MENSAの思考

予約のとれない鮨屋のウソ

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

あるネットの記事の話です。

 

「有名な鮨屋で1年先まで

予約できない店があるので、

本当かどうか突撃してみた」

といった感じの内容でした。

 

その記者は予約なしで

そのお店に特攻してドアを

開けたそうです。

 

すると、席のほとんどが

埋まっていなかったそうで、

「予約できない詐欺だ」

と言っていました。

 

これを聞いて桐生は、

なんてナンセンスなことを

言っているのだろうと

思いましたね。

 

なぜなら、

「予約がとれないこと」と

「満席であること」は

イコールではないからです。

 

たとえば、桐生のよく行く鮨屋も、

予約がなかなか取れないと

言われているお店ですが、

たまに2席くらい空いていること

があります。

 

そのとき、大将は、

「~さんが来ると思っていたので

予約をとらなかったのですが、

今日は来ませんでしたね」と

言っていました。

 

新規顧客を受け入れ続けて、

常連さんが全然予約を取れない

状況になったら、その常連客は

離れていってしまいます。

 

だから、いつでもその常連客が

予約を取れる枠を残しておく

というのは重要な戦略です。

 

大切な顧客に満足度の高い

サービスを提供するためには、

新規客を取り続けるのは

デメリットが多いです。

 

新しい顧客をとるよりも、

常連客がずっと通ってくれて、

また、その常連客が紹介する

質のいい顧客を相手にして

いった方が売上も安定するわけです。

 

鮨屋に限らず、経営者は新規を

追い続けるのではなく、

「あえて余裕を作る」ということを

もう少し考えてもいいと思います。

 

多くの人が取りきれる限界まで

新規客を追い続けますね。

 

その結果、既存顧客への

対応が疎かになっていきます。

 

ですが、その行為って鮨屋で言えば、

良い顧客である常連さんに対して

「1年後に来てください」

と言うのと同じわけです。

 

どんな人かもわからない新規客を

取り続けて、毎月一定以上のお金を

支払ってくれる常連客を逃すなんて

ナンセンスですね。

 

ちなみに、桐生自身も

既存クライアントに時間を最大限

使えるように色々と取り組んでいます。

 

その一つが初回面談を有料に

したことなのですが、

これによって「ちょっと会いたい」

という相談者や本気度の低い相談者

と会う機会が激減しました。笑

 

あなたも新規顧客を追いすぎて、

既存顧客との時間がとれていない

なんてことが起きていませんか?

 

桐生も油断していると、

「もっと連絡が欲しい」と

言われてしまうことがあるので…

自戒の念を込めて…^^;

 

桐生 将人