人事労務

計画的付与活用のために「掃除の日」を作る

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前、計画的付与を使って有給休暇を

消化させる方法をお伝えしました。

 

具体的には、今まで休みにしていた

年末年始や夏季休暇といった「休暇制度」を

廃止して有給休暇を当て込むということですね。

 

今回はこの方法を有効活用するために

知っておくべきことをお伝えします。

 

それは、

「年末年始や夏季休暇が

会社の休業日の場合には

この手法は使えない」

ということです。

 

どういうことかというと、

有給休暇はその特性上、

「本来働く日を有給休暇と

取り換える」

というものです。

 

つまり、

「もともと会社が休みで働けない日は

有給休暇とは取り換えられない」

ということです。

 

社長がいなくても会社が動くタイプの

会社の場合は、これは問題になりません。

 

ただ、クリニックのように医師がいないと

通常営業が回らないようなビジネスにおいては、

「会社営業日=理事長出社が必須」となって

しまっていることが多いです。

 

この場合、有給休暇を当て込むためには、

理事長が年がら年中出社しなければならないので

現実的な方法ではありませんよね。

 

そこで、こういうビジネスの場合、

オススメなのは、

「掃除の日」や「受付の日」を

作るということですね。

 

たとえば、12/29~1/4については、

「医師は出社しないので診察はないけれど、

掃除をしたり、事務の整理をしたり、

予約を受け付ける仕事の日ですよ」

と定義します。

 

そうすると、12/29~1/4に理事長は

出社しなくても、これらは「仕事の日」と

定義できるので有給休暇を当て込むことが

できるようになります。

 

大切なのは、法律で要請されるカタチを

作り、その理由を組み立てておくという

ことですね。

 

桐生 将人

 

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