人事労務

英語が話せる人と英語とドイツ語が話せる人のどちらの給与が高くなる?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

タイトルからいきなり質問です。

 

さて、あなたが英会話スクールを

経営していたとして、どちらの人

の給与が高くなるか考えてみて

ください。

 

正解は、、、

 

、、、、、、

 

、、、、、、、、

 

「雇用システムで変わる」

 

です。

 

なんだそれ…?

と思うかもしれませんね^^;

 

ちなみに多くの方は、

「英語とドイツ語を話せる人

の方が給与が高い」

と答えたかもしれません。

 

それはなぜかというと、

「英語が話せる人」よりも

「英語とドイツ語が話せる人」

の方が能力が高いと考えた

からだと思います。

 

これは日本に広く根付いた

「職能主義」に基づく雇用

システムの典型的な考え方です。

 

要は、能力が高い人に

たくさんの給与が払われる

という考え方ですね。

 

では、日本以外(欧米)では

彼らの給与をどのように考えるか?

 

その答えは、

「彼らの給与は同じになる」

となります。

 

では、なぜ彼らの給与は同じ

になってしまうのか?

 

それは、欧米の雇用システム

においては「職務主義」が

取られているからです。

 

具体的にいうと、

欧米における雇用システムでは、

人の能力(職能)ではなく、

「英語を教える」という仕事(職務)

に対する給与が決まっています。

 

その結果、

「英語を話せる人」だろうと

「英語とドイツ語を話せる人」

だろうと、同じ仕事をするなら、

同じ給与しか払われないという

ことになるわけです。

 

言われてみれば当たり前の話で、

「英語を教える」という仕事に

「ドイツ語が話せる」という能力は

まったく関係のない話であって、

そこで給与が変わるのは不合理な

話ですからね。

 

で、実は、この「職務主義」こそが、

最近巷でよく聞くようになった

「ジョブ型雇用」というものです。

 

最近になって言葉をよく耳にする

ようになったので、書籍を読んで

学んでみたのですが…

 

結構興味深い内容でした。

 

しかも、この「ジョブ型雇用」は、

YouTube等でもよく耳にしていたので、

「労働者有利」の制度だと思っていた

のですが、、、

 

実は

「経営者こそ知っておくべき内容」

でした。

 

ということで、これからしばらく

「ジョブ型雇用」とそれに関連した

人事制度と社員教育についてお伝え

していきたいと思います。

 

一緒に学びを深めていきましょう^^

 

桐生 将人

参考図書:『人事の組み立て~脱日本型雇用のトリセツ~欧米のモノマネをしようとして全く違うものになり続けた日本の人事制度』著:海老原 嗣生、出版:日経BP (2021/4/1)

 

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