士業の選び方

成果報酬50%くらい払ったら?

※本ブログは桐生が過去にメルマガで配信した

内容を再編集して投稿しております。

 

こんにちは。

桐生将人(きりゅうまさと)です。

 

先日、補助金の専門家と

お話しをしていたときの話です。

 

彼は大変優秀なので、

自分が役員をしている会社の

補助金申請を頼もうと思った

のですが、あまり乗り気では

ないようでした。

 

「ぶっちゃけて言うと

あまりやりたくない?」

と聞いたら、その答えは

「Yes」でした^^;

 

まぁ気持ちはわかります。

 

桐生も助成金なんてまったく

やりたい仕事ではないですから。

 

この助成金や補助金という

ビジネスは、いまだに成果

報酬が基本となっています。

 

そして、報酬の相場は

20%程度となっています。

 

ですが、その報酬額は、

労力やリスクとまったく

釣り合っていません。

 

ですから、経営者側は

「やって欲しい」と

思っていても、士業側は

「やりたくない」と

思っていることが多いの

ですよね。

 

ここで不思議なのは、

経営者側の需要が大きくて、

士業側の供給が少ないなら、

なぜ経営者側はもっとお金を

支払おうとしないのかという

ことです。

 

助成金は、申請しなければ

もらえないお金なわけですから、

いわゆる”ゼロイチの価値”が

あるものと言えます。

 

ということは、極端な話、

成果報酬100%(税込)未満で

あれば、会社に利益があると

言えます。

 

たとえば、成果報酬50%と

すれば喜んで対応する士業は

少なからずいる気がします。

 

ですが、多くの経営者は、

助成金の報酬の相場観に縛られて

20%を超える報酬を「高い」と

判断することが多いです。

 

当然ながら、顧客に困っていない

優秀な社労士が20%の成果報酬で

スポットの助成金業務を請け負う

可能性は低いです。

 

その結果、彼らは、低価格を

売りにする「助成金専門会社」

等に依頼することになります。

 

もちろん、それ自体を否定する

わけではないのですが、注意して

おきたいのは、こういった会社の

仕組みです。

 

助成金専門会社は、助成金を

取れなければ自社の売上に

なりません。

 

だからこそ、なんとしてでも

助成金を受給しようとします。

 

つまり、短期的・長期的に

かわわらず、あなたの会社

に負荷がかかる内容でも、

とにかく助成金を取ろうと

するということです。

 

たとえば、よくあるのは、

 

・助成金を取るために規程を

無理やり変更してしまう

・助成金を取るために事実を

捏造・改竄してしまう

・長い目で見れば損するような

制度や昇給を一時的な助成金

のために行ってしまう

 

といったことです。

 

そして、経営者はそのことに

気付かないまま、一時的な

助成金の入金に喜んでいる

わけです…。

 

個人的には、50%の報酬を

提示されても助成金の業務は

対応したくないですが、、、

(これは本当に個人的な

スタンスの話ですが^^;)

 

助成金の成果報酬にブーブー

言うような経営者を見ると、

「もっと報酬額を増やせば、

優秀な士業に対応してもらえる

かもしれないのに…」

といつも思ってしまいます。

 

ちなみに、桐生自身は、現在、

報酬額を増やす方向ではなく、

顧問契約の範囲内でクライアント

自身が申請できるようにサポート

する方向にシフトしています。

 

こっちの方が、クライアントは

助成金の全額をもらえますし、

桐生自身もやりたくない業務を

やらなくて済みますからね。

 

WIN-WINなわけです。

 

ということで、

助成金を思うように活用できて

いないと考えている経営者の方は、

中途半端に成果報酬20%を払う

のではなく、自分で申請して

全部もらうか、50%くらい払って

しっかり対応してもらうかの

どちらかに極端に振ってみては

いかがでしょう?

 

きっと受給額も活用できる助成金

の数も変わるはずです^^

(ただ、残念ながら、最近は、

活用しやすい助成金があまり

多くないのですよね…)

 

桐生 将人

 

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