MENSAの思考

ブランドを破壊するたった1つの落ち度

こんにちは。

桐生です。

 

以前住んでいた自宅の近くに、

「ヴィルマルシェ」という

スーパーがあります。

 

他にも「成城石井」もあった

のですが、圧倒的にお洒落で

高級なオーラを放っているのが

「ヴィルマルシェ」でした。

 

最初は入りづらかったのですが、

ようやく街にも慣れてきた頃に

お弁当を買いに行きました。

 

お弁当も美味しそうなものが

多くて、ちょっとお値段も

お高めです。

 

高級でお洒落スーパーは

違うなぁと思っていたら、

見慣れたロゴが目につきました。

 

そう…「Top Value」です。

 

イオンのプライベート

ブランドですね。

 

不思議に思って、検索してみたら、

この「ヴィルマルシェ」は

イオンの運営する新ブランドの

店舗だったのですね。

 

イオンに対して何の恨みも

ないのですが、正直、

これを見たときに、

ガッカリしてしまいました。

(高級店だと思ったら、

大衆店だったわけですから)

 

同じような話ですが

対照的だったのが、

トヨタとレクサスです。

 

トヨタは大衆車のイメージが

ありますが、それを払拭して、

高級ブランドとして勝負するために

「レクサス」というブランドを

打ち出しました。

 

レクサスは、実際にディーラーに

行くとわかりますが、

トヨタということを忘れさせて

くれるくらい高級感があります。

 

そもそも「トヨタ」という

単語をほとんど目にしません。

 

この2つがまったく違うのは、

「ブランドとの一貫性」です。

 

レクサスはまさに高級ブランド

として一貫した対応を

感じさせています。

 

接客レベルも高く、

企業研修等の事例としても

よく取り上げられています。

 

ですが、「ヴィルマルシェ」は、

わざわざ別ブランドにして、

高級ブランドイメージを狙ったのに、

「Top Value」なわけです。

 

この文言が一気に桐生のことを

現実に引き戻してしまいました。

 

そもそも、わざわざ名前を変えて、

新ブランドにしたにもかかわらず、

元のブランドの名前が見え隠れ

するようでは意味がありません。

 

「ヴィルマルシェ」も、

高級感を出すのであれば、

イオンであることを

忘れさせるくらい、

徹底して欲しかったです。

 

なんかただの愚痴っぽく

なってしまいましたが…^^;

 

新事業を立ち上げて、

ブランド化するのなら、

ブランドとの一貫性と

それを徹底することが

めちゃくちゃ重要だと

いうことです。

 

一貫性を損なうと、

せっかく構築したブランドが

一気に崩れ去ってしまうので

注意してくださいね。

 

桐生 将人