MENSAの思考

お金を稼いでも幸せになれない経営者がハマっている「負の連鎖」とは?

こんにちは。

桐生です。

 

「今よりもっと稼ぎたい!」

 

あるいは、

 

「あともう少し稼げたら

もっと幸せになれるのに…」

 

そう思ったことはありますか?

 

桐生はあります。

 

サラリーマン時代に年収600万円

程度のときは、「年収1000万円」

を夢見ていました。

 

その後、年収1000万円になったら、

「年収2000万円だったらなぁ…」

と考えていました。

 

桐生としては、

「もっと幸せになるために

もっと稼がないといけない」

と思っていました。

 

ですが、あるときに気付いたのです。

 

・自分よりもはるかに高い年収を

稼いでいるのに幸せそうには見えない人

 

・そして、平均年収よりもはるかに

低い年収なのに幸せそうに見える人

 

がいるということに。

 

おそらく高い年収の人も不幸になるために

より高い年収を稼ごうと思ったわけでは

ないはずです。

 

ですが、単純に年収を下げれば、

急に幸せになるとも思えません。

 

ここからわかるのは、

「お金と幸せの間には

“単純ではない相関関係”がある」

ということです。

 

そして、この相関関係が見えるか

どうかは非常に重要です。

 

というのも、これが見えないと、

「いくらお金を稼いでも

幸せになれない負の連鎖」

にハマってしまうことになるからです。

 

そこで…

 

今回のブログでは、

全世界累計600万部のベストセラー

『サイコロジー・オブ・マネー』の

著者であるモーガン・ハウセル氏の新版

『アート・オブ・スペンディングマネー』

からの学びをもとに、

 

「お金を稼いでも幸せになれない経営者が

ハマっている負の連鎖とその回避法」

についてお伝えします。

 

もし、あなたが幸せなお金持ちに

なりたいなら後回しにせず、

今すぐ学んでいってくださいね。

 

それでは、早速。

 

まず、「お金を稼いで幸せになる」

ということを論じるにあたって

重要なのは「幸せ」の定義です。

 

今回のブログにおいては、

お金と幸せの相関係数の話なので、

「幸せ=満足している状態」

と定義します。

 

次に、気になるのが

「満足」とは何か?

ということです。

 

これは以下のように定義できます。

 

「満足=自分が持っているもの≧自分が望むものという状態」

 

つまり、幸せになるためには、

満足をすれば良いわけですから、

「自分が望むものをすべて持てば良い」

ということがわかります。

 

このように考えると、

『だったら、結局のところ、

お金をがんがん稼いで

望むものを手に入れるしか

ないじゃないか』

と思うかもしれません。

 

ですが、ここに落とし穴が

あるのです。

 

それは、

「人間の脳の仕組みによって、

望むものがなくならない」

ということです。

 

問題は「ドーパミン」です。

 

『ずっと欲しかったものをいざ買ったとき、

買った瞬間はめちゃくちゃ興奮したのに

数日したらその興奮が一気に薄れてしまった』

 

…あなたもそんな経験をしたことが

ありませんか?

 

これはなにも”あなたが飽き性だから”

ということではなく、自然な脳の反応です。

 

ドーパミンは、報酬を得たときに

分泌されると思われがちですが、

実際は「報酬の予感」によって

分泌されると言われています。

 

つまり、報酬を受け取った瞬間に

だんだんとその効果は薄れてしまい、

また再度「その報酬の予感を求める」

ということになるわけです。

 

お金を稼いでも幸せに

なれない人の多くは、

このドーパミンの連鎖に

ハマっています。

 

具体的に買い物にあてはめると

以下のイメージです。

 

———–

ずっと欲しかった車を買う

→買う瞬間にドーパミンがドバっと出る

→買った後はドーパミンの分泌が減少する

→買う瞬間のドーパミンの快楽状態を欲する

→また新たな「買う瞬間」を脳が求める

→新しい車が欲しくなる

———–

 

その結果、いつまでたっても

「自分が持っているもの<自分が望むもの」

という状態から抜け出せず、

満足の状態に行き着けないのです。

 

では、どうすれば良いか?

 

その第一歩は、

「今あるものに満足する」

ということです。

 

満足の方程式をもう一度見てみます。

 

「満足=自分が持っているもの≧自分が望むもの」

 

もし、あなたが”今より幸せになりたい”

と思っているのなら、現時点での状況は、

「自分が持っているもの<自分が望むもの」

になっている可能性が高いです。

 

これを解決する方法は2つあります。

 

それは、

(1)自分が持っているものを

自分が望むものまで「増やす」

(2)自分が望むものを

自分が持っているものまで「減らす」

ということです。

 

これらは一見するとどちらの選択も

取れるように見えますが、実際は、

(2)の方でないと再現性が低いです。

 

というのも、

(1)は常にドーパミンに抗わなければ

なりませんし、そもそも望むものを

すべて手に入れるためには、

今の収入では足りないかもしれない

からです。

 

一方で、(2)であれば、

今以上にお金を稼ぐ必要はなく、

自分が「自分自身と対話する」

ということで解決できます。

 

だから、第一歩として、

「今あるものに満足する」

ということが重要なのです。

 

と、こんなことを言うと、

『桐生さん、要は”足るを知る”

ってやつですか?

自分はもっと幸せになりたいから

今で満足なんてしたくないです!』

なんて声が聞こえてきそうです^^;

 

安心してください。

桐生自身もそうです。

 

“足るを知る”なんて思いたくないですし、

「もっと飛躍したい、もっと幸せになりたい」

と常に思っています。

 

もし、あなたもそういう考えを

持っているなら、第2ステップとして

次の発想も重要です。

 

それは、

「今に満足しながら、

持っているものを増やす」

ということです。

 

幸せな状態をキープするためには、

「自分が持っているもの≧自分が望むもの」

という状態をキープすれば良いという

ことでした。

 

ただ、ここで見えていないのは、

その「満足の絶対的な量」です。

 

・自分が持っているもの(量:12)

・自分が望むもの(量:10)

という人も幸せですが、

 

その人が、

・自分が持っているもの(量:120)

・自分が望むもの(量:100)

になれば、もっと幸せな状態と

言えるかもしれません。

 

問題はそうなる過程において、

再びドーパミンの虜になって

不幸状態に落ちてしまうことです。

 

そうならないためには、

「自分が望むものを先に増やさない」

ことが大切です。

 

要は、満足の状態をキープしながら、

絶対的な量だけを増やしていくという

ことです。

 

「あらかじめ欲しがらずに

欲しいものを買う」

というと禅問答のように

感じるかもしれませんが、

 

たとえば、

・先に手に入れるものを決めて

欲しいものを選択する

・定期的に自分の好きなものに

お金を使う機会を設定し、

その場で欲しいものを買う

・好みを知っている人(配偶者等)

同士でサプライズでプレゼント

交換をする

といったことがあげられます。

 

これらはすべて、

「自分が持っているもの≧自分が望むもの」

をキープしながら、絶対量を増やしていく

ことができる可能性が高いです。

 

他にも色んな方法が考えられるかも

しれませんが、とにかくどちらの

ステップでも重要なのは、

「自分が望むものをコントロールして、

ドーパミンの負の連鎖から抜け出す」

ということです。

 

もし、あなたが今欲しいものがあるのなら、

「もっと稼いで手に入れよう」と思う前に、

「本当にそれは自分が欲しいものなのか?」

と自問自答してみてください。

 

幸せへの第一歩目は

「望むものを減らしていく」こと。

 

もっと稼いで、もっと幸せになるのは

その次のステップだということです。

 

桐生 将人

―参考図書:『アート・オブ・スペンディングマネー 1度きりの人生で「お金」をどう使うべきか?』著:モーガン・ハウセル、出版:ダイヤモンド社 (2025/11/19)