起業

価格が自由化されてないビジネスの危険性

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前に、ホリエモンが

「保育士の仕事は誰でも

できるから給料が上がらない」

と言って炎上したことが

ありました。

 

桐生自身は保育園のクライアント

はいませんが、知り合いから聞くと、

そんなに儲かっていないみたいですね。

 

あんなに入園希望者が殺到して

いるのに不思議なものです。

 

そして、仕事の忙しさ的にも、

保育士さんはオンタイムは

腰を痛めながら子供の保育をして、

日誌を書くために仕事を家に

まで持って帰っているようです。

 

しかも、朝は5時前に起きる

なんてのも普通みたいです。

 

やっぱり不思議です。

 

というのも、ニーズがあって、

相当忙しく働いているのに、

儲かっていないからです。

 

儲かるビジネスの本質は、

「人が困っていることを

解決するサービスを提供する」

ということです。

 

この保育園のサービスはまさに

そういうものな気がしますが…

儲かっていないわけです。

 

人が困っていることを

解決していないけど、

行列ができているラーメン店

は儲かっています。

 

それなのに、なぜ、保育園は

儲からないのだろうか…

そんなことを考えていたら、

一つの答えがわかりました。

 

それは、

「価格が決まっているビジネス」

だからです。

 

私立の保育園は別ですが、

認可保育園や認証保育園は

収入別に価格が決まっています。

 

そして、子供何人あたり

保育士を何人配置する

ということも決まっています。

 

つまり、いくら行列ができようと、

基本的な売上は固定です。

 

そうなると、利益を増やしたり、

社員の給与を増やすためには、

社長が給料を削るか固定費を削る

くらいしか方法はありません。

 

逆に言うと、社長からすれば、

最低賃金とか社会保険料が

上がるたびに自分の収入を

削られていくイメージです。

 

士業も、昔は価格が固定化

されていた時代がありました。

 

現在は、価格が自由化されたので、

「人の困っていることを解決するサービス」

を出せば、高い報酬がもらえます。

 

そして、行列ができれば、

さらに高い報酬がもらえます。

 

この価格の自由度は起業して

稼げるかどうかにおいて

めちゃくちゃ重要な「前提」

になるということです。

 

もし、起業を考えているなら、

価格が縛られていないビジネス

を選ぶようにしてくださいね。

 

自分の特別な理念や信念があるなら

別ですが、頑張っても利益がとれない

ビジネスはあなたを苦しめるだけです^^;

 

桐生 将人