MENSAの思考

浪費癖は生まれつき

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

「浪費癖を直したい」とか

「倹約できるようになりたい」

と思ったことはありますか?

 

そもそもこの金銭感覚という

ものはどのようにして自分の

中に作られるかを考えたこと

はありますか?

 

なんとなく、お金を稼ぐと

浪費癖がついてしまい、

お金がないと倹約癖がつく

とか思うかもしれません。

(もしくはその逆?)

 

ですが、実は、この金銭感覚

というものは、環境や収入等に

相関はあまり見られないことが

わかっています。

 

では何に相関があるかというと、

一応、その人の人間としての特性

には多少の相関が見られるという

ことがわかっています。

 

で、ここからわかるのは、

「金銭感覚はある程度

生まれつき決まっている」

ということです。

 

なんか少しフワッとして

いますが、どちらにせよ

「浪費癖を直したい」という

人は環境に頼らずに主体的に

対策を練らないといけない

ということです。

 

ということで、今回は、

浪費癖対策になる2つの方法を

お伝えしたいと思います。

 

1つは、クレカ対策です。

 

最近はキャッシュレス決済が

多くなっているので少し様子は

変わっているかもしれませんが…

 

過去の実験データ等によれば、

現金とクレカではモノに対して

支払っても良いと考える金額が

2倍以上になったというデータが

あります。

 

さらに、クレカが使われる

ようになってからある国では

個人債務が3倍以上になった

という話もあります。

 

ということで、浪費対策の

1つ目は「クレカを使わない」

ということです。

 

ほとんどクレカが使われなかった

時代には、バーでお酒を飲んでいる

ときに現金が1万円しかなければ

その現金が尽きるときに

「最後の1杯」が決まったわけです。

 

ですが、クレカを持っていれば、

「最後の1杯」は限度額までに

なるわけですからね^^;

 

こういった単純な話においても、

クレカの怖さがわかります。

 

とはいえ、時代はキャッシュレス

決済ですから、クレカなしの生活は

さすがに不便かもしれません。

 

そういう人は、クレカで支払いを

するときに「銀行のATMから同額を

下ろして支払うことをイメージする

ようにする」という方法も地味に

有効とのことです。

 

これならすぐできそうですね。

 

2つ目の対策は、相対思考を回避

することです。

 

これは以前にも何度かお伝えした

ことがありますが、人間は心理的

に実額ではなくパーセンテージで

金額の判断をしてしまいます。

 

これを「相対思考」と言います。

 

この相対思考はしっかりと意識を

しておかないとついつい無駄な

出費をすることになってしまいます。

 

たとえば、

近くのスーパーで卵が

200円で売っていたとして、

10分歩いた先のスーパーで

同じ卵が50円で売っている

ことがわかったとします。

 

多くの人は、先のスーパーまで

歩くかもしれません。

 

ですが、

近くの車屋さんで車が100万円で

売っていたとして、10分歩いた

先の車屋さんで同じ車が150円安い

金額で売っていることがわかった

とします。

 

この場合は多くの人が10分歩く

ことはしないと思います。

 

同じ金額なのに、魅力を感じる

ものと感じないものがあるのは、

パーセンテージが違うからです。

 

前者は75%の割引、

後者は0.015%の割引です。

 

これが相対思考の罠です。

 

ですが、実額を考えれば

同じ150円オフなわけですから、

この思考回避をしないと

無駄な出費をする可能性が

あるということです。

 

ということで2つ目は、

パーセンテージではなく

「実額を意識することで、

相対思考を回避しよう」

ということです。

 

ということで、今回は、

浪費癖がある人のための

対策法を2つお伝えしました。

 

「浪費癖は生まれつき

だから…」なんて諦めないで、

それを受け入れた上で対策を

練っていきましょう^^

 

桐生 将人

 

―参考『MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』著:クラウディア・ハモンド、出版:あさ出版 (2017/6/22)

 

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