MENSAの思考

ドラマチックに考えてしまう本能を利用する

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

マイクロソフトの創業者である

ビル・ゲイツも絶賛する書籍に

「FACTFULNESS」という有名な本があります。

 

桐生もようやくこれを読み始めたのですが、

最初の方で目に留まった内容がありました。

それは、

「人は事象をドラマチックに

見てしまう本能がある」

ということです。

 

この一説において、

この本が言いたいことは

・「世界は貧困がたくさんあって

差別は広がっている」といった感じで

人間はドラマチックに世界を見てしまう

・でも、実際のデータをみれば、

貧困や差別は縮小していることがわかる

という話です。

 

ですが、桐生は別のことに

思考が広がっていきました。

 

それは、

「人間のドラマチックに

考えてしまう本能によって

脳の無意識を利用できる

のではないか」

ということです。

 

以前にもお伝えしましたが、

人間の脳において、右脳は、

左脳よりも何百倍、何千倍も

賢いと言われています。

 

ですが、この右脳を使うためには、

無意識に対する刷り込みが必要です。

(意識した瞬間に左脳が機能するから)

 

で、脳の無意識を使うために、

よく紹介される方法として、

「アファメーション」という

ものがあります。

 

よくある例としては、毎日、

「私はお金持ちになっている」

と自分に言って聞かせることで

脳に思い込みを作って、

脳の無意識を利用する

というものが挙げられます。

 

簡単そうに聞こえるかもしれませんが、

この「思い込みを作る」というのは

簡単ではありません。

 

というのも、多くの人は、

「お金持ちになっている」と

自分に唱えながらも、心の底では、

「とはいえそんなの難しいよな」

とか思ってしまうからです。

 

その結果、「アファメーション」

をしても効果があがらないわけです。

 

人間は現実を生きているので、

理想よりも現実の方に臨場感が

あります。

 

だから、理想を脳に刷り込む

のは至難の業だということです。

 

では、ここで、

「ドラマチックに

考えてしまう本能」

に協力してもらいましょう。

 

たとえば、自分の人生を

「色んな苦難がありながらも、

最後は理想の人生に行き着くような

ドラマチックなストーリー」

として描いてみます。

 

すると、本能はドラマを信じようと

するわけですから、現実よりも

理想を信じようとするわけです。

 

これによって、思い込みが発生することで、

脳の無意識が活用できるようになります。

 

これは桐生なりの仮説ですが、

まったくのデタラメとも言えません。

 

実際に、「神話の法則」を始めとした

ストーリーの持つ力は色々な分野で

活用されています。

 

マーケティングはもちろんのこと、

最近はマネジメント、セールスにも

ストーリーテリングという手法が

使われることが多いです。

 

そして、その効果がすばらしいことは

使ったことがある方なら、皆知っている

と思います。

 

そのストーリーの力を「対相手」に

使うのではなく、脳の無意識を活用

するために「対自分」に使うという

だけの話です。

 

とまぁ、こんなふうに

考えを巡らせてしまうから、

本が全然進まないわけです^^;

 

さて、そろそろまた、

本の内容に戻ろうと思います。笑

 

桐生 将人

 

参考図書:『FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』ハンス・ロスリング (著), オーラ・ロスリング (著), アンナ・ロスリング・ロンランド (著)、出版:日経BP (2019/1/11)

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