※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
以前にこのブログで、
キャリアアップ助成金に
不支給が出てしまい、
「社労士の賠償保険を初めて
活用してみようと思う」
ということをお伝えしました。
で、その後、結果について
お伝えすることをすっかり
忘れていました。
今更ですが、タイトル通り、
無事保険はおりました。
かなり時間がかかると思って
いたのですが、想定よりも
スムーズに保険がおりました。
ということで、
あなたが社労士の立場なら、
今後助成金の不支給を出して
しまった際に、
あなたが経営者の立場なら、
今後不支給を出されてしまった
際の交渉材料に、
どちらにも役立つと思いましたので、
そのときの話を共有しますね。
そもそも、社労士賠償保険は、
普通の民間の保険とは違って、
加入経路は1つしかありません。
それが東京海上日動火災保険
のものなのですが、補償内容
は大きく分けて2つです。
1つは、一般的な賠償(説明ミスや
手続ミスといったものに対する賠償)
を想定したものです。
もう1つは、助成金の手続きミスに
よる賠償を想定したものです。
とはいえ、賠償保険といっても、
そのすべてを補填してくれるわけ
ではありません。
それぞれ免責金額が設定されて
います。
特に、助成金の賠償は免責金額が
大きいので、保険を使う場合でも、
社労士側には痛み※が伴います。
※賠償金額から免責金額を引いた
70%しか補償されないので、
その免責金額+30%部分は
社労士側の負担になります。
だから、
「自分は悪くないけど、
お客さんのために使って
あげるか~」
といった軽い気持ちで
使えるものでもありません^^;
提出書類も結構多いので、
書類を集めるのにも時間が
かかります。
タダ働きどころか
お金を払って働くことになる
のですから、社労士側にそれなり
の責任があることが前提です。
それでは、ようやく本題です。
実際に桐生が保険を使ったときの
全体の流れを時系列で紹介しますね。
///////////////////
・1月中旬に保険会社へ電話連絡
・翌日にメールで担当者から連絡あり
→「事故連絡票」を作成するように
指示あり(時系列や事故内容の詳細
を記載します。ページ数は多いですが、
記載例を参考にすればそんなに大変
ではないです。)
・2月初旬に「事故連絡票」を作成して送付
・翌日に再度担当者からメールがあり、
必要書類の案内を受ける
→これが結構多くて大変ではある。
一部、ハローワークから取り寄せる
書類等もあるので、書類を揃えるのに
2週間程度はかかるイメージでいると良い。
・2月中旬に書類を揃えて提出
・3月の保険審査会にて審査される
→毎月月末にあるとのこと。
タイミングが悪いと1ヶ月後ろ倒しになる。
・4月初旬に保険がおりることが決定
・数日後に賠償金額の支払
→このタイミングでクライアントに
賠償金を払えばOK。保険が決定して
から払えばいいのがありがたい。
・1週間後に保険金が入金
///////////////////
どうでしょう?
結構スピーディーですよね。
特に、賠償金を払ってから
たった1週間で保険金が入金
されるのは素晴らしいです。
社労士のようなフィービジネス
をやっていると、数百万円の
賠償金を払うのは結構大変だと
思いますからね^^;
ということで、今回、痛手は
あったわけですが、、、
今後、助成金の不支給があった
場合について、どういう流れで
賠償から保険請求をするのかが
把握できたのは学びになりました。
使わないで済むのが一番ですが、
何か想定外のことがあったときも
その対応方法を知っていることは
力になりますからね。
参考になれば幸いです^^
桐生 将人
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