MENSAの思考

「ダサいおじさん」にはなりたくないですよね?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

ファッションに興味がないとしても

「ダサいおじさん(おばさん)」には

なりたくないですよね?

 

20代であれば、肌や髪の毛もツヤツヤ

でしょうから、あまりファッションに

気を遣う必要もないでしょう。

 

ですが、30代以降になると

そうも言ってはいられません^^;

 

少しはオシャレにも気を遣わないと

途端に「ダサいおじさん」になって

しまうかもしれません。

 

とはいえ、今から流行のファッションを

研究するのも面倒ですよね。

 

ということで。

 

今回は、シャネルの創業者である

ガブリエル・シャネル氏の言葉から

「ファッションに重要なマインドセット」

をいくつか紹介します。

 

「ダサいおじさん」にならないために

一緒にシャネル氏から学んでいきましょう^^

 

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出かける前に鏡をのぞいて、

アクセサリーをひとつ外しなさい

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これは、シャネル氏の有名な言葉です。

 

シャネル氏の美学は足し算ではなく

引き算の美学でした。

 

「もう足すものがなくなったら完璧」

ではなく、

「もう引くものがなくなったら完璧」

と考えていたわけです。

 

桐生もこの言葉を学んでから、

引けるものをどんどん引いていった

のですが…

 

結果として、自分の手元から

アクセサリーが一切なくなりました。笑

 

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宝石は富の象徴として使うとダサい

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シャネル氏はイミテーションジュエリーを

流行らせたことで有名です。

 

そのきっかけは、当時、宝石がファッション

ではなく”富の象徴”として扱われていたことが

気に食わなかったからだそうです。

 

シャネル氏にとって、

“ファッションとしての宝石”

はオシャレだが、

“富の象徴としての宝石”

はダサかったということです。

 

現代社会に照らし合わせると、

高級時計やダイヤギラギラのジュエリー

なんかがあてはまるかもしれません。

 

男性だと時計を付ける方が多いと思いますが、

“単なる富の象徴”にならないように

気を付けないといけませんね^^;

 

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王冠のない女王は女王じゃない

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シャネル氏の会社で従業員がストライキを

起こしたときのことです。

 

シャネル氏が従業員との話し合いに参加する際に、

側近が「パールの首飾りをお外しください」と

シャネル氏に伝えました。

 

それに対してシャネル氏が言った言葉が

「王冠のない女王は女王じゃない」

というものだったそうです。

 

ここからの学びは、

「その人をその人にするためのものを足せ」

ということです。

 

「引き算の美学」という話を伝えましたが、

そのマインドセットだけだと

「単なる個性のないシンプルな服装の人」

ができあがりそうです。

 

とはいえ、なんでもかんでも足してしまえば、

「引き算の美学」に反してしまいますよね。

 

では、どうやって足すものを判断すればいいか?

 

それは、

『このアイテムは自分を自分らしくするために

必要なものだろうか?』

と問うことです。

 

たとえば、多くの人にとって

「スカーフ」は”ファッションとして

引けるかどうか”でいったら引くことが

できそうですよね。

 

ですが、故・中尾彬氏にとっては

どうでしょうか。

 

知っている方も多いと思いますが、

彼はスカーフをぐるぐる巻きにする

「ねじねじスタイル」がトレードマーク

でした。

 

そう考えると、中尾彬氏にとって

スカーフは「中尾彬氏を中尾彬氏にする」

ものとして、”引き算できないもの”だと

いえるわけです。

 

桐生自身、この言葉を知ってから、

常に何かを足すときは

『これは桐生を桐生らしくするために

必要なものだろうか?』

と考えるようにしています。

 

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奇抜さは服によって外からまとうものではなく、

女性の内側にあるもの。

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若い頃に奇抜な色やデザインの服を

着ていた人も、30代を過ぎたあたりから

だんだんと服がシンプルになっていくかも

しれません。

 

ですが、それでいいのです。

 

30代、40代となって年齢を経ていけば、

人間の内側が成長していきます。

 

もし、自分の内面を磨いてきたとすれば、

若い頃と違って、奇抜さやステータスを

服でアピールする必要はなくなっていく

はずです。

 

先日、ある経営者と話をしていたときに

彼はこんなことを言っていました。

 

『今までわかりやすいブランドロゴが

好きだったのだけど、最近になって

わかりやすいブランドロゴは

自分の価値を下げるように感じる』

 

この経営者にとって、

ブランドロゴを通してステータスを

アピールする時期があったのかも

しれませんが、今となっては内面が

そのブランドを通り越してしまった

と感じているのかもしれません。

 

ちなみに、

ファッション業界の中心にいたシャネル氏も、

ファッションだけではなく「内面の大切さ」を

伝えています。

 

それが以下の言葉です。

 

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20歳の顔 自然がくれたもの

30歳の顔 貴方の生活によって刻まれる

50歳の顔 貴方自身の価値が現れる

美は逃げ去るもの。

どれほど抗っても自然はいつも努力を凌駕する。

内面を磨くこと。

美しさは永続する。

きれいなだけは長く続かない。

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ファッション業界をリードしてきた

シャネル氏が「最後は内面である」

というのは説得力がすごいですよね。

 

ちなみに勘違いしない方が良いのは、

「内面が良ければ不潔でも良い」

ということではなく、

「内面が良ければ服でアピールしなくて良い

(つまり、シンプルで上品な服で良い)」

ということです。

 

ダサいおじさんにならないためにも、

内面を磨きつつ、上品な服装を

心がけていきましょう…。笑

 

桐生 将人

―引用・参考:『ココ・シャネルの言葉』著:桑原晃弥、出版:リベラル社 (2024/9/19)