MENSAの思考

日本は投資教育が遅れている?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生です。

 

最近、ネットニュースや動画等で

「日本は投資教育が遅れている!

米国では義務教育でお金について

学んでいる!」

みたいな話を見るようになりました。

 

というより、以前からこういう

話は蔓延していますよね^^;

 

桐生も当時は「日本は株とかの

勉強が遅れているよな~」と

思っていました。

 

そりゃそうです。

 

義務教育で投資についてまったく

学びませんでしたからね。

 

では、日本がこれからどんどん

義務教育に投資やお金の勉強を

取り入れることに賛成かというと…

 

個人的には賛成とは言えません。

 

その理由は、投資や複利の力を

知ってしまうことで、

経験を得たり、仲間と関係を

深める機会を失ったり、

自己投資をしなくなることで、

結果的に資産構築が遅くなって

しまうと考えているからです。

 

これは桐生自身も実感している

ことですが、、、

 

要は、「投資でお金を増やそう」

と考えすぎるあまり、必要以上に

お金を使えなくなってしまうのです。

 

たとえば、FIREを目指す人なんか

にも多いのが以下のようなイメージ。

 

・飲み会は無駄

・服もブランドものはいらない

・人ともあまり会わない

・旅行も老後に行けばいい

・そしてひたすら投資にお金を回す

 

それもそのはずで、

複利の力に密接に関係するのは

「時間」ですからね。

 

複利は指数関数的に効果が出る

ので、長く投資すればするほど

メリットが出ていきます。

 

つまり、その力を最大化するには、

なるべく早い時期に、できるだけ

大きな投資原資を用意して、

それをより長く投資しておくこと

が必要です。

 

で、これを早いうちから学んで

しまうと、若いうちから必要以上

の節約をするようになり、

お金を使って経験を得たり、

友人たちとの関係を深める機会

を失ってしまったり、

自己投資をしてスキルを高める

モチベーションを失ってしまう

可能性があると考えます。

 

とはいえ、

「その分、お金は貯まっている

ならいいではないか!」

という反論があるかもしれませんね。

 

そこで、冷静に考えてほしいのが、

なんの経験もせず、大したスキル

もない人間の”生涯賃金”ってどうなる

のだろうか?ということです。

 

学生の頃からまったく遊ばず、

自己投資もせず、ひたすら節約

をして複利の力を信じて投資を

し続けた人が社会人になったと

します。

 

面白味もなく、スキルもなく、

人間関係もうまく作れないけれど、

数百万円の資産を持っている…

そんな人間です。

 

それとは真逆に、投資を若いうち

から知らなかったことで、友人と

遊びに行ったり、飲みに行ったり、

好きなものを買ってみたり、勉強

して資格を取ってみたり…

 

そのようにお金を使って無一文で

社会人になった人がいたとします。

 

話が面白く、専門的スキルもあり、

人間関係も広いけれど、お金はない…

そんな人間です。

 

さて、この2人のどちらが

社会人として成功するでしょう?

 

後者の方が可能性が高いと

思いませんか?

 

何が言いたいかというと、

「こういった金融教育論は、

あまりにも人的資本に対する

自己投資を軽視している」

ということです。

 

金融投資は複利のことを考えれば

もちろん早いうちから行った方が

良いです。

 

ですが、高校生が1年で稼げる

金額と社会人が1年で稼げる

金額はまったく異なります。

 

さらにいえば、

普通のサラリーマンと

そこそこ成功した起業家の稼ぎ

もまったく異なってきます。

 

高校生1年生が複利の力を使って、

毎年10万円投資していったとしても

3年で30万円程度の資産です。

 

これを3%で運用しても、

年間9,000円です。

 

逆に、色んな経験をして

社会人として活躍したとすれば

簡単に年間数百万円、数千万円

の差をつけることができます。

 

だからこそ、

早くから投資を学んで投資を

することで、自己成長の機会

を失ってしまったとしたら、

結果的に資産構築は遅くなる

と考えています。

 

桐生自身も投資教育をまったく

受けてきませんでした。

 

さらにいえばサラリーマンの頃

には仕事と自己投資にお金を

使いまくって貯金ゼロで独立した

ような人間です。

 

ですが、少なくとも今、

そのときにコツコツお金を

貯めていた同僚よりも大きな

資産を築いています。

 

そして、資産が増えていく過程で、

自然と投資についても勉強するよう

になりました。

 

今となっても、その勉強の

タイミングが遅すぎたとは

まったく思っていません。

 

そんなわけで、まとめ。

 

桐生は、世に言われる

「若くから投資教育をしない」

ということは問題ではない

と考えています。

 

むしろ、

「投資原資を築くビジネス

スキルを教育しない」

ことの方が問題だと

考えています。

 

厳しいことを言うようですが、

稼いで「投資の原資」を築け

なければ、複利運用したと

しても雀の涙ですからね。

 

ちなみに、ビジネススキルと

いっても幅広いですが、、、

 

個人的に義務教育にあって

欲しかったと思うのは、

「マーケティング」ですね。

 

もし、あなたがマーケティング

を学んでいないのなら、流行り

の投資手法を学ぶよりも、まず

マーケティングを学ぶことを

オススメします^^

 

桐生 将人

 

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