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エンタメとしての「鮨」(六本木「鮨 由う」にて)

こんにちは。

桐生です。

 

先日、ある有名鮨店に訪問しました。

ミシュラン一つ星です。

 

ここのお店は周りの人からの

前評判でも「エンタメだよ」

とお聞きしていたので、

そのつもりで訪問しました。

 

高級鮨店のイメージは一般的に

・味と鮮度にこだわる

・強面の大将が寡黙に鮨を握る

というものかもしれません。

 

ですが、

ん…?

まぁこんな感じなのです。笑

 

このお店…随所にお客さんを

楽しませる要素が散りばめ

られています。

 

たとえば…

 

豪華なものが山積みなので、

「港区巻き」というそうです。

「港区巻き」専用のキャビア。

大量のあんきもをシャリに

混ぜた「プリン巻き」

鮨に使えない端っこを全部まとめて

太巻きした「福巻き」。

「残り物には福がある」から

来ているそうです。

 

こんな感じで、

お客さんが喜びそうな逸品を

創作して、ユニークな名前を

つけています。

 

もちろんちゃんとした

お鮨やつまみもあります。

太刀魚にはフレンチのような

濃厚なオニオンソース。

鯛の白子が美味しかった^^

マグロは筋肉質な感じ。

「砂ずり」をオプションで追加。

卵焼きの見た目が完全にカステラ。

 

正直、同レベルの鮨店と比べれば

ネタのレベルは高くないと思います。

 

ですが、ユーモアあふれる料理と

大将の気さくなトークで、非常に

「楽しく」食事ができました。

 

結局食事って

「幸せになる」ために

行くものです。

 

「美味しい」というのは

あくまでも「幸せになる」ための

一つの要素であって

絶対的なものではありません。

 

そもそも、ワインのプロが

ラベルを隠されるとほとんど

高いワインを当てられないのと

同じように、一定の金額まで

行くと味の違いはそんなに

大きな差はないです。

 

だから、このお店のように

「美味しい」だけではなく

「楽しい」というベクトルで

幸せにしてくれるスタンスは

とても勉強になりました。

 

一般的な鮨店は「美味しい」

という分野で普通の人では

判断ができない超高レベルの

争いをしています。

 

それを横目に、

このお店は「楽しい」という

分野で他の鮨店に対して

圧倒的な差を付けているの

かもしれません。

 

それがミシュランを獲得し続ける

一つの理由かもしれません。

 

社労士も専門家だからといって

「専門知識」を高めればいい

というものではないってことですね。

 

桐生も違うベクトルの価値貢献を

常に追求していこうと思います^^

 

桐生 将人