士業の選び方

ミシュラン3つ星の料理店で感動したこと

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日、ミシュラン3つ星の和食店で

会食をした際に、感動したことが

ありました。

 

それはなにかというと…

 

「ワインがちゃんと冷えていた」

ということです。

 

…どういうこと?

 

そんなの当たり前じゃない?

 

そう思いますよね^^;

 

ただ、そう思ったのは、

最近「当たり前」のレベルが

低い飲食店が増えたと感じて

いるからです。

 

たとえば、ここ1ヶ月の間にも

こんなことがありました。

 

・グラスシャンパンでも提供

されているそのお店で定番の

シャンパンをボトルで頼んだ

ところ、冷えていなかった。

お店の人から、「ぬるいので

冷やしてから出します」と言われて、

待ち続けた結果、結局、食事の

終盤にでてきた。

(乾杯用だったのに^^;)

・ワインリストのメニューを見て

お店に入ったところ、そのワイン

の在庫がなかった。

たまたまだと思って、もう1度

伺ったところ、今度はワインリスト

に載っているワインが10個中9個

置いていないことがわかった。

(何ならハウスワインしかなかった)

・某有名なフレンチに会食に行った

際に、ソムリエの方にワインリストに

載っているワインを質問したところ、

「飲んだことがないからわからない

ので、仕入れているオーナーに聞いて

きます」と言われて、その後、

「オーナーも飲んだことがないそうです」

と言われた。

(飲んだことないワインをお客に

勧められるのだろうか…?)

 

これ、やばくないですか?^^;

 

ちなみに、すべて安いお店ではないです。

 

客単価1万円以上のお店です。

 

ファミレスでそういうことが

あったという話ではないのです。

 

以前に、高級料理店の配膳係の人の

対応がひどかった話をしたことが

ありますが、なんか本当に「当たり前」

のレベルが低くなったと感じます。

 

冷たいものは冷たいうちに、

温かいものは温かいうちに出す。

 

サーブする料理やお酒の説明が

できる。

 

これって、高い安いに関係なく、

どんな飲食店でも「当たり前」の

ことだと思うのですが…。

(高いお店なら尚更ですよね)

 

まぁ、色々な事情があるのかも

しれませんけども…。

 

で、客単価1万円くらいの

「そこそこ高級店」が

こんな状態だから、

客単価3万円を超えるような

冒頭のミシュラン3つ星店は

コロナ下でも相変わらずの

大混雑なのかもしれません。

 

「当たり前のことが

当たり前にできる」ということは、

それ自体で評価が上がるわけ

ではありません。

 

ですが、今回のように、

周囲のお店のレベルが低下すると

相対的に評価を高めてくれる

優良な投資のようなものと言える

のかもしれません。

 

ちなみに、桐生の周りでは、

飲食店以外でもこういったことが

起きています。

 

たとえば、税理士。

 

最近、ある社長から自社の

顧問税理士についてこんな

愚痴を受けました。

 

・毎月給与計算をして、明細データを

送る契約をしているのに、急に送られ

なくなって、数ヶ月放置されている

・毎月訪問する約束をしていたのに、

ある時期を境に訪問がない

・毎月試算表を送る約束をしていたのに、

数カ月間経っても1度も送られていない

・約束していた提出期限を平気で破り、

事前に間に合わないことを連絡してこない

 

…これって、まさに、「当たり前」の

ことができていないと思いませんか?^^;

 

じゃあ、この「当たり前」ができない

税理士が全然売れていなくて、食えない

税理士かというと…そんなことないです。

 

その税理士のホームページを検索して

見てみたのですが、なんと従業員が4名

いて、独立して3年以上生き残っている

ことがわかりました。

 

“自宅開業1人税理士”とかではないのです。

 

これって、おそらく業界全体の

「当たり前」のレベルが下がっている

からだと思います。

 

普通に考えれば(桐生の普通です)、

先の税理士に対する不満が出ること

自体が異常です。

 

たとえば、

社労士の業務で捉え直せば、

 

・給与計算の契約をしているなら、

毎月期日までに完了する

・毎月訪問の契約をしているなら、

毎月訪問する

・手続きの契約をしているなら、

速やかにその業務を対応する

・期限が間に合わないときは、

どんなに遅くとも前日までには

その旨を連絡する

 

ということなんて、できて

「当たり前」です。

 

スタートラインに立つレベル…

よりも前くらいのレベルです^^;

 

ですが、最近の士業はこの「当たり前」

のことすらできていないわけです。

 

現在は、あらゆる業界で二極化が

進んでいます。

 

これからも、

 

「当たり前」のレベルが低い

中途半端な層は勝手に評価を落として、

 

「当たり前」のことが当たり前に

できるトップ層は勝手に評価を上げて、

 

差がどんどん広がっていくのかも

しれません。

 

桐生自身も、社労士業界における

トップ層でいられるように、こう

いった人たちを反面教師にして、

自分にとっての「当たり前」のレベル

を引き上げていこうと思います!

 

桐生 将人

 

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

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