MENSAの思考

ユダヤ人は三本の矢を束ねない

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前にも一度取り上げましたが、

今回は『ユダヤ人の成功哲学

「タルムード」金言集』から

ユダヤ人のリスクに対する考え方

をお伝えします。

 

日本には、

「三本の矢の教え」

という言葉があります。

 

これは以下のような内容です。

 

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戦国武将の毛利元就が、

三人兄弟を呼び出して、

一本の矢は簡単に折れてしまうが、

三本の矢をまとめると折れない

ことを見せて、

「三人兄弟が結束すれば

毛利家が破られることはない」

と説いたもの。

/////////////////

 

要は、

日本においては古くから、

「皆で力を合わせて

一点集中すれば、どんな

困難も乗り越えられる」

というような考えがあるの

でしょう。

 

では、ユダヤ人はどう考えるか?

 

それは、

「三本の矢でもまとめて

へし折られてしまうほどの

災難や事件が起こった場合

のことを考える」

ということです。

 

その結果、ユダヤ人は、

矢を束ねることはしません。

 

必ず折れるわけだから、

すべてがまとめて折られない

ように別々の場所に置く

ということです。

 

その例として、こんな話が

紹介されています。

 

/////////////////

ロスチャイルド家は欧州のユダヤ

系財閥だが、その創生は一八世紀

にさかのぼる。ロスチャイルド財閥

の創業者には五人の息子がいた。

ところが家長の父親は、息子たちと

一緒に暮らすことはしなかった。

五人全員を一カ所に集めるのは

リスクが大きすぎると考えて、

あえて各地に分散させた。

 

―引用:pp(230-231)『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』著:石角完爾、出版:集英社 (2012/4/20)

/////////////////

 

ちなみに、もう1つ、

リスクについてユダヤ人と

日本人の間で決定的に違う点

があります。

 

それは、リスクを考えるときに、

「起こるかも」ではなく、

「起こる前提で考える」

ということです。

 

たとえば、日本人は、

山を渡るときに、

「イノシシが飛び出して

くるかもしれない」

と考えて、行くのをやめるか

あるいは、「そんなに大きい

イノシシは出てこないだろう」

と楽観的に考えるかもしれません。

 

ですが、ユダヤ人は、

「必ずイノシシは飛び出してくる」

と考えてその対策を考える

ということです。

 

今回の話においても、

「三本の矢でも折れるかも

しれない」ではなく、

「三本の矢で束ねても

必ず折れることは起きる」

と考えてリスク対策を

するということです。

 

ロスチャイルド家(ユダヤ人)

と毛利家(日本人)のどちら

の考えが正しいか?

 

それはあなた自身で

判断してください^^

 

桐生 将人

参考・引用:『ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集』著:石角完爾、出版:集英社 (2012/4/20)

 

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