こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
以前に、大切なクライアントから
本を頂戴しました。
この本は、クライアント自身が
自社の社員に理念を共有していくために、
グループ会社の社長や役員全員で
設立10年の歴史を書き綴った本です。
読み終わってみて、、、
本当に素晴らしい内容ばかり
だったのですが、
一番興味深かったのは、
このクライアントの代表が
自分自身に課したルールでした。
その代表は、会社を始める際に
ある”ルール”を作りました。
それは、
・自分が10年で引退すること
・株を自分で独占しないこと
の2つです。
なぜ、そんなことをしたのかと
聞いたところ、こんな回答を
頂戴しました。
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自分はやろうと思えば、
全役員をコントロールできるし、
無意識にそうやろうとして
しまう可能性がある。
そうすると、いつまでたっても
役員たちが成長しないし、
みんなが本気でグループを
成長させようと思わなくなる。
お金を稼げば独占したくなるかも
しれないし、ずっと代表の場に
居座る可能性がある。
だから、最初からそれができない
ように仕組みを作っておく必要がある。
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桐生もこの考え方には
めちゃくちゃ同意です。
ただし、経営方法としてではなく、
「意思の力に頼らずに仕組みに頼る」
というところにですが…。
(経営方法はそれぞれ考えや
方針がありますから^^)
僕自身も、「意思の力」に頼らずに、
「ルールを作る」ことで、より良い
選択ができるようにしています。
たとえば、お酒を飲んでいた頃に
飲み会が終わったあと、毎回、
コンビニに寄って夜食を買って
しまう悪い習慣がありました。
買うのは、お菓子やお酒で、
それを深夜に食べて飲むのだから
身体によくないのは明確です^^;
別にコンビニに寄っても我慢すれば
いいわけですが、お酒が入っている
とついつい買ってしまいます。
だから、当時の戦略は、
「夜食を禁止する」のではなく、
「コンビニの利用を禁止する」
というルールを自分に課すことでした。
コンビニに行ってから「意思の力」で
夜食を買うのを我慢するのは大変です。
ですが、コンビニ自体に行かない
「ルール」を導入すれば、迷うこと
すら回避できるということです。
当時、自分の住んでいた辺りでは、
飲み会の後で開いているお店なんて、
コンビニくらいしかありませんでした。
なので、この「ルール」を課したことで、
完全に夜食問題を解決することができました。
もちろん、コンビニに行かない
「ルール」を守るのも「意思の力」
だという方もいるでしょう。
ですが、目の前の欲求に抗うのと、
店に行くかどうかの選択に抗うの
ではレベルが違いますよね?
ということで、
自分の意思が弱くて、
より良い選択がとれていないと
思っているなら、
ぜひ、ルールで自分を律する
ことを考えてみてください。
結構、ルール化すると楽ですよ^^
桐生 将人