MENSAの思考

人生における資産のピークを決める

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日から、

「ゼロで死ぬ生き方」

についてお伝えしてきました。

 

今回の話は、その中でも重要な

「資産のピーク」についての

話をしたいと思います。

 

少し復習しましょう。

 

そもそも死ぬときに「資産ゼロ」

となっていることがなぜ幸せなのか?

 

それは、お金から得られる効用を

最大化する=お金をすべて使う

ということだからです。

 

もう少し詳しく言えば、

お金そのものに価値はなく、

人は、お金を使うことで効用を

得られるわけです。

 

お金を使えば使うほど効用を

得られるわけですから、その

最大値は「すべて使い切る」

ということになるということです。

 

話を戻します。

 

では、どうすればゼロで死ぬ

ことができるのか?

 

それは、どこかで

「資産のピークを決める」

ということです。

 

ゼロになるためには、

どこかを境にして資産が減り

始めないといけません。

 

ずっと増え続けていればゼロ

にはなりませんからね。

 

そして、このピークを決めないから、

多くの人は資産を遺して死んでしまう

とも言えます。

(これは先日のブログでお話しましたね)

 

では、ピークはどうやって

決めるのか?

 

これについて、

『DIE WITH ZERO』

では以下のような方法が

推奨されています。

 

////////////////////

<抜粋・意訳>

・資産のピークは金額ではなく

時期で決める

・必要資産額の計算式は、

年生活費×人生の残りの年数×0.7

////////////////////

 

少し解説しますね。

 

資産のピークを「金額」で決める

人は多いと思います。

 

たとえば

「1億円貯まったら、もっと遊ぼう」

みたいな話です。

 

ですが、著者は、金額をピークに

すべきでない理由として以下のような

ことを話しています。

 

「明確な金額目標を作っても、

“もっともっと”となってしまう。

1億円の目標が気付けば10億円、

100億円となってしまい、

気付いたときには経験の機会を

逃してしまう。」

 

つまり、先に決めるべきは、

「金額」ではなく「時期」だと

いうことです。

 

この「時期」から資産を使いながら

経験を得ていこうという考えを持ち

なさいということです。

 

そうはいっても、

死ぬまでに資産が尽きてしまったら

困るわけです。

 

そうならないために、その「時期」

までに必要な資産を計算しないと

いけません。

 

この計算式を著者は、

年生活費×人生の残りの年数×0.7

と表しました。

(根拠はあまりないそうですが、

利回り3%で考えるとざっくり

この式がちょうどいいそうです。笑)

 

ただ、この式を使えば、

正確かつ最適な正解が

導き出せるわけではありません。

 

というのも、

「年生活費」は自分で判断ができますが、

「人生の残りの年数」については、

誰にも確実な数字がわからないからです。

 

平均寿命を入力したとしても、

平均よりも長生きした場合は

お金が足りなくなる可能性があります。

 

逆に、平均よりも短命の人は

お金を遺して死んでしまいます。

 

だから、ここは自分のリスク許容度

や考えによって数字が変わります。

 

たとえば、

「俺は絶対に早く死ぬ!

生きてしまったらひもじく生きる!」

と思うなら、短い年数で良いです。

 

「生きてしまったらどうしよう…」

と思うなら、100歳くらいまで生きる

前提にすれば良いと思います。

 

とはいえ、

以前にもお伝えしたように、

あなたが思っている以上に、

高齢になるとお金は使わない

ものです。

 

生きるリスクに怯えすぎて、

必要資産額を無駄に大きくしすぎると、

今度は経験の機会を逃すことになって

しまいます。

 

多少のリスクも受け入れつつ、

なるべく経験の機会を先延ばしに

しないようにすることが、

あなたを幸せにする

「ゼロで死ぬ生き方」の

コツってことですね^^

 

桐生 将人

参考図書『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』著:ビル・パーキンス、出版:ダイヤモンド社 (2020/9/30)

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

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