MENSAの思考

頭がいいだけの人が稼げない理由

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

すみません…。

 

最初に謝りますが、あなたを

惹きつけるために極度に一般化

したタイトルをつけてしまい

ました^^;

 

ただ、今回の話は結構重要な話

なのでぜひ読んで欲しいです。

 

特にそこの頭がいいあなた!

 

ぜひ、学んでいってくださいね。

 

まず、今回取り上げる

「頭がいい人」の定義ですが、

「論理的思考能力が高い人」

とさせてください。

 

頭がいい人はデータや統計なんかを

調べあげて論理的に話を展開する

イメージがありますよね。

 

ですが、これが極端なところまで

いってしまうと、まったく稼げなく

なってしまうことになりかねません。

 

それはなぜか?

そしてどうすればいいか?

 

今回はそんな話題を取り上げます。

 

まず、以下の話を読んでみてください。

 

////////////////

<以下、意訳・抜粋>

・あなたは1.6km先の友達の家の

ホームパーティーにお呼ばれした

・あなたは車でその友達の家に

言ったのだが、ついつい勧められて

お酒を飲んで酔っ払ってしまった

・さて、あなたは車で帰るかどうか

を悩んでいる

・「たった1.6kmだから…」という

ような考えが頭を過ぎっている

 

では、ここで論理的思考を働かせて

考えてみます(アメリカの例)。

 

・酔っ払い運転はシラフのときの

13倍事故を起こしやすい

・死亡事故全体のうち30%以上は

酔っ払い運転が絡んでいる

・だが、酔っ払い運転は、

走行距離4.3万kmあたり1件しか

逮捕されていないという統計がある

 

捕まらない可能性は高いといっても、

死亡事故もたくさん起きているし、

やっぱり歩いて帰ろう…そう思った

としましょう。

 

そこで改めて論理的思考を働かせます。

 

・毎年千鳥足の人が1000人以上交通事故

で亡くなっている

・酔っ払い運転絡みで毎年13,000人ほど

の人が亡くなっているわけだから、

単純数だったらやはり歩いて帰る方が

安全と言える

 

ですが、さらに論理的思考を働かせて

みましょう。

 

・「自分の命」を考えたときに、

重要なのは、死亡者の絶対数ではなく、

同じ距離あたりの死亡者数が多いのは

どっちか?ということになる

・細かい計算は省くが、

1.6km(1マイル)あたりでは、

酔っ払って歩くと

酔っ払って運転するのに比べて

死ぬ可能性は8倍になる

 

―参考・引用『超ヤバい経済学』著者:スティーヴン・D.レヴィット、スティーヴン・J.ダブナー、出版:東洋経済新報社(2010年10月発行)

////////////////

 

では、超論理的な頭のいい人が、

飲み会の帰り際に、あなたに対して

こんなことを言ったとします。

 

「僕は死亡者数を計算した結果、

自分の命を危険に晒す可能性が

8倍低い酔っ払い運転をして帰る

ことを選ぶよ」

 

さて…あなたはどうします?

 

もしかしたらこんなことを言って

彼を説得するかもしれません。

 

「あなたの命の危険性は低いかも

しれないけれど、あなたがもし、

誰かを轢き殺してしまったら

どうするんですか!その人の命の

危険を考えてください!」

 

すると彼はこんなことを言います。

 

「たしかにさっきの計算には、

誰か他人を轢き殺してしまったり、

同乗者が死んでしまう可能性を

含めていませんでしたね。

ですが、お酒の絡む死亡事故で

犠牲者の36%は同乗者や歩行者、

あるいは他の車を運転していた

人ですので、それを計算に入れて

もなお、酔っ払い運転の方が

5倍も命に安全だといえます。」

 

どうでしょう…?

 

こんなことを言われたら

さすがに心優しいあなたも

「もういいや。好きにすれば!」

となるかもしれませんね。

 

そして、ここで重要なのは、

この調べ上げた統計データや

知識を使って論理的に話を

展開した頭のいい人に対して

あなたは「共感」や「好意」

を持つことはできたか?

ということです。

 

多くの人はきっと持てなかった

と思います。

 

ビジネスの場では、ほとんどの場合に

相手がいます。

 

つまり、どんなに論理が構築された

提案だとしても、相手が不快だと

思えば売れません。

 

もし、論理的思考こそがビジネスで

成功するとすれば、アパレルの店員が

顔をひきつらせながら「お似合いです」

ということはこの世に起こり得ない

でしょう。笑

 

では、この頭のいい人に不足して

いたものは何か?

 

それは、「相手がその言葉に対して

どういう印象を持つだろう」という

至極当たり前の考えです。

 

繰り返しになりますが、

結局ビジネスの場は人対人です。

 

ですから、稼げるか稼げないか

については論理的思考力によって

打ち負かすよりも、相手の共感を

得て、最終的には”買ってもらう”

ことが重要になってきます。

 

彼自身は素晴らしい頭脳を持って

いるかもしれませんが、彼の意見

を相手は受け入れていないどころか

反発する状態になりました。

 

これがビジネスの場になれば、

彼は「相手を言い負かすこと

には長けているが、売上は

1円もあげられない口だけの人」

になりかねません。

 

そこの頭のいいあなた!

 

あなたもこんなことに

陥っていませんか?

 

論理的に考えることも

大切ですが、その内容が

「相手にどういう印象を

与えるのか?」も考えなければ

片手落ちだということです。

 

せっかくの論理的思考力です。

 

効果的な方法でその思考を

伝える努力をすることも忘れずに!

 

桐生 将人

 

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