※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生です。
少し想像してみてください。
道端にかじられたリンゴが
転がっていたとします。
それを見てあなたはどう
思いますか？
『誰だよこんなゴミを捨てたのは…』
『カラスのせいかなぁ？』
『うわ、汚っ…』
そんな感じでしょうか。
では、もし、同じリンゴが
高級な造りの建物の中で
ガラスケースに飾られていて、
屈強なセキュリティが2名体制で
守っていたとしたら
どうでしょう？
なんなら、後ろに
スティーブ・ジョブズの
大きな写真が飾ってあったら
どう思いますか？
『すごい貴重なものだろうな…』
『もしかして、アップルの
ロゴマークのもとになった
リンゴなのか…？』
『もっと近くで見てみたい…』
こんな感じに思うかも
しれません。
同じリンゴなのに
周りの情報によって
180度印象が変わってしまった
ということです。
なんでこんなことが起きるかというと、
人は何かを判断するときに、
そのモノ自体の情報を十分に集めずに、
わかりやすい視覚的な要素によって
判断してしまうということです。
そして、これは非常に危険なことです。
たとえば、あなたの目の前に
真っ赤なフェラーリがとまって
颯爽と男性が車から降りてきました。
彼は、ワニ革の分厚い長財布を
小脇に抱えて、誰かと電話で
話し始めました。
さて、あなたはどう思いますか？
『あの長財布の中にはすごい札束が
ぎっしり入っているんだろうな…』
『この人は相当お金持ちなんだろう…』
『なにかすごいビジネスの話をしているのかな…？』
こんな感じでしょうか。
ですが、実はこの男性。
貯金は0円。
借金は1億円。
長財布の中に入っているのは
借金の督促状の束。
フェラーリはお金を借りている
友人にパシリのように使われていて、
運転手として呼ばれただけ。
電話の内容はその友人に到着したことを
伝えていただけ。
ワニ革の財布は偽物。
という人だったらどうでしょう？
もし、これらの情報を先に
手に入れていたら、
少なくとも「お金持ち」とか
「仕事ができそう」なんてことは
思わなかったはずです。
さて。
この話で重要なことは何か？
それは、
「あなたは視覚情報だけで
相手を判断してはならないが、
同時に、相手は視覚情報で
判断することを知っておけ」
ということです。
あなたの脳は、無意識に視覚情報だけで
何かを判断しようとしてしまいます。
だからこそ、自分が何かを判断するときは、
「なぜ、自分はそう思ったのか」ということを
振り返ることが重要です。
そして、それが視覚情報（一次情報）
だけなのであれば、二次情報や三次情報を
収集したうえで再度判断するようにして
ください。
それによって、相手から騙されたり、
コントロールされることを防げます。
逆を言えば、相手はあなたのことを
無意識的に視覚情報で判断してしまう
ことも知っておくべきです。
よく服装や外見の話をすると、
「スティーブ・ジョブズや
マーク・ザッカーバーグも
服装なんて気にしていない！」
という人がいますが、
それは、スティーブ・ジョブズや
マーク・ザッカーバーグだから
気にしなくて良いだけです＾＾；
あなたが彼らのように有名でないので
あれば（普通は皆そうですが）、
二次情報や三次情報といった”中身”よりも
まずは、外見や服装をもっと気にしたほうが
良いということです。
ちなみに、外見や服装の話は過去にも
何度かしていますが、重要なのは、
「とにかくスーツを着ればいい」
といったことではなく、
「相手に与えたい印象から逆算する」
ということです。
外見や服装はその印象を与えるための
“要素”にしか過ぎないからです。
先日から何度かダイエットの話を
送っていましたが、”身体を引き締める”
ということも一つの要素です。
それがあなたにとって重要な要素なら
取り組むべきだし、そうでないなら、
（ビジネス的には）ダイエットなんて
しなくて良いということです。
桐生 将人
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