MENSAの思考

強く願うと叶わない理由

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

夢を叶えたいなら、

 

その夢を紙に書こう!

毎日それを読み上げよう!

 

こんな話をよく聞きますよね。

 

そうでなくても、

「夢は強く願えば叶う」

ということはよく耳に

するかもしれません。

(特にオリンピック関連の放送が

多かったのでなおさら^^;)

 

ですが、、、

 

実際のところ、

「夢は強く願えば願うほど

叶わなくなってしまう」

かもしれません。

 

こんな話があります。

 

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<以下、引用>

ニューヨーク大学の心理学者

ガブリエル・エッティンゲンは、

欲しいものを夢に思い描くだけ

で実現の可能性が高まるかどうか

を確かめるために、成績でAを

もらうことをイメージした学生

(実験群)と、試験とは無関係な

ことを思い浮かべた学生(対照群)

を比較してみた。

すると、よい成績を「強く願った」

学生は、常識とは逆に、なにも

願わなかった対照群の学生よりも

成績が悪かった。

 

<中 略>

 

なぜこんなことになるか

というと、ヒトの脳はフィクション

と現実を見分けることが不得意で、

夢の実現を強く願うと、脳はすでに

望みのものを手に入れたと勘違いして、

努力するかわりにリラックスして

しまうからのようだ。

 

―引用(No.1582-1590):『スピリチュアルズ 「わたし」の謎』著:橘玲、出版:幻冬舎 (2021/6/23)

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「良い成績を取る!」と

考えていると、すでにそう

なっていると勘違いする…

 

うーん…

 

何ともお粗末な話ですね^^;

 

とはいえ、これはあながち

間違っているとも言えません。

 

これは以前からもお伝えして

いる「理想的な現状」の話と

似ています。

 

要は、脳の恒常性機能が

「自分は良い成績を取るんだ!

と願っている今の自分」

をキープしようとする

ということですね。

 

どちらにせよ重要なのは、

「○○になりたい」と

強く願っても叶わないと

いうことです。

 

ではどうするかというと、

なにかを願うのではなく、

脳の思い違いを利用する

ということです。

 

具体的には、脳に

「○○になっている」

と信じ込ませるのです。

 

その結果、”なっている”と

脳が認識したことと、現実

にはギャップが生まれます。

 

脳は、これをなんとか

埋めようとして動き始める

ということです。

 

願うのではなく、

信じ込ませる。

 

これが脳との良いお付き合い

の方法ってことですね^^

 

桐生 将人

 

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