※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
あなたはYouTubeやTwitter等で
情報を調べたことがありますか？
多くの人は「Yes」だと思います。
では、もう1つ。
実名や顔出し、職業や資格等が
わかる人以外が発信している
情報を信じたことはありますか？
たとえば、フォロワー数は多いけど、
実名もわからず、顔出しもしておらず、
資格も経歴も本当のところよくわからない
YouTuberの発信している勉強系動画の
情報を信じたことはありませんか？
こう言われると否定したくなるかも
しれませんが…
たぶん多くの人が「Yes」だと
思うのです。
というより、そうでなかったら、
実名もわからず、顔出しもしていない
数百万人フォロワーのYouTuberなんて
いないはずですからね。
ですが、冷静に考えると
不思議ではないですか？
誰が発信しているかも
わからない情報を信じて
しまうなんて…。
ということで、今回は
「人が匿名のネット情報を
信じてしまう理由」について
お伝えしたいと思います。
この理由については、
進化心理学の分野から
説明をすることができます。
それはこんな話です。
///////////////
・人間は群れで生きてきた生物である
・何か悪いことをする人がいれば、
すぐにそれはバレてたちまち
群れから追い出されてしまう
・だから、人は思考を楽にするため、
「性善説」をベースとしておいて、
なにかがあれば泣きわめくことで
その悪は征伐されると考えている
・だが、ネット社会になったことで、
その征伐がうまく機能しなくなった
・それでも「性善説」の思考ベースは
変わっていない
・その結果、SNS投稿をまずは
信じてしまう
・さらに、その後も反証を探す
ことはしない
・なぜなら、その人の過去の投稿や
素性を探すのは面倒だから
―意訳・引用（p.68）『バカと無知』著：橘玲、出版：新潮社 (2022/10/15)
///////////////
大昔の「群れ社会」であれば、
知っている人からしか情報が
入ってくることはなかった
わけです。
さらに、その人が騙したり、
悪いことを企てれば、
その人はすぐに群れから
追い出されます。
その結果、信用しても
大丈夫な人しか残らない
ようなフィルタリングが
できていたと言えます。
つまり、思考としては
「性善説」で良かった
わけです。
ですが、今は、誰かも
わからない人の情報に
溢れかえっています。
さらにはそれを信じて
悪い結果となっても
その匿名の人を征伐する
ことは難しいです。
このように状況はまったく
変わっているのに、
「性善説」による「まず信じる」
というところはまったく変わって
いないということです。
これが匿名のネット情報なのに
信じてしまう理由だということ
ですね。
ですが、ここまで話して
わかると思いますが、
この時代に「性善説」は
めちゃくちゃ危険です。
少なくとも、信憑性のある
情報を求めるのであれば、
・その人が実名、顔出しをしているか？
・その人が語っている実績に対する
証拠を出しているか？
を調べることをオススメします。
あ、桐生のスタートした
「資格起業ラボ」については、
入会後に見られるブレインサプリ
という動画の中に、
桐生が実績の証拠を出している
動画がありますので、
興味があれば見てみてください。笑
桐生 将人
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