MENSAの思考

90年続く「意のままに人を操る方法」

こんにちは。

桐生です。

 

あなたは「人を動かしたい」と

思ったことはありますか?

 

経営者であれば、

スタッフが望ましい行動を取るように

“動かしたい”と思ったことがあるかも

しれません。

 

あるいは、好みの異性を

思い通りに”動かしたい”と

考えたことがあるかもしれません。

 

「人を動かす」ということについて、

今となっては心理学や催眠術といった

多くの手法が公開されています。

 

ですが、そういった小手先のノウハウは

いずれ廃れていくものです。

 

では、時流に左右されない

「人を動かす」方法の本質とは

どこで語られているのか…?

 

そうです。

 

デール・カーネギーの

『人を動かす』です。

 

この書籍は1936年に初版が刊行されてから、

今でも改訂されながら、ビジネスパーソンに

愛され続けています。

 

桐生自身も10年以上前に読んだのですが、

先日、人に勧められて改めて読み直しました。

 

そこで気付いたのは、

書籍で語られている「人を動かす本質」は

90年以上経っても変わっていないという

ことです。

 

それは一体どういうものなのか?

 

初めて『人を動かす』を読んでから

10年を経て成長した桐生の視点から

あなたにその本質をお伝えしたいと思います。

 

一緒に「人を動かす」方法の本質を

学んでいきましょう。

 

で、早速結論になりますが、

「人を動かす秘訣はたった1つしかない」

と語られています。

 

それがなにかというと、

「みずから動きたくなる

気持ちを起こさせること」

です。

 

人は本質的に

「自分がやると決めたものしか

やらない生き物である」

ということです。

 

また、これは同時に、

「人は強制されても動かない」

ということを示唆している

とも言えます。

 

たとえば、あなたが急に

ぐいっと手を前に引っ張られたら

前のめりにならないように後ろに

いこうとしますよね?

 

それと同じように、もし、

無理やり動かそうとすれば、

それと逆の力が働いてしまう

ということです。

 

これはシンプルな話ですが、

「人を動かすには、その人自身が

動こうとするように働きかける」

ことが必要だということです。

 

では、人が動こうとする

動機とはなにか?

 

それが

「自己の重要感を得たい」

というものです。

 

たとえば、書籍ではこんな話が

紹介されています。

 

—————–

『今、わたしの手もとに、結婚に

失敗した患者がひとりいる。

女性の患者だが、彼女は、愛情、

性の満足、子供、社会的地位などを

期待して結婚生活にはいった。

ところが、現実は、彼女の希望を

無残にふみにじってしまった。

夫は、彼女を愛してくれない。

食事もともにしようとはせず、

自分の食事だけ二階の自室へはこばせる。

子供も生まれないし、地位も思わしくない。

彼女は、精神に異常をきたした。

そして、狂気の世界で、彼女は、

夫と離婚し、旧姓を名のるようになった。

今では、イギリスの貴族と結婚していると

信じており、スミス侯爵夫人と呼んで

もらわねば承知しない。

また、子供については、彼女は、赤ん坊を

毎晩産んでいると思い込んでいる。

わたしが診察するたびに、彼女は昨夜

赤ちゃんが生まれたと報告する。』

 

―引用(pp.39-40):『人を動かす』著:デール カーネギー、出版:創元社; 新装版 (1999/10/31)

—————–

 

さらに、書籍の中では、

一流の精神病院の院長の言葉として、

以下のような話も紹介されています。

 

————

・精神病の患者には、解剖しても

脳細胞に一切の異常がない人がいる

 

・その原因は明確ではないものの、

現実の世界では満たされない

自己の重要感を得るために

狂人になる人が大勢いることは

たしかである

————

 

ここからわかるのは、

「人は自己の重要感を満たすためなら

狂気の世界にまでいってしまう」

ということです。

 

それだけ人は自己重要感を

渇望しているのです。

 

では、もし、あなたが、

それだけ人々が渇望している

「自己重要感」を狂気の世界ではなく、

現実世界において満たしてあげることが

できたとしたらどうでしょう?

 

そうです。

 

あなたはその人を文字通り

「意のままに操る」ことが

できるということです。

 

これがまさに

「人を動かす本質」

だと言えます。

 

では、どうすれば、

相手の自己重要感を満たして

あげることができるのか?

 

ここには細かな手法が

たくさんあります。

 

たとえば、

・長所をほめること、決してけなさないこと

・お世辞ではなく、相手の自己評価にぴったり

と合ったことを言ってあげること

・相手に純粋な関心を寄せること

・相手の名前や誕生日を覚えること

・相手の話を聞くこと、途中で遮らないこと

等など…。

 

どれも相手の「自己重要感」を

満たしてあげるための手法です。

 

ですが、それらを

「人を動かす手法」として

切り取って使っても、

「自己重要感を満たす」という

本質的な目的を理解していなければ

使い方を見誤るかもしれません。

 

どんな優れた手法でも、

まずは目的を明確にすることが

重要なのです。

 

その目的はもちろん、

「相手にとっての自己重要感を

満たしてくれる人になる」

ということです。

 

それができれば、

あなたが報酬(自己の重要感)を

与えてあげるだけで、

あなたの意のままに相手を動かすことが

できるようになるということです。

桐生にとって10年ぶりの『人を動かす』は

まさにノウハウの本質であり、学びの宝庫でした。

 

定期的に「源流に立ち返る」のは重要ですね^^

 

桐生 将人

―参考図書:『人を動かす』著:デール カーネギー、出版:創元社; 新装版 (1999/10/31)