マーケティング

エルメスに学ぶ「ブレていいところとブレてはいけないところ」

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

「『エルメス』のライバルを

強いてあげるなら、『虎屋』。」

 

このキャッチコピーに引き寄せられて

ついつい手に取ってしまった本があります。

 

それが以下の本です。

 

『老舗の流儀 虎屋とエルメス』著:黒川 光博、齋藤 峰明、出版:新潮社 (2016/10/18)

 

この本は、あの誰もが知る和菓子屋の

虎屋の十七代目の黒川光博氏と

エルメス本社前副社長の齋藤峰明氏の

対談形式の書籍です。

 

冒頭の言葉は齋藤氏が、記者から

「エルメスのライバルはどこですか?」

と聞かれて、シャネルやルイヴィトンと

いった答えが期待される中で、

咄嗟に出てきた言葉だったそうです。

 

ということで、

今回はこの本からの

学びの共有です。

 

内容はズバリ、

老舗企業から学ぶ

「ブレていいところと

ブレてはいけないところ」

についてお伝えします。

 

数百年続く老舗の企業でも

生き残っていくためには

変化が求められます。

 

ですが、老舗の企業だからこそ、

変化してはならない部分もあります。

 

オーナー社長の少数人数経営なら

思うがままにコロコロと変化する

ことができるかもしれませんが、

老舗の企業には守らないといけない

こともたくさんあるわけです。

 

変化にもバランスが必要だと

いうことですね。

 

そして、エルメスと虎屋は

「ブレてもいいところと

ブレてはならないところ」

の判断がすばらしかったからこそ、

数百年にわたって企業が存続

しているとも言えるわけです。

 

では、老舗の企業は

何をブレてもいいと判断し、

何をブレてはいけないと

判断したのか?

 

その答えは以下のエピソードに

すべてが語られています。

 

/////////////////

<以下、意訳・抜粋>

・エルメスはもともと職人の

手仕事による馬具作りを

生業としていた

・1900年から20年ほどの間に

人々の移動手段が馬車から

車へと急速に変化した

・また、工業化が進み、

工場による大量生産が

当たり前になっていった

・このまま職人の手仕事による

馬具作りを続けても業界が

先細りになることは見えていた

・そこでエルメスは考え抜いた結果、

機械生産によるのではなく

「職人の高度な手仕事」を

守り続ける道を選ぶとともに

車が主たる移動手段になる中で

必ず求められる「バッグ」という

領域に踏み込んだ

・つまり、生業を馬具ではなく、

「職人の高度な手仕事」に置いた

―意訳・抜粋(pp.24-25):『老舗の流儀 虎屋とエルメス』著:黒川 光博、齋藤 峰明、出版:新潮社 (2016/10/18)

 

/////////////////

 

つまり、エルメスは、

「ブレてはいけないところ

=職人の高度な手仕事」

として、生業としていた

「馬具を作る」というところは

「ブレていいところ」と

判断したということです。

 

ここで重要なのは、

馬具を作るという

「具体的な仕事」ではなく、

「抽象的な価値」に

注目したということです。

 

たとえば、社労士を生業に

している人がいたとします。

 

普通に考えれば、

その人にとって「社労士」

という部分がもっとも変化

できないものだと考えると

思います。

 

ですが、エルメスはまさに

その「社労士」という部分を

変化させることを決断した

ということです。

 

では、改めてエルメスの判断を

社労士に置き換えてみると

どうなるでしょう?

 

たとえば、桐生は

「社労士」という仕事を通して

「経営者が夢を実現するための

時間とお金を生み出すことを支援する」

ということをしています。

 

では、この状況において、

ブレてはいけないところを

「社労士」ではなく、

「経営者が夢を実現するための

時間とお金を生み出すことを

支援する」とした場合に

どうなるか?

 

きっと、社労士ではなく

税理士になったり、

コンサルタントになっても

良いと考えられるように

なると思います。

 

あるいは、社労士を続けるとしても

社労士の枠にとらわれない提案を

できる感じがしませんか?

 

このように、ブレてはいけない

ところを「抽象的な価値」に

置くと自分がブレて良いところが

見えてくるということです。

 

そして、ブレていいところが

見えてくると、ブレてはいけない

ところが強固になっていきます。

 

虎屋のエピソードも一緒です。

 

「おいしいものを作るという

理念は変わっていない。

『ただ、おいしいものって何だ?』

という基準は、時代によって変わる。

味は変わるものだと思っている。

今、食べてくださる方に「おいしい」

と思ってもらわなければならない。

極論してしまえば、今日と明日で

違うかもしれないし、少なくとも

数十年前とは違ってくるはず。」

―意訳・抜粋(p.15)『老舗の流儀 虎屋とエルメス』著:黒川 光博、齋藤 峰明、出版:新潮社 (2016/10/18)

 

つまり、老舗が一番守りそうな

「味」はブレていいものであり、

「おいしいものを作る」という

理念はブレてはいけないところ

と判断したということです。

 

「ブレないためにブレる」

ということですね。

 

そして、大体の場合、

「職業」はブレてはいけない

ところではありません。

 

桐生 将人

 

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

★資格起業ラボ 第2期★

-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-

資格起業ラボ 第2期が

スタートしました!

第1期はわずか3カ月の

募集としましたが、

すでに成果をあげている

ラボメンバーがどんどん

出てきています^^

 

・入会後1カ月で過去最高額の

顧問料を達成

・入会後1カ月で顧問契約3件獲得

・独立してすぐに月5万円の

顧問契約を獲得

・100万円のコンサル契約獲得

 

第2期ではサービス内容を

リニューアルして、

さらにあなたの成果に

コミットしていきますよ^^

 

あなたも資格起業で

まずは年1000万円を稼いで

経済的自由と時間的自由の

両方を手に入れませんか?

 

↓今すぐチェックしてください↓

※最新の情報はメルマガで配信しています。

登録は下記からお願いいたします。

▼今すぐクリック▼