MENSAの思考

「資産になりますから」という嘘

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

以前に車を無性に購入したくなり、

あるディーラーに行ったときのことです。

(ちなみに車自体の購入は今も

なお延期中です…^^;)

 

そのディーラーの担当者はしきりに

こんなことを言うのです。

 

「うちの車は全然値落ちしませんから

資産価値もあります!」

 

で、具体的に2年後の価格を聞いてみました。

すると、1,000万円の車が800万円になるとの

ことでした。

※すみません。正確な数字は忘れましたので、

仮の数字です^^;

 

つまり、2年車を使っても、

まだ800万円で売れるということです。

 

これってリセールバリューとしては

驚異的だそうです。

 

…で、これって本当に資産と

言えるのでしょうか…?

 

もちろん「資産」の定義の話に

なってくるので、この人にとっては

「資産」なのかもしれません。

 

ですが、少なくとも桐生にとっては

「資産」とは言いづらいです。

 

というのも、桐生にとっての資産の定義は、

「時間の経過によって増えるもの」だからです。

 

つまり、この車はいくらリセールバリュー

が良いとしても、僕にとっては資産とは

言えません。

 

このように考えた場合、

車の購入等において、

「資産になるから」という提案は

資産の前提を定義しないのであれば

論理的に破綻しています。

 

逆に、このディーラーの担当者が、

「2年経っても価値がゼロにならないものを

資産とした場合、この車は資産価値があります」

というのであれば問題ありません。

 

ただ、物価を考えない前提において、

現金であれば減らないのに、

現金を車に変更することで

価値が毎年10%単位で減っていくのであれば

それは負の資産としか思えないのですが、

どうでしょう…?

 

ちなみに、この話は、

「車を買うべきではない」

ということではありません。

 

車等の「増える資産」ではないものに

関しては、資産価値等を考えずに、

好きなものを買うのが一番!

と言いたかっただけです。笑

 

変に「リセールバリューが悪いから、

この車はやめよう…」なんて考えないで、

どうせどれを買ったって価値が減る資産

なんだから好きなのものを買おう!

ってのが一番です。

 

ちなみに、モノの購入においては、

大体この理論が当てはまります。

 

たとえば、資産価値が残るから、

 

・本当はフランクミュラーが欲しいけど、

ロレックス買っておこうとか、

・本当はディオールのバッグが欲しいけど、

シャネルの定番を買っておこうとか、

・本当はベンツの2シーターが欲しいけど、

ゲレンデにしておこうとか

(わからない方…すみません^^;)

 

そういう選択肢をとること自体が

論理的に破綻しています。

 

なぜなら、資産の下落率を考えて、

選択を歪めるのであれば、

そもそも買わない方が資産は残るのですから、

「買う」という選択肢自体を

見直すべきだからです。

 

モノは大体のものが時の経過で

価値が下落します。

 

それなら、本当に自分が好きなものを

買った方がいいですよね。

 

…と、自分に言い聞かせてます。笑

 

※最新の情報はメルマガで配信しています。

登録は下記からお願いいたします。

▼今すぐクリック▼