※本ブログは桐生がメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
今年最後のブログなので、
2025年を振り返りながら、
“そこから得た経験”のシェアを
したいと思います。
2025年の桐生にとって大きな変化が
あったとすれば「引越」でした。
長らく港区に住んでいましたが、
千代田区に拠点を移しました。
桐生は環境や人から影響を
受けやすい人間なので、
住む場所をかなり気にします。
というのも、
付き合う人に関しては、
(極論を言えば)自分で判断して
決めることができますが、
住む場所から受ける影響を
完全に避けることは難しい
からです。
そこで生活をしていれば、
自然とそこにいる人たちの
会話が耳に入ってきます。
意識をしていなくても、
そこにいる人たちの見た目や
話す言葉やその内容が自分に
影響を与えてしまうのです。
だから、住む場所は
付き合う人以上に
重要だと考えています。
で、今回の引越についても
慎重に検討したのですが…
住む場所については大正解でした。
そこから聞こえてくる会話、
目に入る人々のイメージが
自分の求めていたものとピタッと
ハマる感じがありました。
思いがけない出会いなんかもあり、
今振り返ると、付き合う人までも
良い方向に変化しています。
ただ、、、
事務所に関しては大失敗でした。
事務所も同時に引越をしたのですが、
場所は良いものの、物件の選択が
良くなかったです。
チームメンバーが出社しない
自分ひとりのオフィスを想定して
いたので、家賃をケチったところ、
空調が集中管理になっていたため、
・冬は室温が10度を切るような極寒
・夏は湿度が高すぎて地獄
というような状況になりました。
そこから、タダでは転ばない精神で
「これを機にフルリモートワークに
チャレンジしよう!」
と思い立って、フルリモートワークに
移行しました。
結果としては、これが大正解。
現在も全チームメンバーが
フルリモートワークを実施しながら、
場所に縛られることなく業務を
遂行できています。
ちなみに今回気付いたのですが…
士業のような紙での申請や郵便等が
多い業種でフルリモートワークを目指すなら
以下の2点が重要だということです。
(1)業務用の複合機は自宅でも置いたほうが良い
(2)バーチャルオフィスは専用ポスト必須で
有人管理の宅配受取ができるところが良い
まず、業務用複合機です。
「個人宅に複合機置くの…?」
と思うかもしれませんが、
これは必須レベルでした。
フルリモートワークの場合、
郵送物をチームメンバーに
共有するためには、
受け取った郵送物をスキャナー等で
データ化する必要があります。
当初、郵便物の受取自体を外注する
方法も検討したのですが、
・士業関係の書類には外部の住所に
送れない郵送物もある
・自分から郵送するものもそれなりに
あるので複合機があった方が便利
ということで、家庭用の複合機を
買うことにしました。
ちなみに、業務で使うことが目的なので、
家庭用の中でもそれなりの金額のものを
買ったのですが…
これが失敗でした。
問題は「スキャナーの機能」です。
・トレイから流し込んでの
両面スキャンができない
・A3のスキャンができない
・白紙除去のスキャンができない
・そもそもスキャンのスピードが遅い
という感じで、
まだまだ紙や郵便の多い士業としては
仕事の効率がめちゃくちゃ落ちました。
結局、業務用の複合機を再度購入し、
「自宅なのに業務用複合機」という
環境を整備しました。
実際使ってみると、
・業務用の方がランニングコストが安い
・スキャンの機能もスピードも段違い
・音も意外と家庭用よりも静か
ということで大満足。
『最初から業務用を買っていれば
無駄な買い物をしなくて済んだのに…』
と思った次第です。
もう1つ重要なのが、
「バーチャルオフィスの選び方」
です。
バーチャルオフィスには
色んなプランがありますが、
今回使ってみてわかったのは
・専用ポスト
・有人管理の宅配受取
が必須レベルに重要だということです。
一般的にバーチャルオフィスでは、
「一旦バーチャルオフィスの
住所宛に郵送物が届いたうえで、
バーチャルオフィスの運営会社が
契約者の自宅宛に再度郵送する」
という方法が取られます。
ただ、これだと郵送物の到着から
受け取るまでの時間差があまりにも
大きいので、桐生にとっては許容できない
レベルのスピード感になってしまいます。
(ちなみに、『自宅を登記すればいいのでは?』
と思うかもしれませんが、桐生は賃貸派なので
それができないという事情もあります)
だからこそ、桐生としては、
バーチャルオフィスを選ぶにあたって、
「自分で郵送物を受け取りに行ける
サービスがあること」
が必須条件だと考えていました。
で、当然、桐生はそういったオフィスを
選択したはずだったのですが…
ここに大きな落とし穴がありました。
桐生が選んだバーチャルオフィスの
郵便物受取のサービスは、
・専用ポストが存在せず、
郵便物は集合ポストに届く
・受付で会社名を伝えると
郵便物を受け取れる
というものでした。
一見すると、これでも
「自分で郵送物を受け取れる」
という基準をクリアしている
ように思えます。
ですが、これが全然違ったのです。
というのも、
「受付の人から受け取る」
という仕組み上、
「受付が空いている時間でないと
郵送物を受け取ることができない」
からです。
その結果、
・受け取れるのは平日の14時~18時まで
・土日祝は受付がいないので対応不可
・年末年始や夏季休暇等の時期になると
運営会社側の休業によって対応不可
といった感じで、オフィス側の事情に
振り回されてしまうことになりました。
さらにもっと問題だったのが、
「配達記録や宅急便等で送られてくる
郵送物を受け取ってくれない」
ということでした。
そういった郵送物が届いた場合、
「不在票がメールで共有される」
というサービス内容になっていたので、
「その後は郵便局等に自分で
転送したうえで、その場所まで
取りに行かなければならない」
という面倒が発生しました。
せっかく郵送物の受け取りを
スピーディーに対応できるように
家の近くのオフィスを選択したのに、
これでは意味がありません…。
なんとか今のオフィスのままで
この問題を解決できないか…
と模索したのですが、、、
桐生の契約したオフィスには
「専用ポスト」も
「配達記録や宅急便の受取」も
そもそもオプションとして
存在していませんでした。
『これではどうにもならない…』
ということで、来年早々にも
バーチャルオフィスを移転しよう
と考えています。
『桐生さん、また住所変更っすか^^;』
と思うかもしれませんが、
“色々と必要性がある”ということで
ご容赦ください…^^;
ちなみに
「フルリモートにするメリットって
何がありますか?」
と聞かれることがあります。
この回答でよく聞くのが
「通勤時間がなくなる」
というものです。
通勤時間は相当なストレスだと
言われているので、たしかに
それは重要です。
ですが、それ以上に桐生が
最近感じたメリットは、
「色んな場所で仕事ができるようになる」
ということです。
今年はクライアントからのお誘い等で
何度か遠方への出張があったのですが、
そのときに「新しい発想が降りてくる」
ことがやたらと多いことに気付きました。
ご存知の通り、桐生は移動中も宿泊先でも
ずっと仕事をするので、観光なんてものは
まったくしません。
それにもかかわらず、
環境が違うだけで脳に刺激が入るのか、
「寝て起きると、悩んでいたことの
答えが降りてくる」ということが
何度もありました。
環境の変化でレム睡眠が長くなることも
要因の1つなのかもしれませんが、
とにかくこれは興味深い結果でした。
こういったことに気付くことができたのも、
フルリモートワークにチャレンジして、
「場所に縛られないで働ける環境」
を作ったおかげですね。
来年はもっと出張の機会を増やして
新しい発想をどんどん生み出して
いきたいと思います^^
それでは、また来年もよろしくお願いします!
桐生 将人

