、
「時間が足りない」
と感じるわけです。
つまり、
問題は予定の量だけでは
ありません。
本質は、
限られた時間の中で
どの行動を選び、
どの行動を捨てるか
だということです。
では、どうすれば、
あなたにとって
「取り入れるべき行動」
を見つけることができるのか?
そこで役立つのが、
「8日目の完璧な1日」
を想像するワークです。
このワークでは、
「1週間が7日ではなく、8日ある」
と考えます。
8日目は、
誰にも奪われない余分な1日です。
しかも、
一度きりではなく
毎週あります。
だからこそ、
このワークをやってみると、
「一生に一度はやりたい」
「いつかはチャレンジしたい」
という特別な予定等ではなく、
普段は「時間がない」という理由で
押し込めていた”日々の行動”が、
表に出てきます。
もし、
「何かを学びたい」と思うなら、
学ぶ時間が不足しています。
もし、
「ゆっくり眠りたい」と思うなら、
今の1週間には休息が足りません。
もし、
「家族と過ごしたい」と思うなら、
それが今の生活から抜け落ちています。
このワークの目的は、
理想を描くことではありません。
日々の行動において、
「何が欠けているのか」
を見つけることです。
そして、
その行動を今の7日間へ
取り入れる代わりに、
別の行動を削ります。
ここが重要です。
時間は増えません。
だから、
行動を足し続けることは
できません。
何かを取り入れるなら、
何かを手放す。
この取捨選択こそが、
行動設計です。
時間を管理するのではありません。
限られた時間に、
何を入れないかを決めるのです。
人生は、日々の行動の積み重ねです。
だから人生を変えたければ、
日々の行動を変えるしかありません。
「時間が足りない」と
思っているのであれば、
まずは「時間管理」という
発想を捨ててください。
時間は管理できません。
自分で決められるのは、
何の行動を選び、
何の行動を捨てるかだけです。
桐生 将人
―参考図書:『人生は気づかぬうちにすぎるから。 「自分第一」で生きるための時間術』著:クリス・ギレボー、出版: ダイヤモンド社(2026/3/4)

