MENSAの思考

あなたが10年後の不幸を回避する方法

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

あなたは10年後の未来において、

お金に困らず、健康な肉体で、

良い人間関係にも恵まれた人生を

過ごしていたいと思いますか?

 

きっとこの質問には、

多くの人が「イエス」と

答えると思います。

 

ですが、、、

多くの人はそれを達成できない

かもしれません。

 

というのも、多くの人は

無意識的に”その真逆”のことを

行ってしまうからです。

 

『自分の将来を不幸にするなんて

するわけないじゃないか!』

 

…そう思いますよね。

 

ですが、実際は、

「自分自身はそう思っているのに、

無意識が真逆のことをしている」

から恐ろしいのです。

 

結果として、多くの人は、

“ずっと幸せでいたい”と思っているのに、

10年後どころか3年後や5年後すらも

「こんなはずじゃなかった」という人生を

生きることになってしまうのです。

 

実は、桐生も今回の話を知るまでは、

危うく10年後の自分を不幸のどん底に

突き落としてしまうところでした。

 

今はその”不幸シナリオ”を回避するために、

ジワジワ対策を開始しています。

 

このブログを読んでくれている

あなただけは、桐生と同じように

“不幸シナリオ”を回避してもらいたいと

思いましたので、、、

 

今回は、その秘密を教えます。

 

お伝えするのは以下です。

・なぜ、多くの人が

10年後の自分を不幸に

してしまうのか?

・それを回避するためには

どうすればいいのか?

 

10年後、20年後のより良い人生を

手に入れるために、今すぐ読んで

くださいね。

 

さて、あなたに質問です。

 

//////////////

あなたは先月の業務成績が良かったので

会社から特別ボーナスとして30万円を

もらいました。

 

初めての臨時ボーナスだったので、

非常に嬉しい気持ちになりました。

 

そのとき、ふと横に目をやると、

それを羨ましそうに見ている

同僚の顔が目に入りました。

 

その同僚はあなたにとって

大して仲良くもない顔見知り程度

(いわゆる他人レベル)の関係です。

 

さて、あなたはその同僚に

あなたの賞与の一部または全部を

分けてあげますか?

//////////////

 

桐生なら、、、

あげません。笑

 

親友だったり、家族だとしたら、

なにか奢ってあげるかもしれませんが…

 

“相手が他人レベル”だったら、

多くの人は同じ回答になるのでは

ないかと思います^^;

 

では、もう一つワークをしてみましょう。

 

以下を想像してみてください。

 

////////////////

・今日はあなたの誕生日です

・家族や恋人または友人が

あなたの誕生日を一緒に祝って

くれています

・目の前にはあなたの好きな食事や

飲み物、ケーキが並んでいます

////////////////

 

はい。

想像できましたか?

 

では、次にもう一つ。

 

今度は、

「あなたの20年後の誕生日」

を想像してみてください。

 

……

………

どうでしたか?

 

変わらず家族や友人(見た目は10年歳を

取っているけど)と一緒に食事をしている

シーンが思い浮かんだかもしれません。

 

あるいは、まったく別の人と過ごしている

イメージが見えたかもしれません。

 

ですが、安心してください。

 

このワークにおいて重要なのは

“想像した中身”ではありません。

 

重要なのは「視点」です。

 

実は、このワークは、ブリストン大学

心理学部教授エミリー・プロニンの実験を

桐生が少し改変したものです。

 

エミリー・プロニンの実験によると、

多くの人が、最初の誕生日(つまり、今)の際は、

一人称の視点で想像をしたそうです。

 

つまり、目の前に食事やケーキが並んでいて、

自分自身の姿は見えていない視点です。

 

ですが、後の誕生日(つまり、10年後)の際は、

自分と相手がいるシーンを空から眺めているような

三人称の視点で想像したようです。

 

これはどういうことかというと、

人は無意識的に「今の自分は自分」であり、

「20年後の自分は他人」と認識している

ということです。

 

では、ここで最初の質問に戻ります。

 

あなたが臨時ボーナスをもらったとき、

横であなたを羨ましそうに見ていた人は

他人だと思っていましたが、実は

“10年後の自分”だったとしましょう。

 

あなたが、”10年後の自分”にお金を

分け与えるというのは、将来のために

「貯金や投資をする行為」だという

ことです。

 

ですが、桐生と同様に多くの人は

“10年後の自分”が他人にしか見えないので、

無意識的に”今の自分”を優先する選択を

取ったかと思います。

 

→つまり、将来の投資よりも

今の自分が使うことを選択した

 

このように考えると、

自分の10年後、20年後の未来を良くすることが

いかに難しいかがわかると思います。

 

だって、「10年後の自分」という

他人のために、

 

・自分のお金を分け与え、

・健康のためにお酒や食事を我慢し、

・人間関係を良くするために手間をかける

 

ということですよ…?

 

…少なくとも、無意識的にできるとは

思いませんよね^^;

 

これが、多くの人が10年後の自分を

不幸にしてしまう理由です。

 

では、次に、

「どうすればそういった不幸シナリオを

回避することができるのか?」

についてお伝えします。

 

結論から言えば、

重要なのは「関係性」です。

 

たとえば、

臨時ボーナスをもらったときも、

他人には分け与えることはしませんが、

家族を外食に連れて行ってあげたり、

仲の良い同僚に奢ってあげたりする人は

多いかもしれません。

 

それは、

「その人たちが他人ではないから」

です。

 

脳科学の研究等でも、関係性が深くなると、

脳は相手のことを自分と同一のものと認識して

いくと言われています。

 

つまり、「10年後の自分」という他人との

関係性を深めることができれば、

「10年後の自分」に奉仕しよう(貢献しよう)

という気持ちが自然と生まれていくという

ことです。

 

では、どうやって関係性を深めればよいのか

というと、、、

 

これは(本当の)他人との関係性を深める

方法と根本的には同じです。

 

要は、

・その人のことを考えて、

・よく会話をして、

・会いに行く

といったことです。

 

…と言っても、

タイムマシーンでもなければ

「10年後の自分」と会ったり、

会話したりはできませんよね^^;

 

なので、基本的には

「想像上で会って話をする」

ということになります。

 

重要なのは、自分の一人称視点で

将来を想像するのではなく、

「将来の自分という他人」と会って

会話をするということです。

 

それを意識的に、定期的に、

行っていくわけです。

 

もし、そういった想像をすることが

苦手な人やさらに臨場感を高めたい人は、

以下の方法が効果的です。

 

・10年後の自分に手紙を書く

・逆に、10年後の自分を想像しながら

今の自分に返信を書く

・自分が老化したときの写真を作れるアプリで

10年後の自分の写真を作成する

 

ちなみに、桐生自身は、

想像するのが得意なタイプ(?)なので、

まずは想像上で「将来の自分」と会って

会話するところからジワジワとスタート

しています。

 

10年後、20年後も幸せな人生を生きるために…

 

僕らはしっかり「10年後の自分」との関係構築に

取り組んでいきましょう^^

 

桐生 将人

 

―参考図書・引用:『THINK FUTURE 「未来」から逆算する生き方』著:ハル・ハーシュフィールド、出版:東洋経済新報社 (2024/9/4)