MENSAの思考

節税ノウハウは「知らない」ではなく「見えない」

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

あなたはどれくらい節税のノウハウを

知っていますか?

 

あなたが経営者の方なら、

パパッと片手以上の節税ノウハウを

挙げられるかもしれません。

 

では、あなたの社員の方は

どれくらい節税ノウハウを

知っていると思いますか?

 

…きっと、多くの方は、

「ほとんど知らないと思う」

と回答すると思います^^;

 

なんでこんな話をしたのかと

いうと、最近よくこんなことを

言われるからです。

 

『桐生さんが最近提唱している

ハイブリッド雇用ですが…

社員には節税の知識なんてないので、

結局フリーランスになっても

手取り収入を増やすことなんて

できないと思います…。』

 

わかります。

桐生自身も以前はそう思っていました。

 

…ですが、今はそう思っていません。

 

というのも、問題の本質が、

社員の方々が節税ノウハウを

「知らない」のではなく、

「見えていない」というところに

あると気付いたからです。

 

ここからは少し「脳」の話になる

のですが…

 

あなたは「RAS(ラス)」という

言葉を知っていますか?

 

これは脳の中にある

「情報のフィルター機能」

のようなものです。

 

RASの例としてよく挙げられるのが、

「フェラーリが欲しいと思ったら、

なぜか急に街中でフェラーリを

見かけるようになる」

というような話です。

 

要は、脳は”見たいものしか

見えないようにできている”

ということです。

 

では、話を戻します。

 

なぜ、社員の方々には、

節税ノウハウが”見えない”のか?

 

それは、社員の方々が、

「税金も社会保険も自分では

コントロールできないから、

どうせ自分には関係ない」

と思っているからです。

 

だから、経営者のあなたと

本屋で同じ本棚の前に立っても、

パソコンの画面に同じYouTubeの

節税系動画が表示されていたと

しても、文字通り社員の方々には

「見えない」のです。

 

ですが、逆に言えば、

フリーランスという立場を得た瞬間、

その脳のフィルターは自然と外れます。

 

これは”経営者あるある”かも

しれませんが、Amazonや本屋で

「節税ノウハウ」みたいな本を

見かけたらついつい手に取って

しまいませんか?

 

あるいは、YouTubeを見ていて、

税金や社会保険に関するノウハウ動画が

オススメに出てきたら、ついついポチッと

押してしまうかもしれません。

 

これって、サラリーマンのときなら

絶対にスルーしていたと思うのです。

 

(というより、見えていないので、

スルーしていたことすら気付けて

いない可能性が高いです)

 

実際、経営者の方の多くは、

振り返ってみると、自分たちが独立して、

「経費を扱える立場」や「社会保険を

コントロールできる立場」になった瞬間から

そういうノウハウが目に入るようになった

ことに気付くのではないかと思います。

 

つまり、重要なのは、

「節税知識があるから

フリーランスを選ぶ」

ということではなく、

「フリーランスになるから、

節税知識が手に入る」

ということなのです。

 

だからといって、

“獅子の子落とし”のように、

「ダメになるかもしれないけど、

強制的にフリーランスにしてみよう」

ということを推奨するわけでは

ないです^^;

 

大切なのは、我が子の

“初めてのおつかい”のように、

後ろからこっそり見守りながら

サポートしていくことです。

 

たとえば、

あなたが行ってきた現実的にできる

節税の知識を教えてあげても良いです。

 

あるいは、

フリーランス化にチャレンジした社員に

1年後にフリーランスを継続するか、

社員に戻るかを選択させてあげても

良いです。

 

ただし、どういった支援をするにせよ、

とにかく”フリーランスという立場”を

先に作らないと、社員が税金や社会保険に

関する”真のマネーリテラシー”を手にする

ことはできないということです。

 

それでも、社員の方々から

「フリーランスなんて不安…」

という声があるようであれば、

ぜひ、桐生が情報発信している

・ハイブリッド雇用なら雇用契約も

残るという話

・フリーランス新法の話

を伝えてあげてください。

 

(過去の内容はブログ最下部の

noteに公開しています)

 

ちなみに今桐生が募集している

「共創型クライアント」では、

必要に応じて経営者と一緒に

スタッフの方への説明会を

実施しています。

これからも次世代の働き方

「ハイブリッド雇用」の開発者として、

積極的な情報発信を行っていきます。

 

楽しみにしていてくださいね^^

 

桐生 将人