こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
タクシー使ってますか?
最近はアプリの開発が進んだおかげで
都内だとタクシーがかなり便利です。
桐生の周りでは、車を持たずに、
基本的にタクシー移動をするという
経営者も多いです。
桐生自身、車が大好きなのですが、
現在は所有していません。
で、そんな桐生はタクシーを
頻繁に利用していると思われがちです。
(なぜかは不明ですが、電車には
乗らない人だと思われることが多い^^;)
実際はどうなのかというと、
かなり電車移動が多いです。
というより、
「タクシー移動を中心にしよう」
と何度かトライしたのですが、
どうしてもできませんでした。
では、なぜタクシー移動を
することができないのか?
それは、
「1案件あたりの粗利を
常に考えてしまうから」
です。
たとえば、クライアントへの
定期訪問があったとします。
この訪問にタクシーを使っても、
電車移動しても、もらえるお金は
変わりません。
ある意味、桐生のような士業にとって、
交通費は仕入れのようなものですから、
交通費が高騰すれば粗利は減少します。
ということは、(多くの場合)
タクシーを使うとその分粗利が
削られることになります。
単純な話です。
たとえば、緊急の案件で、
クライアントに訪問しなければ
ならなくなったとします。
これも、クライアントが交通費を
負担してくれるものでないとしたら
電車を使います。
それは、粗利が減少してしまうからです。
他にも、パートナーからの
紹介案件で顔合わせがあったとします。
それがお金のもらえない
会食(割り勘)だったとします。
これについても、電車でいきます。
なぜなら、そこに報酬が発生しない
のであれば、最初から赤字です。
そこで、タクシーに乗れば、
赤字幅を広げるだけだからです。
このように「1案件あたりの粗利」で
考えていくと、タクシーを利用すること
はマイナスでしかありません。
もちろん、経営者の方なら、
・身体的疲労を避けて仕事の
パフォーマンスを保つために必要
・今なら電車に乗ることでの
コロナ感染リスクの回避
といった目に見えない価値から、
・終電を超えるお付き合いが
あるから仕方がない
・電話が多すぎて電車だと
電話ができなくて困る
といった現実的な問題もあるでしょう。
桐生もまったくタクシーを使わない
わけではなく、上記のような場合に
タクシーを使うことはあります。
ですが、それはあくまでも、
そういった外部要因があって、
「タクシーを使うことが粗利を
削ること以上の価値を生み出す」
と判断したときだけです。
桐生がなかなかタクシーを
使えない理由は”ここ”にあります。
どういうことかというと、
タクシーを使うかどうかを
判断するときに、桐生はいつも
以下の2つの話を考えています。
・1件あたりの粗利の減少という
「リアルなお金」の話
・タクシーから得られる
時間の節約や疲労の減少といった
「目に見えない価値」の話
気にせずタクシーを使える方は、
この後者の価値をより大きく
感じているからタクシーを使える
のだと考えます。
ですが、桐生はそれが
できない人間です…。
というのも、
桐生は自分のコンサルティングに
おいて、「リアルなお金の話」に
こだわりを持っています。
「社員のモチベーションがあがれば
売上も上がります!」みたいな
ふわっとしたノウハウに興味はありません。
そのスタンスを6年以上貫いてきた結果、
目に見えない価値よりも実額のお金を
強く意識してしまう思考が染み付いて
しまったのです。
そして、その思考が無意識に
「リアルな粗利の減少」を回避する
ために、タクシーの利用を避けよう
とするということです^^;
ただ、結果としてお金を節約できて
いるわけですから悪い思考でもない
ですよね。笑
そもそも1案件あたりの粗利が常に
黒字なら全体も必ず黒字になります。
全体最適を考えるのが難しいなら、
桐生みたいに目の前の1案件あたり
の粗利を考えれば確実です。
あなたは、1件あたりの粗利を
意識していますか?
もし、なんとなくタクシーを
使っているとしたら、
自分に一度問うてみると良いです。
「自分はあえてタクシーに乗って
粗利を削っているが、それだけの
価値として何を得ているのか?」
この答えが出ないなら、
電車を利用しましょう。笑
桐生 将人