※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した
内容を再編集して投稿しております。
こんにちは。
桐生将人(きりゅうまさと)です。
先日、大雨が降った日のこと。
いつものように会社に行こう
と思ったら、なんと傘がない
ことに気付きました。
仕方ないので、タクシーで
会社に行くことにしました。
雨が降っていたこともあり、
タクシーも選り好みができず、
1台の個人タクシーを拾うこと
になりました。
運転手の方は、
30代半ばくらいの男性で
つやのある黒髪をオール
バックにしていました。
乗り込んですぐに目に
入ったのは、彼の左腕
でした。
派手めなゴールドのベゼルに
黒のラバーベルト…
そう。
その時計は、高級時計
として有名な「ウブロ」
のビッグバンでした。
タクシーの運転手の方で
ウブロつけてるの初めて見た…
これが最初の感想でした。
で、次に考えたのは、
「個人タクシーで高級時計を
つけられるほど稼いでいる
ということは、きっとすごい
運転手の方なのだろう」
ということでした。
そして、この人のどこに
他の運転手との違いがあるのか
を探し始めました。
———————
・この爽やかな対応がいいのかな?
・よく見ると、芳香剤も安っぽい
ものではないな。
・あ、こっちの道の指示をすべて
言い返している。この気遣いか?
・運転も心なしか丁寧な気がする。
———————
まぁこんな感じです。
で、そんなときにハッと
気付いたのです。
「あれ?なんで自分はこの人の
良いところばかりを見つけよう
としているのだろう?」と。
というのも、
人には良いところも
悪いところもあるわけで、
なぜこの人に関しては、
“その両方を探す”のではなく、
“良いところだけ”を探し始めた
のかを疑問に思ったからです。
そして、それと同時に、
もし、相手の思考を操作して、
「良いところばかりを探して
もらう」ことができるとすれば、
格段に相手に与える印象を良くする
ことができるとも考えました。
そこで、桐生は、なぜ、
今回のタクシーの運転手の方の
良いところを探し始めたのか…
そのきっかけを考えました。
で、もうおわかりだとは
思いますが、それは
「高級時計の存在」
だったということです。
昔からビジネスの世界では、
「時計、靴、小物等は高級品を
持ったほうが良い」と言われる
ことがあります。
論理的ではないことは重々承知
ですが、それにも一定の意味が
あるのだなぁと思った次第です。
だってですよ?
もし、タクシーの運転手の方
の服がビリビリに破けていて、
お風呂に入っていないような
臭いをプンプンさせていたと
したらどう思いますか?
「きっと稼げていないのだろう」
と認識したうえで、
「なぜこの人は稼げないのか」
を考え始めると思うのです。
(そもそも考えもしないかも)
このように考えると、
第一印象として「稼げている」
ことを認識してもらうことは
「良いところを探してもらう」
ためのきっかけになると言える
かもしれません。
では、時計、靴、小物のすべてを
高級にすればいいのかというと…
そんなこともないと考えます。
そもそも、一昔前と違うのは、
そういった高級品に興味がある
人が減ったことでしょう。
その結果、いくら高級品を
身につけていたとしても、
実際は気付いてもらえない
ことが多いと思います。
たとえば、時計であれば、
世界3大時計であるパテック・
フィリップやオーデマ・ピゲの
方が高級なのに、ロレックスが
最高級だと思っている人が
大勢いると思います。
さらにいえば、靴になると、
その微妙な革の上品さがわかる
人は超希少です。
ブランド名が刻印されている
ような靴であればわかりやすい
ですが、そうでなければ、
ほぼわからないです。
たとえば、クラシックな
デザインの高級革靴である
「ジョン・ロブ」を遠目から
みて判断できる人はかなり
少ないと思います。
ではどうすればいいか?
個人的な意見ですが、
まず、バッグを高級にすると
良いと考えます。
それは単純な理由で、
「面積が大きい」からです。
考えてみてください。
どれか1つを高級品にするとして…
・時計
・靴
・ベルト
・財布
・バッグ
これらの中で最も面積が大きく、
さらに常に外に出ているものは
何だと思いますか?
それはバッグですよね。
で、もし、バッグを高級品に
するのであれば、なるべく
わかりやすいブランドにする
と良いです。
そうすることで、
「高級なバッグを持っている
ということは、あのシンプルな
革靴も高級なあのブランドの
ものかもしれない」
と、勝手に相手の思考が
良い方向へと進み始める
からです。
逆に言えば、
どんなに高級な財布をバッグ
の中に忍ばせていたとしても、
最初に目に入ったバッグ自体が
ボロボロであれば、
「財布は偽物ではないか?」
と思われることもあるかも
しれません^^;
ということで、今回は、
最初に目に触れるものによって、
思考の方向性が変わるということ
の教訓でした。
さて、そんなことを考えながら、
タクシーがようやく事務所に到着
しました。
で、領収書をもらうときに
気付きました。
運転手さんの時計は、
ウブロではなく、
G-SHOCKでした…。笑
(一応検索したらG-SHOCKの
高級バージョンでした!)
桐生 将人
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