※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
「王道ってなんだろう？」
そんなことを考えていました。
桐生の中で「王道」と聞いて
パッと思い浮かぶものたちと言えば、
ブランドなら「HERMES」、
家具のメーカーなら「CASSINA」、
靴のブランドなら「JOHNLOBB」
といった感じです。
どれも一過性のブームではなく
ずっと売れ続けています。
で、ここでふと疑問に
思ったことがあります。
なぜ、王道は一過性のブームに
ならないのだろうか？
なぜ、王道はずっと愛され続けて、
売れ続けるのだろうか？
どこにポイントがあるのかと
色々と思考していった結果、
ある仮説に行き着きました。
それはまさに王道の最大の強みと
言えるかもしれません。
それが何かというと、
「感情を揺さぶらずに
売れることができる」
ということです。
たとえば、先のブランドたちの
共通点の1つとして
「見た目がクラシックで
シンプルなものが多い」
ということがあげられます。
エルメスも、カッシーナも、
ジョンロブも形や色については
奇をてらったものはほとんど
ありません。
なので、ブランド名を隠して
単純に商品の形や色を見たとしても、
「うわぁああ欲しいぃいい！」
となるものは少ないと思います。
むしろ、クラシックな形ゆえに、
格安のメーカーがそれを真似して
同じ形や色の商品を出しているので、
見た目と金額だけで判断するなら、
格安メーカーのものを買った方が
賢いと言えるかもしれません。
ですが、王道にとっては
この「シンプルさ」が
重要なのです。
それが長く愛される秘訣だからです。
たとえば、人間が衝動的に
「欲しい」と思うときって
どういうときでしょう？
あるいは、衝動的な行動を
するときってどういうとき
だと思いますか？
そうです。
感情が揺さぶられたときです。
だって、超冷静な感情で
衝動買いってしませんよね？
そういうことです。笑
だから、奇抜なデザインや
派手な商品は一過性のブームを
巻き起こすことがあるわけです。
それらは人の感情を揺さぶって、
衝動的な行動を取らせることが
できるからです。
では、王道の商品が売れ続ける
ということは常に人の感情を
揺さぶっているのかというと
そうではありません。
その理由は、感情を揺さぶってしまうと
人の気持ちは良い方向にも動きますが、
悪い方向にも動く可能性があるからです。
つまり、
一過性のブームを巻き起こす商品は、
常に人の感情を揺さぶってしまうので、
ある層に強烈に嫌われるだけではなく、
当初はその商品を好きだったはずの人
の感情を再度揺さぶった結果、
それを嫌いにしてしまう可能性も
あるわけです。
だから、王道として
長く愛され続けるには、
なるべく感情を揺さぶらない
ように奇をてらったことを
避ける必要があるということです。
ですが、ここで疑問があります。
感情を揺さぶらなければ
普通は売れないのに、
王道の商品はなぜ売れるのか？
ということです。
それは、実は簡単で、
その王道の商品が
「1番」だからです。
感情を揺さぶらなくても、
王道は「1番である」という
理由で売れてしまうわけです。
そして、王道は、
感情を揺さぶらないから、
嫌われることもありません。
その結果、王道は、
長く愛され続けるのです。
…王道は強いですね。
ですが、ここで勘違いを
してはいけません。
王道の方法が強いからといって、
その方法をマネしようなんて
思ってはいけません。
王道の方法をマネしても
ほとんどの人はうまくいきません。
その理由は簡単です。
王道が売れる理由は
「1番である」という
ことだからです。
つまり、「1番」ではない人が
王道の方法を使ってもうまく
いかないのです。
そりゃそうです。
当たり前ですが、
感情を揺さぶらない
王道の方法では
相手の目を惹くことも
ありません。
相手の購買意欲を
掻き立てることも
ありません。
もし、あなたが王道の方法で
何かをアピールすれば、
最終的にあなたではなく、
その王道の方法で「1番」の
称号を持つ人が選ばれるだけです。
厳しいことをいうようですが、
起業して成功しない人、、、
特に資格起業で失敗する士業の
失敗の原因の多くはここにある
と考えています。
王道で成功している士業は
目立ちます。
そういった先生を見ると
ついつい憧れてしまうかも
しれません。
そして、
「長期的に成功する方法は
王道な方法なんだ！」
と思ってしまうかもしれません。
ですが、実際は、
その人が王道の方法で成功して
いるのは、その人がその分野で
「1番」だからです。
「1番」ではない人が
マネをしてもうまくいく
可能性は限りなく低いです。
なんでそんなことを
言うのかって、桐生も
同じだったからです。
桐生自身、独立前に、
王道ど真ん中のピカピカな道を
突き進んで成功している先生と
お会いしました。
そして、その人と同じ道では
自分は選ばれないと考えました。
だからこそ、桐生は王道ではない
道を進みました。
その選択をした結果、
多くのクライアントに
見つけてもらうことができ、
自分を選んでもらうことが
できたわけです。
もちろん桐生自身、
王道で成功している人と
比べれば、会社の規模も
クライアントの数も遥かに
少ないと思います。
ですが、独立当初と比べれば、
別の道を進んだ成功事例の1つ
くらいにはなっている自負は
あります＾＾
あなたも王道に目を向けてきて、
思った成果が出ていないのなら、
一度、他の道にも目を向けて
みてくださいね。
桐生 将人
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