こんにちは。
桐生です。
あなたは人を判断するとき、
“見た目”と”中身”のどちらで
判断していますか?
特にビジネスの場面であれば、
「見た目よりも中身で判断する」
という方が多いのではないかと
思います。
そりゃそうですよね。
見た目だけで中身が空っぽの人を
信じてしまったら痛い目を見ること
になりますからね。
ですが…
あなた自身がどんなに賢明でも、
“あなたの脳”は無意識に「見た目」
で人を判断してしまっているかも
しれません。
たとえば、こんな話があります。
—————-
・新潟上越の道路脇に50cmほどの高さの
鳥居がある
・これは実はゴミの不法投棄に困った
住民が自主的に立てたもの
・それにもかかわらず、
実際にゴミの不法投棄は減った
—————-
つまり、鳥居は神聖なものではなく、
単なるオブジェだったにもかかわらず、
「こんなところにゴミを捨てたら
罰が当たる」とでも思ったのか、
ゴミを捨てる人が減ったということです。
ここからわかるのは、
人はそのものの由来や根拠がなくても
「神聖です」という印(鳥居)だけで、
「そういうものだ」と判断するという
ことです。
このことについて、脳科学者の
中野信子氏はこの事例について、
以下のように解説をしています。
『外に現れている形は非常に大事。
きちんとした身なりをしていれば
「きちんとした人だ」と大切に
扱われ、逆であれば粗末に扱われます。
人は案外、内面など深くは見ていないのです。』
―引用(p.39):『脳科学で解き明かすあの人の頭のなか』著:中野信子、出版:プレジデント社 (2026/1/30)
もう1つ。
もっとストレートな内容の実験も
あります。
—————-
・5歳の男の子に美人の女性と
そうでない女性の意見を聞かせる
・その後、どっちの女性の意見が
正しいかを答えさせた
・結果、8割が美人の言っていることが
正しいと答えることがわかった
—————-
…めちゃくちゃ単純ですよね。笑
ただ、これは子どもだけではなく、
大人だとしても、男女を逆転させた
場合でも同じようなことが起きる
(つまり、イケメンは信頼されやすい)
と言われています。
このことについて、脳科学者の
中野信子氏は以下のように解説を
しています。
『これは仕方のないことで、
じつは、脳の中の「美しさ」を扱う領域と
「正しさ」を扱う領域は、とても近くにある
ために混同しやすいのです。』
―引用(p.160):『脳科学で解き明かすあの人の頭のなか』著:中野信子、出版:プレジデント社 (2026/1/30)
この2つの事例からわかる通り、
人間の脳は見た目がいい人を
信頼しやすく、大切に扱おうとする
ようにできているということです。
つまり、あなたが理性的には
「人間は見た目より中身」と
どんなに考えていたとしても、
脳の無意識が判断基準の中に
一定の割合で「見た目」も
組み込んでしまうわけです。
だからこそ重要なのは、
まず、自分が判断するときは、
「見た目が影響を与えている
ということを自認したうえで
判断をする」ということです。
これによって、
「なんとなく信頼できる
(見た目がいい)相手」
にコントロールされたり、
間違った判断をして
本来不要なコストを払わされる
リスクを引き下げることができます。
そして、次に、
「自分の見た目を良くすることで、
相手の脳のバグを利用する」
ということです。
つまり、
あなたが自分の見た目を良くすることで、
相手から信頼を得るための努力を減らし、
“中身を見てもらう前に検討から外される”
リスクを減らすこともできます。
『桐生さん、そうはいっても、
見た目をよくするなんて
どうすればいいのですか?』
そうですよね。
一概に「見た目」と言われても
難しいです。
良くしようと思えばいくらでも
良くすることができますし、
人それぞれの合う合わないも
あります。
ですが、共通する点もあります。
それは、
「姿勢、服装、髪型」
です。
これらはどれも
すぐにできるものであり、かつ、
見た目に”マイナス”を作らないために
最低限取り組むべきことです。
見た目の第一印象は、
少し距離が空いたところから
始まります。
距離が空いている場合は、
顔や服装の詳細は見えません。
そのときに最も重要なのが
「姿勢」だと言われています。
・猫背にならないように背筋を伸ばす
・肩を丸めずに少し胸を張る
これだけでも、見た目でマイナスの
印象を与えることを防げます。
次にもう少し距離が近付いた場面です。
この場面では顔や服装に目線がいきます。
ここでも重要なのは、
「マイナスを作らない」
ということです。
たとえば、どんなにビシッとした
スーツを着ていてもボサボサで
フケだらけの髪型だったらどうでしょう?
とても「見た目がいい」とは言えません。
逆に、どんなにピシッとした髪型でも
スーツがダボダボ、ヨレヨレで
シャツにケチャップのシミがついていたら
どうでしょう?
やはり「見た目がいい」とは言えません。
要は、すごく良いスーツやキッチリした
髪型でなくても良いので、マイナスを
作らないようにするということです。
たとえば、
・スーツやシャツはクリーニングに出すか
自分でちゃんとアイロン掛けする
・髪は定期的に切る(男性なら月1回くらい)、
寝癖はちゃんと直す
ということです。
どれもすぐに取り組めることですが、
意外とできていない人が多いです。
もし、今回の話でドキッとしたことが
あったのなら、今すぐに改善するように
してくださいね。
特に男性はあまり見た目に気を使わない
人もいますが、それは脳科学的に非常に
損をしているということです。
人間の脳は賢いようで
多くの”バグ”があります。
僕らはそのバグを利用して、
「信頼され、大切に扱われる人」
になっていきましょう^^
桐生 将人
