※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
最近、「しくじり先生」について
ずっと考えていました。
「しくじり先生」といっても
テレビ番組の方ではなく、
YouTubeやブログ等で自分の失敗談を
赤裸々に語ってくれる人の方です。
成功談よりも失敗談の方が
なかなか聞けないからか、
興味を持つ人も多いのかも
しれません。
ですが、もし、それを
「エンタメとして」
ではなく、
「学びとして」
見ているとしたら…
見当違いなことを学んでしまって
いるかもしれません。
テレビ番組の「しくじり先生」は
途中でしくじりを経験していますが、
最終的(現在)には成功するという
流れになっています。
ですから、実際のところ、
その失敗談は成功談のうちの
一部でしかないです。
(だからこそ、成功していくまでに
必要だった失敗を回避させるという
コンセプトには違和感がすごいのですが、
それはエンタメなので置いておきます)
ただ、YouTubeやブログは、
最終的に成功していない失敗談
が多いです。
たとえば、
起業のコンテンツでいえば、
「独立したけど全然稼げなくて
会社勤めに戻りました」
という話をよく見かけます。
作られたエンタメ感がないからこそ
赤裸々で面白いと思うかもしれません。
ですが、そこから学びを得ようと
するなら注意してください。
少し思考実験をしましょう。
「しくじり先生」から学ぶことで
何を得られるのでしょうか?
多くの人はきっと、
「その人の失敗談を聞くことで
同じ失敗を回避して成功できる」
と考えているのでしょう。
ですが、よくよく考えてみると
ここにはおかしな点があります。
それは、
「その失敗を回避した先に
成功があるかはわからない」
ということです。
彼らは自分の失敗談を赤裸々に
語ってくれるかもしれませんが、
その失敗を回避したあとに成功
した実績を持っていません。
つまり、その失敗を回避した先には、
「成功」もあれば「他の失敗」もある
と言えるのです。
では、逆に「成功談」から
学ぶのはどうでしょうか?
成功談を完全に真似していくのは
ハードルが高いかもしれません。
「真似できないからこそ、
その人は成功したのだ」
という意見もあるでしょう。
ですが、もし、その成功談の道を
完全にトレースできたとしたら
どうでしょう?
きっと同じ成功があるはずです。
なぜならその事例は存在している
からですね。
では、逆に、完全にトレースする
ことができなかったらどうなるか?
その場合も、「失敗する」という
事例があるわけではないですよね。
そう考えると、完全にトレース
できなかったとしても、
「他の成功」もあれば「失敗」
もあるということになります。
まとめると、
しくじり先生から学べるのは、
「ある特定の失敗の回避方法と事例」
であり、
成功談から学べるのは、
「ある特定の成功の達成方法と事例」
ということになります。
こう考えると、
あなたが成功したいとすれば、
しくじり先生から学べること
なんてほとんどないです。
そこから学ぶくらいなら、
成功談から学んだ方がよっぽど
成功の確度は高いと言えます。
そもそも起業すれば、
失敗をいくつか学んだところで
完全に失敗の回避なんて
できません。
それであれば、成功のイメージを
しっかりと持って、失敗にめげずに
突き進む方が明らかに成功する
可能性は高いと考えています。
ということで、
しくじり先生はあくまでも
エンタメとして楽しむことを
オススメします。
個人的にはエンタメとしては
嫌いじゃないです。笑
ちなみに今回の話題はもっと
言いたいことがあったのですが…
あまりにも長くなるので
さっくりまとめました^^;
桐生 将人
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