※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
なんかその昔流行ったような
タイトルですが、、、
「YouTuberになろう」という
話ではありません^^;
今回は、ニューヨーク大学の
スターン大学院の教授であり、
起業家でもあるスコット・
ギャロウェイ氏の著書を参考に…
きれいごと抜きで
「あなたが好きな仕事をしながら
お金持ちになる方法」
をお伝えしたいと思います。
思考実験のように
順々に進めていきますので
飛ばさずに読んでいって
くださいね。
では、早速。
いきなり血も涙もないことを
言いますが、、、
まず、お金持ちになるには、
「ハードワーク」が必要です。
・プライベートもバッチリで
コスパとタイパを重視して
賢くお金持ちになる!
・投資でお金を働かせて
お金持ちになる!
なんて話がありますが、
ほとんどの人はそんなことを
実現することはできません。
実際に、こんな話があります。
『資産100万ドル以上の富裕層233人を
対象とした最近の調査によれば、
このうち86%が週50時間以上働いていた。』
―意訳・引用(pp.116)『THE ALGEBRA OF WEALTH 一生「お金」を吸い寄せる 富の方程式』著:スコット・ギャロウェイ、出版:ダイヤモンド社 (2024/12/4)
まぁ正直、ほぼ無休で働いている
中小企業の経営者や桐生からすると、
“週50時間”なんて大した時間ではないかも
しれませんが…
少なくとも「1分たりとも残業はしません!」
なんて言っている人がお金持ちになっている
ケースは稀だということです。
とはいえ、
「ハードワークなんてつらくて無理です…」
という人もいるでしょう。
ここで、多くの人が
「ハードワークをしないで
お金持ちになる方法
(たとえば、冒頭にあった
「お金を働かせる勢」等」
を考えてしまうのですが、、、
別の考え方もあります。
それは
「長時間でもハードワークだと
感じない働き方はないのか?」
ということです。
たとえば、1日8時間の仕事がつらい人でも
休日にスマホゲームをぶっ通しで12時間
やり続けられる人がいます。
その人たちは、
「スマホゲーム12時間やるのつらい…。
鬱になりそう…。」
なんて思っていませんよね?
何なら食事をすることも忘れて
スマホにかじりついています。
ここからわかるのは、
「ハードワークに感じるかどうかは、
労働時間で決まるものではない」
ということです。
では、どうすれば(一般的に言われる)
ハードワークをこなすことができるのか
というと…
重要なのは、
・仕事のストレスを減らす
・好きな仕事をする
ということです。
これを1つずつ考えていきます。
まず、1つ目は
「仕事のストレスを減らす」
ということです。
たとえば、
仕事のストレスとして
よく挙げられるものの一つに
「満員電車の通勤」という
ものがあります。
では、あなたが会社から
・満員電車を避けるために
出社時間を変えてもいいですよ
・あるいは、天候が悪ければ
あなたがその日に判断して
自宅で働いてもいいですよ
と言われたらどうでしょう?
かなりストレスを感じなくなる
と思いませんか?
これは極端な例かもしれませんが、
要はストレスを減らすには
「フレキシブルさ(柔軟さ)」
がポイントであるということです。
ただ、ここで重要なことがあります。
それは、会社に柔軟さを求めるなら、
「あなたが信頼される必要がある」
ということです。
多くの人は、自分の環境を
会社の制度に求めます。
たとえば、
・テレワークを導入して欲しい
・時差出勤を導入して欲しい
・フレックスタムを導入して欲しい
・産休明けの復帰制度を拡充して欲しい
等など…
自分の求める環境を会社が用意する
べきだと考えます。
それどころか、そういった制度のある
会社を求めて転職を考える人すらも
いるようです。
ですが、会社の制度に頼っている限り、
あくまでも会社のルールの範囲内の
「フレキシブルさ」しか手に入りません。
それでは、完全に自分の求める
「フレキシブルさ」を手に入れたとは
言えませんよね。
では、どうすればいいかというと、
「フレキシブルさ」は与えられるもの
ではなく、自分で手に入れるものである
と考えるということです。
たとえば、あなたが毎年営業で
トップの数字を出していたとして、
「休日にしか営業できない相手も
いますので、今の成果を出し続ける
ためにも働く時間と場所は自分で
選びたいです」
と会社に言ったとしたらどうでしょう?
そんな制度がなかったとしても、
かなりの確率でその話は通るのでは
ないかと思います。
実際に、確固たる信頼があれば、
その会社に制度がなかったとしても
裁量が認められることは多いです。
まとめると、
・ハードワークをこなすうえで
仕事のストレスを減らすためには、
「フレキシブルさ」が重要である
・「フレキシブルさ」は会社の制度
に求めるのではなく、自分で手に
入れるものである
・「フレキシブルさ」を手に入れる
ためには、まずは会社からの信頼を
積み上げることが必要である
ということです。
ちなみに以前にもお話しましたが、
転職をすることは信頼をリセットする
ことになるので、「フレキシブルさ」を
求めて転職したはずが逆にそこから
遠ざかることになってしまうかも
しれないので注意です。
次に、
「好きな仕事をする」
ということです。
その仕事がしたくてしたくて
たまらない…
そんな仕事に出会えれば、
スマホゲームにハマっている人と
同じように食事も忘れて仕事に
没頭できそうです。
ただ、ここで注意したいのが、
「自分の夢を仕事にする」
というのはハードワークは
できるかもしれませんが、
「お金持ちになる」こととは
両立しないかもしれない
ということです。
たとえば、こんな話があります。
『若者に”夢を追いかけろ”という人は
ほとんど”すでに金持ち”である。
シャネル一家は億万長者だが、
そこで働く人には無給の人もいる。
それは、夢を見せることができるからだ。
“夢を追い求めろ”とは”搾取される覚悟をしろ”
ということだ。』
―意訳・引用(pp.126-128)『THE ALGEBRA OF WEALTH 一生「お金」を吸い寄せる 富の方程式』著:スコット・ギャロウェイ、出版:ダイヤモンド社 (2024/12/4)
スティーブ・ジョブズも
「好きなことを見つけ、
それをキャリアにしよう」
ということを言っていましたが、
スティーブ・ジョブズは
最初からMacやiPhoneを作ることを
夢に持っていたわけではありません。
ジョブズ氏が自分の夢を追い求めながら、
お金持ちにもなっていたのは、
“自分の才能を活かせる仕事をした結果、
そこに至っただけ”だということです。
つまり、好きな仕事で
お金持ちになるために重要なのは
「夢を仕事にすること」ではなく、
「自分の才能を活かせる仕事を選ぶ」
ということです。
ですが、
「自分の才能を活かせる仕事」
と言われても
「自分の才能がなにかわからない」
という人も多いかもしれません。
そこで、
「才能とはなにか?」を
別の言葉で言い換えてみます。
それが以下です。
『才能とは、他人にはできない
(またはしようとしない)が、
あなたにはできる何かのこと』
―意訳・引用(pp.143-145)『THE ALGEBRA OF WEALTH 一生「お金」を吸い寄せる 富の方程式』著:スコット・ギャロウェイ、出版:ダイヤモンド社 (2024/12/4)
つまり、自分の才能を見つけたいなら、
「『自分にとっては簡単だが、
他人にとって難しいことは何か?』
を自分に問えば良い」
ということになります。
これは簡単ではないと思いますが、
問い続けるだけの価値はあります。
というのも、
才能を活かせる仕事を見つけると、
お金持ちになるための好循環に
入ることができるからです。
よく「情熱があることに取り組めば
成果が出るよ」という人がいます。
ですが、スタンフォード大学の
ビル・バーネットとデイヴ・エヴァンスの言葉に
『情熱とは、優れた人生設計の結果として
生じるものであり、その逆ではない』
というものがあります。
つまり、
「才能を活かした仕事をして
熟練の域までスキルを高めると、
情熱は後からついてくる」
ということです。
そして、それは決して逆ではない
ということです。
あなたも何かに集中して時間を
忘れて没頭したことがあるかも
しれません。
そういったいわゆる「フロー状態」
とは、(一般的には)難しいことを
最高に巧みに行っている状態である
と言われています。
そして、そのフロー状態に入ることが
情熱の源になるということです。
ちなみに「副業」についても
今は当たり前になっていますが、
これもあなたをお金持ちから
遠ざけることになるかもしれません。
というのも、あなたが自分の才能を
活かせる仕事を見つけたら、そこに
フォーカスした方が良いからです。
(逆に、もし、その副業が
あなたの才能を活かせるものだとしたら、
それを本業にした方が良いわけですから
結果的に副業にはなりません)
「フォーカスとは、
何をするかではなく、
何をしないかである」
という言葉があります。
好きな仕事でお金持ちになるためには、
あなたが才能を活かせる仕事に
一点集中することが重要だという
ことです。
そして、
・目の前の仕事に一生懸命に
取り組んで信頼を得る
・フレキシブルな環境を
手に入れてストレスを減らす
・さらに仕事に打ち込んで
信頼を積み上げる
・自分の才能を活かせる仕事を
選べるようになる
・その仕事のスキルが熟練していく
・熟練した結果、情熱が生まれる
・その仕事が「好きな仕事」になる
・ハードワークが苦じゃなくなり、
卓越した成果が生まれていく
という好循環に入るわけです。
そして、この好循環の結果、
「他の人よりもお金を稼ぐことができる
=お金持ちに行き着くことができる」
ということです。
ちなみに、もし、これでも
お金持ちになれないとすれば、
それは稼いだお金をしっかりと
管理できていない(浪費癖等)
といった「別の問題」があるかも
しれません。
とはいえ、まずは稼がないと
話になりませんからね。
今回は「攻め」の話までにしたいと
思います^^
桐生 将人