MENSAの思考

FIREの夢を打ち砕くホントの話

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前にもこのブログで

「FIREしてどうしたいの?」

という記事を紹介しましたが、

今回もそれ系の話です^^;

※FIRE…Financial Independence,

Retire Earlyの略で、経済的な

独立を果たし、早期リタイアを

するというもの

 

桐生と同様に

“FIREに魅力を感じない派”

の方は面白ネタとして…

 

FIREに魅力を感じている人は、

しっかりホントの話を学んで

無事達成できるように…

 

ぜひお付き合いくださいね^^

 

ちなみに今回の話は、山崎俊輔氏

というファイナンシャルプランナー

の方の記事を参考にしています。

(下部にリンクを貼っておきます)

 

現在、FIREに関する書籍は

ベストセラー入りしているものも

あるようで、YouTubeやブログ等

でもしょっちゅう耳にする言葉

かもしれません。

 

で、そんなFIREには柱になる

黄金ルールがあるようで、

それが以下の2つです。

 

//////////////////////

・25年分の年収確保

仮にリタイア後、年400万円で

暮らすなら400万円×25年=1億円

を貯めればFIREできる

 

・4%ルール

リタイア後は投資などで年4%の

収益をあげることをめざし、

運用収益で暮せば元本は一生減らない

//////////////////////

 

(「4%ルール」の方は、

上記の内容ではなく、

トリニティ大学の研究の

投資をしながら4%ずつ

引き出せば資産が底を

つかなかったという研究

から来ている気がしますが…)

 

ですが、山崎氏は、

日本においてこの考えは

2つの理由でかなり無理が

あると指摘をしています。

 

1つ目の理由は、

「高リスク運用をせざるを

得ないから」です。

 

まず、いつFIREするのかという

ことですが、”早期退職”という

くらいですから、仮に40歳だと

しましょう。

 

日本では大卒で就職すると

なった場合、23歳ですから、

わずか16年間で1億円程度の

お金を作らないといけない

ことになります。

 

必死に節約をして月10万円を

貯めたとしても、年利17%以上

が必要になってくる計算です。

 

その結果、ハイリスクの投資

(たとえばビットコインや

高レバレッジのFX等)に手を

出して、逆に資産を減らして

しまったり、詐欺まがいの

投資話に乗っかってしまう…

 

そんな状況に見舞われるわけです。

 

2つ目の理由は、

「実際に1億を4%で回せるか

について疑問があるから」

です。

 

そもそも、1億円を貯めたとして、

「全額を投資に回して預金ゼロ円」

とできるかというと…普通に考えて

難しいですよね?

 

そして、せっかくFIREを達成した

のだから、投資からも解放されたい

と考える人も少なくないでしょう。

 

投資が大好きな人ならいいですが、

そうでない人は、引退後に「全財産

を投資に突っ込んで暮らす」という

のはかなりのストレスではないかと

思います。

 

さらにいえば、年4%が当たり前の

ように言われていますが、これって

そんなに簡単ですかね?

 

誰もが年4%で運用できるなら、

もっと多くの人がお金持ちになって

いても良いものです。

(ちなみに山崎氏が記事の中で

紹介していますが、公的年金の

年金運用の2020年までの20年間

の平均利回りは年3.87%とのこと)

 

これらを踏まえて、たとえば、

 

・1億円のうち、

5,000万は投資、5,000万は預金

・利回り年2%

・400万円で暮らす

 

という条件で25年間を暮らした

とするとどうなるか?

 

試算結果によると、

25年後には資産は3,593万円に

なってしまうとのことです。

 

ということで、、、

 

これら2つの理由から

「FIREはそんなに簡単じゃない」

ってことがわかるわけです。

 

で、個人的にはFIREの問題点

ってもう1つあると考えます。

 

それは、

「今の時点から見た未来と

実際の未来は異なる」

という当たり前の話です。

 

たとえば、

40歳で引退して、4%運用が

うまくいっていたとしても、

 

実際に65歳になったときに、

 

「価値観が変わって、

年400万円以上の生活が

したくなってしまった」

 

とか

 

「急に趣味ができて、

色々と欲しいものができた」

 

とか

 

「物価が上昇して年400万円

(あるいは年4%)では足り

なくなってしまった」

 

とか

 

そういうことが起きたら

どうするのだろう?って

ことです。

 

「桐生さん、FIREの民は、

そういうときに力を発揮する

ために、力を溜めているのだ」

 

そんな反論があるかもしれませんが…

 

FIREを目指す人は

「リタイア」を目指している

わけですから、多くの人は、

そういう想定ではないと思う

のですよね…^^;

 

FIREを目指す人は、

想定外にならないように

気をつけてくださいね!

 

桐生 将人

 

引用・参考:PRESIDENT Online『「1億貯めて年4%稼げば一生安泰」米国流FIREブームをマネする人を待ち受ける悲劇』著:山崎 俊輔、投稿日:2021/08/04

https://president.jp/articles/amp/48495

 

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