※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
シャネルって知っていますか?
そうです。
あのハイブランドのシャネルです。
シャネルの創業者は
「ガブリエル シャネル」
という女性なのですが、
その生き方は波乱万丈です。
たとえば、
・女性がコルセットを当たり前に
つけてスカートを引きずっていた時代に、
動きやすい服を生み出して大流行させる
・ジュエリーを富の象徴であり、
首から小切手をぶらさげていると
忌み嫌ってイミテーションジュエリー
を生み出す
・活動的な女性のために
両手がふさがっていても持てる
バッグとして、ショルダーバッグ
を生み出す
などなど…。
まさにファッション業界の
スティーブ・ジョブズのような
存在だったようです。
その彼女の生き方や言葉から
経営においても学ぶことは
多いだろう…と思ったので、
いくつかの書籍を速読しました。
今回は、その中から、
きっとあなたにも役立つであろう
彼女の理念や言葉を紹介して
いきます^^
(以下、ガブリエルシャネル氏のことを
『シャネル』と記載していきます。)
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シャネルのクリエイションの源泉は
「嫌悪」の精神
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よくビジネスでは、
「世界平和のため」
「中小企業のため」
といった当たり障りのない
ビジョンが語られます。
それを桐生はよく「光属性」と
いったりするのですが…。笑
シャネルも同じような明るい夢の
ために邁進したのかと思いきや…
まったく違います。
シャネルの哲学としては、
以下が紹介されています。
『好きなものを作るという発想ではない。
嫌いという心の叫びに忠実に生きること。』
『嫌いなものを抹殺するという
強烈な嫌悪感からのクリエイション』
実際、桐生自身も表面上は
「次世代が夢を持って生きられる日本を創る」
ということを語っていますが、、、
この考えに至ったきっかけは、
「サラリーマン時代に自分自身が
仕事の夢をバカにされたり、
自分のかわいがっている
後輩の夢をバカにして、
夢を潰していく大人たちに
強烈な嫌悪感を抱いたから」
でした。
そして、社労士として起業するときも、
「経営者のやりたいことを無視して、
法律や自分の都合を押し付けるだけの士業」
に嫌悪感を抱いて、それを変えようと
考えていました。
それが自分にとっての強烈な原動力に
なっていたわけです。
あなたも今大切にしている考えがあるなら、
「なにかに嫌悪感を抱く→それを変えたい」
という思考経路があったかもしれません。
その嫌悪感に向き合うことが
強烈なモチベーションやクリエイションに
繋がっていくということです。
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自分が着せる人たちと物のやり方も
趣味も共有する
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シャネルの活躍した時代の服職人は、
仕立て屋のように表に出ないことが
多かったようです。
ですが、シャネルは違いました。
自分が着せたいと思う人たちと
同じように生活し、同じような
趣味を楽しみました。
その結果、シャネルにだけは
「彼女たちに何が必要なのか」
がわかっていたということです。
桐生もよく
「ステージが変わると
クライアントも変わる」
ということをお伝えしています。
自分が進化しようとする以上、
それは仕方ないことかもしれません。
ですが、
「自分が付き合っていきたい」
と思うクライアントがいるのなら、
そのクライアントと現実を共有して
いく努力を忘れてはならないという
ことですね。
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お金よりも浪費したいのは…
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シャネルはかなりお金を浪費していたと
言われていますが、実際は、芸術家への
支援のためにお金を使っていたそうです。
そんなシャネルが言った言葉は以下。
『最も浪費したいのは「自分の力」』
…響きました。
お金を浪費するのもいいですが、
自分の力に価値を感じているなら、
“自分の力をとことん浪費する”という
考えは素敵ですね。
実際、シャネルは仕事大好き人間
だったとのことで、仕事ができない
日曜日が嫌いだったそうです。
最後、亡くなるときも、
仕事のない日曜日だったとのこと。
桐生自身、この言葉を聞いて、
「どうすればもっと自分の力を
浪費できるか…?」
と考えるようになりました。
「やればできる」なんてことを
言って、自分の力を温存しようと
する人がいます。
僕らはガンガン自分の力を浪費して、
そんな人たちに差をつけていきましょう^^
桐生 将人
―引用・参考:『シャネル哲学: ココ・シャネルという生き方』著:山口路子、出版:ブルーモーメント (2021/3/23)、『ココ・シャネルの言葉』著:桑原晃弥、出版:リベラル社 (2024/9/19)