※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
一昔前は「お金を稼ぐのは悪だ」
という話を聞くことがありました。
最近は「『お金を稼ぐのは悪だ』
という言葉を信じるな!」という
ことが言われています。
そういう人の話を聞くと、
「お金を愛さないと
お金は貯まらない」
ということだそうです。
では、この話は”ビジネス”の
世界でも同じことが言えるの
でしょうか?
たとえば、飲食店は原価率が
30%程度と言われています。
それを踏まえて、以下の
2つの発言を見てください。
「うちは利益率が高いです!
1000円のメニューの材料費は100円
しかかけません!原価率は10%です!」
「うちはお客さんに還元します!
1000円のメニューの材料費は500円
しかかけません!原価率は50%です!」
どうでしょう?
どちらのお店を利用したいですか?
おそらく多くの方は後者だと
思います。
ですが…おかしくないですか?
「お金を稼ぐことは悪ではない」
はずですよね?
それなのに、なんとなく、
前者は「金の亡者」のように
見えてしまうかもしれません。
で、経営者の方ならまだ良い
(自分の稼ぎが増えるわけですし)
のですが、社員の方はこういう
感覚に敏感です。
要は、利益を出しすぎると、
「お客さんから搾取している」
という罪悪感を持ってしまう
ということです。
内部の人間として、原価を
知ってしまっているので、
「原価は100円なのに…」
というように思ってしまう
ということですね。
ですが、、、
社員がそんなマインド
を持っている状態では、
利益を増やしていくことは
難しくなりますよね。
では、社員に対して、
「利益とは何か」を
どう伝えればよいのか?
それについて、
先日からお伝えしている書籍
『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社 (2021/6/16)
の著者である木下勝寿氏は、
以下のように述べています。
///////////////////
<意訳・抜粋>
お客さんは買うか買わないかを選択できる。
よって、「買ってもらえる」ということは、
お客さんの役に立ったということである。
つまり、売上とは「社会のお役立ち度」
だといえる。
だが、売上だけでいえば、広告費を無限に
かければいくらでも作ることができる。
(あるいはめちゃくちゃ値段を下げて、
ほぼ原価で販売すれば売上は増やせる)
利益は、これとは違って、「自分自身が
生み出した付加価値を数値化したもの」
だといえる。
そして、この利益も適正かどうかは、
お客さんが買うかどうかで決まる。
つまり、会社の存在価値、
真のお役立ち度とは「利益」で決まる。
意訳・抜粋(p84-90):『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社 (2021/6/16)
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さらに木下勝寿氏はこう続けます。
『利益を稼げば納税により社会貢献ができる。
ボランティアは無料だから本当に必要なものか
わからない。だから、社会貢献したいなら
目の前の仕事を通して利益を出すことが重要である。』
「貧困国に井戸を作る」という
ボランティアや寄付がありますが、
それらの多くがしっかり管理されず
に使われていないというような話が
あります。
なんでそうなるかというと、
彼らは「無料だからもらった」
だけだからです。
もし、有料であったとしたら、
本当に必要な人が適正な価格でしか
買わないということです。
“税金を払って社会貢献”というのは、
異論がある人も多いかもしれません。
ですが、個人的には、
「どこに寄付したらいいかわから
ないから、社会貢献は国経由で行う」
というのは一つの立派な考え方だと
思います。
もし、あなたの社員が、
「ガッポリ会社が稼ぐ」ことに
罪悪感を感じているとしたら、
ぜひ、彼らの中の「利益の定義」
を変えてあげてください^^
桐生 将人
参考図書:『売上最小化、利益最大化の法則──利益率29%経営の秘密』著:木下勝寿、出版:ダイヤモンド社 (2021/6/16)
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