マーケティング

笑顔の営業が売れない理由

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

吊り橋効果って知ってます?

 

吊り橋が揺れてドキドキする感じと

恋愛のときのドキドキが似ているから、

男女で吊り橋を一緒に渡ると

好きだと勘違いしてしまうってやつですね。

 

この話でもわかるように、

人間の脳は論理的には理解していないのに、

無意識に何かを認識したり、

判断してしまうことがよくあります。

 

僕はサラリーマンのときに保険会社にいたのですが、

「お願い営業」をしている人をたくさん見てきました。

 

で、お願い営業のような低いポジションで

仕事をしている人には特徴があるんです。

 

それはよく笑うということです。

 

そもそも人はなぜ笑うのでしょうか?

 

面白いから?楽しいから?

 

実は、どちらも違います。

 

思い出してみてください。

 

サラリーマンの忘年会で、一番若い社員がめちゃくちゃ

面白い一発ギャグをやったとしてもほとんどウケません。

 

あるのは苦笑、失笑なことがほとんどです。

 

かたや、部長クラスが全然面白くない

オヤジギャグを言うと大爆笑が起きます。

 

面白さでは一番若い社員の方が上なのに

おかしい話です。

 

他にも、言葉がわからない赤ん坊が、

あなたに笑いかけたとします。

 

この赤ん坊はあなたの顔が面白いから

笑ったのでしょうか?

 

これも違いますよね。

 

では、なぜ笑うのかというと、

それは「人に受け入れられたいから」です。

 

上司は部下に受け入れられたいと

思っていないので笑いません。

 

逆に部下は上司に受け入れられたいから笑うのです。

 

つまり、笑うという行為は、相手の無意識に

「ポジションが低い人間です」という印象を

植え付けることになるのです。

 

高いポジションで戦いたいなら、

相手に笑わせて、自分は笑わないようにする

必要があります。

 

社員研修などで笑顔の大切さを習ったりもしますが、

低いポジションになって上司に従えって

言われているのと同じですね。

 

残念ながら僕も割とすぐ笑ってしまう癖が

染み付いてしまっています、、

 

高いポジションで仕事をしたい方は

笑わないようにしてみてください。

 

自分に対する自戒の念も込めて…。

 

桐生 将人