マネジメント

決断に迷うことはありますか?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

なんでもすべて即断即決ができる!

 

…そういう人には関係ない話ですが、

 

決断できずに「一旦保留」にしてしまった

経験がある人も多いかもしれません。

 

桐生自身、自分の社労士法人であれば

即断できることが多いのですが、、、

 

役員をしている会社の決断においては

決めきれずに「一旦保留」としてしまう

ことが多かったです。

 

それをなんとか変えたいと思い、

ある本を手に取りました。

 

それが以下のもの。

『パーフェクトな意思決定 ── 「決める瞬間」の思考法』著:安藤広大、出版:ダイヤモンド社 (2024/9/25)

 

そうです。

 

マネジメントで困ったら

識学の安藤広大氏に頼ろう

という話です。笑

 

で。

 

期待に漏れず、

この本から学んだ内容で

かなり決断のスピードが

上がりました。

 

今回は桐生にとって役立った

重要なポイントを3つ抜粋して、

あなたにもシェアしたいと

思います。

 

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Point1:

決断するものを3つの箱のどれかに入れる

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なにか決断しなければならないものが

目の前に現れたら、ペンディングにしないで、

必ず以下の3つの箱のどれかに入れます。

 

(1)「即決」という箱

(2)「情報不足」という箱

(3)「期限を設定する」という箱

 

それぞれの箱を補足すると…

 

(1)「即決」という箱

・選択肢が明確にある場合で

即断即決できるものを入れる

・もし間違っていたら変更をすれば

良い(朝令暮改を恐れない)

 

(2)「情報不足」という箱

・情報不足が理由で判断できないときに入れる

・この箱に入れたら、どういう情報が必要かを

整理することをセットで行う

・それを整理すれば、部下が(情報収集という)

次の行動ができるので、決断の1つといえる

 

(3)「期限を設定する」という箱

・決断のためにある程度の経過を見て

判断したいときに入れる箱

・この箱に入れたら必ず期間を定める

ことをセットにする

・その期間中に判断材料を集めることを

スタッフに指示する

 

とにかくペンディングにせず、

これらの3つの箱に入れることで

一定の判断をすることが重要である

ということです。

 

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Point2:

判断基準は「未来にトクするか?」

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決断するときには何かしらの

判断基準が必要になります。

 

そのうちの1つは当然ながら

「会社にとって利益になるか」

ということだと思います。

 

ここで重要なのは、

「”いつ”利益になるのか?」

ということです。

 

たとえば、あなたの会社が

業務の生産性をあげるために

社員のパソコンをすべて

買い替えることを検討していた

とします。

 

もし、すべて買い替えるとなると、

あなたの会社には多くの経費が

かかりますから一時的には

利益が減少することになります。

 

よって、

「今トクするか?」で判断すると、

「パソコンは買い替えない」という

意思決定をすることになります。

 

ですが、もっと長期的に見た場合は

どうでしょうか?

 

パソコンを買い替えることで、

数年後には生産性が2倍になっていて、

利益も3倍になっているかもしれません。

(逆に、パソコンを買い替えなかったことで

生産性が落ちているかもしれません)

 

このように考えると、

意思決定においては

「”今”ではなく”未来”にトクするか?」

で考えないと正しい判断ができない

ことがわかります。

 

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Point3:

決断は「それでもやる(もしくは、やらない)」

の意思を持つこと。

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ある決断をした結果、部下から

反対意見が出ることがあります。

 

そのときについつい

「あの決断はミスだったか…」

と落ち込んでしまうかもしれません。

 

ですが、もし、もう一方の決断を

したとしても、やはり反対意見が

出る可能性はあります。

 

そもそも、部下は自分に意思決定の

権限はありませんから、なんらかの

不満が出るのは当たり前かもしれません。

 

だからこそ、決断で重要なのは、

「反対意見はあるけれど、

こっちにする」

という意思を持つことです。

 

「反対意見が出ないような決断って

どっちだろう…?」

なんて思っていたら一生決断なんて

できないってことです。

 

リーダーは結果を出すために

部下の反対意見も全部背負って

決断する覚悟を持とうってことですね。

 

ということで。

 

桐生に役立った決断における

3つの重要なポイントをシェア

してきました。

 

最後にもう1つ。

 

結局、決断には必ず反対意見が出ますが、

最終的に良い結果に行き着けば、

反対意見を出していた人も変わります。

 

めちゃくちゃ反対していた人が、

「いやぁ、自分もそっちがいいと

思っていたんだよ!」

とか言い始めます。

 

そんなときは、にっこり笑いながら、

受け入れてあげれば良いのです^^

 

桐生 将人