MENSAの思考

高齢になるほど価値が高まるもの、価値がなくなるもの

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

あなたに大切な人はいますか?

 

もし、答えが「Yes」だとしたら、

自分が死ぬときにいくらのお金を

その人に残したいと思っていますか?

 

まだ子供が小さい方なら「1億円!」

なんて答えもあるでしょう。

 

自分の葬式代で迷惑を掛けたくない

という人は「300万円くらい」という

答えもあるかもしれません。

 

では、桐生の答えはというと…

 

「ゼロ」です。

 

まぁそれには色んな理由がある

のですが、とにかく以前から

桐生は資産を使い切って死にたい

と思っていました。

 

なんで急にこんな話をしたかと

いうと、びっくりした出会いが

あったからです。

 

それはある”本”です。

 

タイトルは、

『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』

というものです。

 

帯には、

「ゼロで死ね。」

と書いてあります。笑

 

きっとこの本は、

ずっと自分が考えていた

「ゼロで死ぬ生き方」の考えを

深めてくれるに違いない!

と思いまして、

即購入→2日で読破しました。

 

ということで、しばらく、

あなたの人生を幸せにするための

「ゼロで死ぬ生き方」をお伝えしたい

と思います。

 

さて。

 

今、現役世代の人や

子育て世代の人だと、

お金は非常に重要で、

価値のあるものだと思います。

 

それをもっと稼ぐこと、

もっと節約すること、

投資等で増やすことに

必死になっています。

 

では、そのお金がどんどん溜まって、

豊かになっていったとします。

 

その結果、

だんだんとブランドものや

好きな服を着れるようになって、

ミシュランの星付きレストラン

なんかにも行けるようになって、

年に数回の海外旅行に行けるように

なったとしたら、、、

 

すごく魅力的な話だと思います。

 

それを実現してくれるお金は

とても価値があるものに感じるでしょう。

 

ですが、歳を取っていくとどうなるか

を考えてみてください。

 

たとえば、

60歳のときに今よりも体力が落ちて、

変な見栄もなくなってブランドものに

も興味がなくなって、外食くらいしか

楽しみがなくなったとします。

 

こうなると、お金をあまり使わない

わけですからお金の価値は下がります。

 

70歳になって、さらに体力が落ちて、

食事も脂っこいものや量が食べられなく

なって、もっと外出することが少なく

なったとします。

 

こうなると、さらにお金を使わない

わけですからお金の価値はもっと下がります。

 

80歳になって、病気になってしまって、

管につながれて、入院生活になって

しまったとします。

 

こうなったら、入院代にお金は

使われるかもしれませんが、

楽しい価値に変わらないお金には

やはり価値はありません。

 

このように歳を取ると、

多くの人にとってお金の価値は

下がっていきます。

 

ですが、お金の価値が下がるのと

反比例して、価値が上がり続ける

ものがあります。

 

それが「経験(思い出)」です。

 

アップルの創業者である

スティーブ・ジョブズも

死の間際でこんなことを言いました。

 

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<抜 粋>

人生において十分にやっていけるだけの

富を積み上げた後は、富とは関係のない

他のことを追い求めた方が良い。

私があの世に持っていける物は、

愛情にあふれた(ポジティブな)思い出だけだ。

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歳を取って、身体が動かなく

なったときに、お金を使うことや

新しい「経験(思い出)」を得る

ことは難しいです。

 

ですが、身体が動かなくなったときも、

今までにした「経験(思い出)」は、

頭で何度も思い出すことができるし、

どこかへ行かなくてもその思い出を

人と語り合うことはできます。

 

だから、歳を取るほど、

「経験(思い出)」は価値を増し、

より輝かしいものになっていく

ということです。

 

著書の中では、

「筆者の父親が、身体が悪く

なって動けなくなっていくときに、

お金やプレゼントをあげても

まったく喜ばなかったが、

父親との思い出の写真が大量に

入ったiPadをプレゼントした

ときに最も喜んだ」

という話が紹介されています。

 

他にも、

「お金はそれ自体に価値はなく、

それによって得られるものに価値がある」

という話がありますよね?

 

この話からわかるのは、

お金は何かに交換される(=経験)こと

によって効用が得られるものだという

ことです。

 

では、この効用を最大にするためには

どうすればいいかというと、

「死ぬときまでにすべてお金を使う」

ということになります。

 

なぜなら、死ぬ間際には、

お金そのものの価値は限りなく

ゼロになっており、

それまでに使えば使うだけ効用が

高くなるとすれば、すべて使う

ことで効用を最大化できることが

わかるからです。

 

ということで、、、

 

今回はざっくり

「ゼロで死ぬ生き方」が、

なぜ、幸福度を高めるのかについて

基本的な考え方をお伝えしました。

 

今までなんとなく貯金していた方は、

一度「使い切る」ことを考えてみて

くださいね^^

 

桐生 将人

 

追伸.

この話は奥深いですので、

しばらくお付き合いください。笑

 

参考図書『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』著:ビル・パーキンス、出版:ダイヤモンド社 (2020/9/30)

 

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