士業の選び方

行政調査に強い士業は「先に」話す

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前にもお話したことがありますが、

桐生は、士業の優秀さは行政調査の対応力

に比例すると考えています。

 

そりゃそうですよね。

 

どんなに良い節税や社会保険料適正化を

提案したところで、行政調査でボコボコに

されてしまってはどうしようもないわけ

ですから…^^;

 

以前に優秀な士業の方との飲み会に

参加する機会がありまして、

「調査の対応力が高い士業は何が違うか」

ということが話題になりました。

 

そこで、調査の対応力が高い士業

の共通点に気付きましたので、

今回はそれをシェアします。

 

早速ですが…それは何かというと、

「自分から先に話の流れを作っていく」

ということです。

 

行政調査の際に、普通の士業や経営者は、

行政側の質問を待って、それに答えていく

というスタイルで対応します。

 

ですが、優秀な士業は、

最初に自分から突っ込まれたくない

部分を突っ込まれないように、

相手の質問を誘導します。

 

たとえば、法律の見解が曖昧で、

突っ込まれる可能性が高い部分に

話題が行かないようにします。

 

逆に、最終的には問題ないけれど、

相手が長い時間突っ込んだり

調べたりしたくなるような

一見怪しい部分にあえて話題を

誘導します。

 

行政調査は、少ない担当官が

大量の会社を対応しています。

 

だから、すべての内容をじっくり

調べる時間はなく、どこかにアタリを

つけて質問をしてくるわけです。

 

優秀な士業はそれを理解しているので、

その質問を操作するのです。

 

もし、あなたが経営者で、行政調査も

自分自身で対応しなければならない

という状況なら、質問の操作を

考えてください。

 

下手な士業に頼るよりも、

よっぽど調査の結果が良くなりますよ。笑

 

桐生 将人